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【立川流一門会2022】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山美奈子です。
 
8月31日は末廣亭の余一会で立川流一門会
 
『余一会とは?』
寄席は1日から30日まで興行します。
月末の31日の1日のみ、通常の寄席とは違う特別プログラムで興行を打ちます。
それを余一会といいます。
 
2階席も開いて、立ち見もでてもうそれだけでご機嫌になる。


 
★笑王丸 子ほめ
途中から入場したのでコメントせず。
 
★雲水 宗論
一門で唯一関西の言葉を使う雲水師匠は言葉に勢いがある。家の商売を仏具屋にしている。
 
★生志 マサコ(春風亭昇太作)
記念にと客席と自撮りをする。最初の「暑いー!」のセリフと高座にひっくり返るように横になるのが昇太師匠から教わったのだとわかる。「田ノ下」という人物が出てくるがこれは昇太師匠の苗字。
 
★談春 宮戸川(お花半七馴れ初め)
独演会の王様はショートプログラムが苦手。持ち時間20分だからね。お花半七馴れ初めは二人よりおじさん夫婦の会話を膨らませ、二人が二階に上がったまでで終わる。おじさん夫婦の会話だけ聞いていたいくらいおもしろかった!
 
★談四楼 一回こっくり
談四楼師匠の創作。お盆が出てくるので夏の噺。職人の会話のテンポが小気味いいだけでなく、夫婦の心の通い合った会話も心地いい。世話好きのおばさんがところどころに出てきてスパイスになっている。
 
★志の輔 はんどたおる
去年の余一会はアクリル板があったが今年はないと変化を見逃さない師匠。「疲れて当たり前」のセリフに実感。みんながんばってるもんねぇ。よくある〇〇円買うと〇〇がもらえるのワナ。変にもったいないと思う気持ち。損したくない心理。〇〇だと思ってとすり替えて、罪悪感を減らし物を買う。みんな「買う」にOKが欲しい。お得、キャンペーンに財布のひもを緩ませる。そんな夫婦の会話はかみ合わない。互いに一致しているのは「私の伝えたいことは相手には理解できない」買わないのが一番の節約。
 
★談之助 寄席春秋
人形町末広、昔の池袋演芸場などの想い出話。それらを知らない人たちが多くなってもこういう寄席があったんだよと歴史を語ることが大切。
 
★龍志 家見舞い
兄ぃの引っ越し祝いをしたいが銭がない。一銭で水瓶を買うがそいつは….。水瓶の水から、冷ややっこ、おひたし、ご飯を炊く、水とでてくるが飲めやしない。よくあんなもの祝いに持って行ったもんだ。後でどうなるか考えないで行動を起こす落語国の住人。龍志師匠の口調が最高。
 
★さこみちよ 江戸の唄
ぜん馬師匠のおかみさん。ぜん馬師匠は退院されたと聞きほっとする。
 
★里う馬 お化け長屋
トリは惣領弟子が勤めるのは立川流の習い?長屋の古狸の杢兵衛が少しとぼけて、少し抜け目がないところがらしくていい。会話は中身がなくても威勢のいい奴が勝つという見本。
 
立川流は層が厚くて充実した力量がある。一門会では特にそれを実感する。あっという間でした。来年も来よう。ビバ!立川流!

10月に落語会開催します!

「Forever前田五郎~快楽亭ブラック毒演会」

2022年10月17日(月)

18時開場 18時30分開演 

お江戸両国亭

前売 2,500円/当日3,000円

当日受付で、お名前をおっしゃって現金でお支払いください。

ぜひお遊びにいらしてください。

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