無題

静まり返る街の中
慌ただしく繰り出す
一人しかいない世界
反響する黒の鳴き声
見知った物が怖く感じ
初めて来たような雰囲気
何かに押しつぶされそう
孤独とは違う何か
考えてもキリがない
朝はまだやってこない
暗闇の中で生きてる
影とはなんだっけな
鼻啜りの音が鳴き声に混ざる
次第に明るくなる空
雲の行方が分かり易い
日が出る前に帰ろう
何かを連れて帰ろう

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