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『ドリアン・グレイの肖像』の真相

あえて権威主義的な言い方をすると、大学教授も務めていた作家の『ナボコフの文学講義』で講じられている解読方法に従って『ドリアン・グレイの肖像』を読み解けるという仮説については下記の記事に書きました。 あとはじっくり序文を読めば、『ドリアン・グレイの肖像』にオスカー・ワイルドが書いたことが分かります。最初にネタばらしがあるなんて、なんて親切なんでしょう! 初版本を読み間違える人が多すぎたせいで加筆したらしいですが。 機械翻訳でも分かるレベルですし、本編読んだことなくてもWik

    • 『ドリアン・グレイの肖像』の序文には解読方法が書かれています

      「すべての芸術はまったく役に立たない」で終わる『ドリアン・グレイの肖像』の序文は一見すると非常にナンセンスです。 この序文はオスカー・ワイルドの芸術論でもなければ皮肉でもありません。『ドリアン・グレイの肖像』の真相を読むための解読方法になっています……という仮説です。(でも序文を読むだけで真相が分かるので合ってると思う。少なくとも1890年版(初版)のテクストでは) なお、この記事での解読方法は天才🐾文学探偵犬さんの下記の記事と『ナボコフの文学講義』を参考にしています。

    『ドリアン・グレイの肖像』の真相

    • 『ドリアン・グレイの肖像』の序文には解読方法が書かれています