日本一危険な国宝=投入堂@鳥取
日本一危険な国宝として知られる投入堂。数年前に家族で参りました。日本一危険というだけあって、あまり年をとってから行くと行きつけないのではという不安感もあり、トライしてきました。鳥取とは言え、一番西寄りの倉吉から少し内陸に入った三朝温泉を拠点に行くのが正解です。三朝温泉で宿泊した木屋旅館さんが、三徳山三佛寺の登り口まで車で送ってくれました。ありがとうございました。
下の駐車場あたりから、投入堂が遠くに見えます。見えますか?
これでいかがでしょうか?
真剣な修験道の行場ですので、注意事項もしっかりしております。
スニーカーも靴裏がしっかりしたものでないと、チェックされた上で、このような草鞋を履くように言われます。我妻と次女は草鞋指定となりました。これはこれで、楽しい経験です。
こんなところ登るので、それはそうですよね。次女はすでに半ベソ。
何とかかんとかひとつめのお堂までたどりつきました。
お堂の縁側に柵はなくて。
しかもこんな感じで微妙に外側へ向かって、反りが下向きだったりして。高所恐怖症の人には厳しい場所かもしれません。次女の半ベソが続きます。
岩とお堂のコラボレーション。眺めは最高ですが。
岩の尾根をつたって、うねうねと歩いていくと、やがて見えて参りました。
日本一危険な国宝の別名をもつ三徳山三佛寺投入堂。高低差200メートル、全長1キロ弱。よく頑張りました、次女!
懸造の建造物は日本全国に多数ありますが、投入堂は年代の古さやアクロバティックな立地から、京都の清水寺本堂と並ぶ懸造建築の双璧と評される。磯崎新、安藤忠雄、土門拳ら多くの有識者から重要な日本建築と評価されてきました。平安時代後期から千年もの月日を、こんな場所で過ごしてきたかと思うと,健気で感動しませんか?また屋根の構造など、形状の優美な美しさも特筆するべき建物だと思います。
古地図と現在の地図とほぼ変わりません。是非一度。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?