蛙茶番~素人芝居の舞台番!~

毎度お世話になっております。

『落語の時間』第14回の動画を上げさせていただきました。

~今回の落語について~
以前公開した落語、権助芝居と同じく素人芝居を題材にした落語。
誰しもがいい役をやりたいと言うため役選びはくじ引きとなった。
そこで役ではなく舞台番という客を鎮める裏方が当たってしまい不満だった半次は仮病を使って休むことに。
困ってしまった番頭は、定吉さんに半次さんを迎えに行くよう頼む。
ただ頼んでも駄目だと考えた番頭さんは定吉へ「近所の若い娘さんや女将さん連中が半さんを観に来てるんだ」と嘘でおだてて持ち上げて呼び出せと伝える。
まんまと乗せられた半次は定吉に行くと伝えるが、そう言われてもオンボロな着物じゃ決まりが悪い。
ふと思いついたのが秘蔵の赤いちりめんのふんどし。
ふんどしを手にした半次さんはひとっ風呂浴びて芝居小屋へ向かおうと銭湯へ。
銭湯の番台で大事なふんどしを預けた半次さんが湯に入っていると定吉が急いでくれと再度呼びに来る。
仕方ねぇと急いで湯を出た半次さんは番台に預けたふんどしを忘れてしまう。
半次さんは舞台番をしっかり務められるのでしょうか……
この続きはぜひ動画でごらんください!


▼今回の動画について柳家小団治師匠より一言いただきました▼
『古典落語の演目です。
 江戸時代はお芝居好きの大店の人々が舞台を作ってまで素人芝居をやり出した。
 ところが時の政府に禁止令を出される始末。
 明治に入りこの禁止令が緩みだすと再び芝居をやりだしたとか。
 そしてなんと、この落語自体も戦時中は演じるのを禁じられていたとか……
 素人芝居の悲しい性で出演者みんなが主演やかっこいい役をやりたがる。
 そういった世界のお咄です』

小団治師匠の凛としたお奉行様や町人の喜怒哀楽の様子をぜひお楽しみください!


※『落語の時間』について
https://note.com/rakug0ticktack/n/n2f616e4d52fb

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症された方々の一日も早い回復と、最前線で戦ってくださる医療従事者の方々、そして皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
流行終息後にはまた寄席などで大笑いできるような、そんな世界が早く訪れることを柳家小団治およびスタッフ一同、心より願っております。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症された方々の一日も早い回復と、最前線で戦ってくださる医療従事者の方々、そして皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
流行終息後にはまた寄席などで大笑いできるような、そんな世界が早く訪れることを柳家小団治およびスタッフ一同、心より願っております。


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