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海外の楽園

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海外旅行と海外出張で発見した楽園。ヘッダの画像は、セザンヌ旧宅近くから見たサン・ヴィクトワール山。
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#世界遺産

視覚の楽園・桜音夜@京都・平安神宮へ

 仕事もあり、海外からの観光客で溢れかえった京都へ、行って参りました。昨年も見に行きましたが、平安神宮の夜桜イベント「平安神宮桜音夜」で楽園体験。昨年は、桜がかなり散ってしまっておりましたので、ここに書くことは控えましたが、今年は桜もほぼ満開となり、素晴らしい体験となりましたので、ここに改めてご紹介しておきます。 6日(土曜日)は、ソメイヨシノは満開でしたが、紅枝垂桜は8分咲きといったところでしょうか。谷崎潤一郎の小説「細雪」の中で、平安神宮の紅枝垂桜は美しく描写されて、昔

建築の楽園・クリムトが描いたソーニアの家

実は一昨年と昨年に2度ウィーンに行く機会に恵まれました。あまりに素敵な街で、たくさんの楽園を見つけてしまったので、どこから書いていいのか迷っているうちに時間が過ぎてしまいました。いい加減もったいないので、そろそろと思って書き始めましたが、やはり迷います。えいやってことで、かなりニッチな場所から始めることにしました。 ソーニア・クニップスの家。 誰それ?ですよね。この記事を見ればイメージできますか? ベルヴェデーレ宮殿の美術館にあるクリムトの名作に描かれた貴婦人。それが、

イスラム建築最高の楽園=世界遺産アルハンブラ宮殿(スペイン・グラナダ) <ナイトクルーズ編>

スペイン放浪生活さんの<1分間でスペイン旅行>に刺激されて、2014年のフランス・スペイン旅行の写真を掘り出してきました。スペイン南部のアンダルシア地方の都市グラナダにあるアルハンブラ宮殿。スペインといえば、ガウディとアルハンブラでしょうということで、この時の旅行はバルセロナを起点に、グラナダへ。タイトル写真は、月夜のアルハンブラ宮殿。夜間見学コースで撮影して参りました。夜のアルハンブラを何としても体験したかったのです。要ネット予約。 昼間の宮殿よりも、中世のアルハンブラの

世界遺産=平遥の豪商邸宅リノベホテル

上記、前回の記事でも最後にふれたホテルのことを本日は改めてご紹介します。世界遺産の平遥古城の西門からもさほど遠くない場所にあります。西門から西大街を少し東に進み、三筋ほど過ぎて、沙巷街という細い道を南へ50メートルほど行くと…。 左側に。 「一得客栈」この看板をお見過ごしなきよう。そして、看板手前の路地を… ためらうことなく、奥へと進むと突き当りが、フロントになっております。 路地の右側全体と、左側の奥スペースがホテル。左側手前は普通の民家だったので、お間違えなきよう

明清代へタイムトラベル楽園都城。世界遺産=平遥古城!

 ご無沙汰しておりました。夏休みが終わり、少し忙しくなり更新できずにおりました。  さて、ゲームの三国無双や放置少女、謀りの姫ファンのみなさん!あるいは、ドラマ武則天や瓔珞など華流に夢中のみなさん、そうしたゲームやドラマの世界観の城塞都城を中国で体験したければ、間違いなくこの街です。山西省晋中市平遥県=平遥古城。明や清時代の中国都城の雰囲気を唯一残していることから、世界遺産に指定されており、もはや中国有数の観光都市です。昨年夏訪れた時も、中国国内の観光客はもちろん、欧米の観

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アール・ヌーヴォー建築の楽園=マチルダの丘@ダルムシュタット/ドイツ