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重大発表!2022年、RAKU-GO-LABO&「つながり寄席」、広島での寄席演芸プロジェクト、いよいよ始動!

少し間が空いてしまいましたが、前回の記事投稿から今日までの約一ヶ月半の間も、江戸表にて、40公演以上の落語会や寄席に足を運びました。相変わらず、新型ウィルス懸念はありますが、帰広後すぐにPCR検査をしたところ「陰性」✌️。自宅と公演会場の行き来以外の外出はほとんどしていなかったので、落語会や寄席自体にはリスクは非常に低いと実感しています。それもそのはず、落語界の芸人さんはお爺ちゃんが多い!そして、楽屋の世話をするの孫ほど歳の違う若い前座さん。それはそれは、気をつけているわけです。

一昨年辺りから、広島での落語会開催を考えていたのですが、「コロナでどうなるか分からない」「東京から芸人さんを呼んでも、広島の人は集まらない」などという声がありました。確かに当時は、広島だけでなく地方都市では、東京からの演者を警戒する向きがありました。新宿の小劇場のクラスターも取り沙汰されましたが、私がやろうとしているイベントは、客層も内容も公演形態も違います。とはいえ、それを言葉で説いたところで、相手の不安や懸念を拭い去れるものではありません。

今や常識となった、基本的な感染対策を各自取った上で、安心して参加できるイベント。日常とは違う物語の世界で想像力を働かせることで、脳を日々の不安から解放し、笑って免疫力をあげることで、元気になってもらえる場所。落語会がそのひとつであることを、自分で確認しよう!という大義名分で、せっせと通っておりました。

その結果、はい、おかげ様でとても元気です💪。足の骨折という厳しい試練もありましたが、それを乗り越えられたのも、落語のおかげ。折れそうな心が何度も笑いで癒され、ギプス除去後はリハビリの一環として歩くモチベーションを上げてくれました。さらに、コロナ禍後、500回以上落語会に行っていて、コロナ感染もなし✌️。

そんなわけで、満を辞しての年明け重大発表!
…の前に、「RAKU-GO-LABO」と「つながり寄席」について、簡単に説明します。

「つながり寄席」は、お席亭(寄席を運営・経営する人)の天野氏が2014年からスタートされました。”落語を通じて、ヒトとヒト、ヒトと文化、そして笑顔をつなぎたい”という想いで設立。寄席文化の普及のために、定席寄席(定期的に寄席の開催される施設や機関)のない地方での寄席や落語会の開催を続けています。

2020年、コロナで公演自粛になった時に、真っ先に落語の配信を始めたのが、橘家文蔵師匠の「文蔵組落語会」。これがご縁で三代目橘家文蔵組に加入。この組の事務局が「つながり寄席」の天野氏でした。

私も以前、フラメンコをスペインから日本に紹介するに当たって、薔薇をくわえてオーレ!的なダンス」といういわゆるフラメンコの「イメージ」ではなく、”今”の”本場”のフラメンコに生で触れてもらえる機会を作りたい。もっと身近な音楽、文化として知ってもらいたい。そして、スペインと日本、アーティストとファンを繋ぎたいと思い、「FLAMENCOLABO」として、16年間様々な活動をしてきました。

落語も、一般的に、ちょっと小難しいという「イメージ」で敬遠されがち。実際、私もそう思っていました。ところが、ちゃんと出会ってみると、今の自分たちの世代が楽しめる落語というのがあったのです。「えー!こんなに面白いもんがあったんじゃ!」
その落語の楽しさを一番実感したのは、寄席でした。目の前に噺家さんが出てきて、その日のマクラ(噺の本編の前のお喋り)に共感し、そこからの落語。色物さんも混じえ、次々と出てくる演者が、前後の演目やその場にいるお客さんを見て、演目を決めてバトンを渡していく流れが、なんとも楽しかったのです。

「地元広島でも、今の落語を知ってもらいたい。笑う場を増やしたい。寄席をみんなと楽しみたい!」

「寄席」というのは、落語・講談・漫才・浪曲・奇術・音曲などの大衆芸能を興行する演芸場。つまり、複数の芸人さんのチームプレイです。とても、私のような落語界の年浅の者がマネージできることではありません。とは言え、誰かがやってくれるのを待つよりも、せっかく広島に帰ってきたんだから、地元の私が動いて寄席をやりたい!という気持ちで「つながり寄席」の天野氏に相談しました。そこで改めて「つながり寄席」について伺い、出演している噺家さん達のラインナップもコンセプトも、私が呼びたい人、やりたいことと一致していることを確認。是非とも広島で「つながり寄席」の興行をして欲しい!となり、広島で開催する「広島つながり寄席」を実現しようということになったわけです。

一方、「RAKU-GO-LABO」は、「広島つながり寄席」の私(坂倉)が、個人として発信する際や「つながり寄席番外編」として、広島で落語会の開催や手配をする際の屋号です。「つながり寄席」「広島つながり寄席」そして、RAKU-GO-LABOの広島での落語会「RAKU-GO-三道楽(さんどら)」について。そして、江戸での落語探訪など、今までのライター歴を活かして、発信していこうと思っています。2005年からの「FLAMENCOLABO」の兄弟分としてお見知り置き願います。

はい!ようやく告知です。
もう「来年のことを言うと鬼が笑う」とは言わせません。😁
第一弾は、寄席ではなく落語会「RAKU-GO-三道楽(さんどら)」の開催です。

 今年4月、落語協会所属の落語家、三遊亭わん丈さんを広島にお迎えします!

RAKU-GO-LABO presents
〜 広島つながり寄席番外編〜
第1回 RAKU-GO-三道楽(さんどら)
            「昼下がりのわん丈」
“人気の江戸落語家とプライベートサロンで昼下がりのひとときを”

日時:2022年4月13日(水)12:45開場 13:15開演 (約2時間の予定)
 出演 : 三遊亭わん丈(落語協会所属)
木戸銭 : 前売3000円 当日3500円 和服特典あり(粗品進呈)* 全席自由 
(* 感染対策のため金銭のやりとりを減らすため変更しました)
会場:Le・Reve八丁堀 〒730-0013 広島県広島市中区八丁堀1−8 エイトビル2階 
プログラム:落語 三遊亭圓朝作『怪談牡丹燈籠』より
 「お露新三郎」〜「お札はがし」 / その他(演目は当日のお楽しみ)  

そして、同日に早くも第2回!😁

第2回 RAKU-GO-三道楽(さんどら)
         「天空の落語会 & Jazz Night 〜三遊亭わん丈(落語家)・Tamie(ヴォーカリスト) 二人会」
 “落語とジャズ。時空を超えたクロスカルチャーを楽しむ大人の夜”

日時:2022年4月13日(水) 18:10開場 18:30開演 
会場:ライブジューク 広島市中区中町8-18 クリスタルプラザ19F
前売4100円(3500円 + 1ドリンク代600円)
当日4600円(4000円 + 1ドリンク代600円)
全席自由
 18:30 オープニングトーク
 18:45 <ラクゴの時間 三遊亭わん丈> 
              三遊亭圓朝作『怪談牡丹燈籠』より
                       「お露新三郎」〜「お札はがし」
              その他 古典か自作落語を1〜2席
   20:40 <ジャズの時間 Tamie > 
             Tamie (vo) 藤井政美(sax) 岸本優子(pf)
                                  山本 優一郎(b) 吉岡洋充(dr)

それぞれの公演について、チラシ、申し込み方法などの詳細は、これからどんどん発表します。

でも、待ちきれない!もう予約したい!という方は、RAKU-GO-LABO(rakugolabo@gmail.com)までメールでご連絡ください。

今回、広島に迎える三遊亭わん丈さんは、古典落語も自作の創作落語もできる数少ない落語家の一人。現在、二ツ目(落語界では、見習い→前座→二ツ目→真打と上がっていきます。)ですが、実力、人気とも真打に見劣りしない輝きを持っていると、RAKU-GO-LABOが自信を持ってセレクトした落語家さんです。(公式ホームページは、こちら。)

寄席や落語会だけでなく、落語を初めて聴く人向けに、音声配信ツールstand.fm(スタンドエフエム)内の、スタンドわん丈「わん丈のサンドラ煩悩」という番組を毎週配信したり、「笑点」の若手大喜利やTBS「落語研究会」にも出演しています。そんな売れっ子が、快く広島に来てくれるのも「つながり寄席」の繋がりのおかげです🙏

年明け直近では、1月4日から自作落語が東京新聞チャンネルで公開されるようです。わん丈さんについては、これからこのページでもご紹介していきます。

そして、地元のジャズアーティストとの共演も実現!いずれの会場も、お客様は椅子席でお楽しみいただけますので、足の辛い方も気にせずお運びください。

そして、最後にさらにビッグなお知らせ!
「つながり寄席」初の広島市開催。つまり「第一回 広島つながり寄席」の開催が決定しました!初回から参加して、是非、寄席のご常連さんになってください。

2022年07月10日(日)
文蔵・きく麿・兼好三人会~第1回広島つながり寄席~
開演時間:15:30  会場:ゲバントホール
出演者:橘家文蔵・林家きく麿・三遊亭兼好・橘家文太・林家正楽(紙切り)・ストレート松浦(ジャグリング)

では、次回以降からのこちらの情報もお楽しみに!

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