オンライン授業の始め方(2):生徒の準備編
前回の記事はこちらをご覧ください。
今回は生徒の準備編です。
生徒に必要なもの
生徒に必要なものは以下です。
・教材
・パソコン、スマートフォン、タブレットなどウェブ会議、教育用チャットルームに接続できる端末
順に書いていきます。
〇教材
普段の授業で一番多い困りごとは忘れ物です。私の教室であればロボットを組み立てる際の部品がない、ということです。習字教室であれば墨がない、筆を忘れた、半紙がない、塾であれば鉛筆を忘れた、ノートを忘れた、ピアノ教室であれば楽譜を忘れたなど。
対面であれば、すぐに対応できますがオンラインではこちらから助けることは全くできません。保護者の皆さんに教材を揃えるようによくお願いしておきましょう。
〇パソコン、スマートフォン、タブレットなどウェブ会議、教育用チャットルームに接続できる端末
どのお家にもあると思いますが、意外と盲点なのが「ネット回線の契約をしていない」というケース。若い人ほどスマートフォンで済ませていてネット回線の契約をしていません。この際ですからインターネット回線の契約をしてもらうのが一番いいと思います。
・パソコンには何が必要か
最低限、マイクとスピーカーは必要です。ウェブカメラはあれば良いですが、なければなくても構いません。ただし、これは習い事の種類にもよると思います。ピアノ教室などではウェブカメラがないと難しいでしょう。ない場合は購入しましょう。1,000円台のもので十分です。
Zoomが使えるかどうかの準備を忘れずに
オンライン授業が始まってから、「○○さん、聞こえますか。声を出してみてください。」とやっていては時間の無駄です。オンライン授業の前にZoomが使えるかどうかのテストをお願いしましょう。
Zoomのテストページはこちらです。
https://zoom.us/test
マイクとスピーカーのテストをしてください。
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083-
Zoomがうまく行かない場合の対処法はこちらです。生徒が実際に使う端末でテストしてもらってください。スマートフォンで音声に問題なかったとしてもお子さんがパソコンでアクセスすると音声が使えなかったりします。
マイクとスピーカーのテストがうまくいかない場合
https://zoom-kaigi.com/zoom-mic/
名前は本名にしてもらう
Zoomは参加するときに名前を記入します。その画面ではニックネームではなく本名を使うようにしてもらいましょう。最近はZoom爆弾というものが流行っています。ウェブ会議に乱入し、不適切な画像を送ったりするそうです。オンライン変質者とでもいえばいいでしょうか。もちろん会議室にはパスワードをかけておきますが、部外者が入ってきたらすぐにわかるための安全策として名前は本名にしてもらいましょう。
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