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海外の楽園

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海外旅行と海外出張で発見した楽園。ヘッダの画像は、セザンヌ旧宅近くから見たサン・ヴィクトワール山。
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#日記

世界遺産アルハンブラ宮殿内のホテル「パラドール・デ・グラナダ」

世界遺産アルハンブラ宮殿のエリア内に、イスラム時代宮殿の遺構に作られた修道院跡をそのままホテルにリノベーションしたのが、パラドール・デ・グラナダです。あなたが、アルハンブラ宮殿をじっくり見たいとおもっているならば、この国営ホテルは最高の施設と言えます。なにしろ、メインの宮殿と離宮ヘネラリーフェの中間地点にあり、どちらも10分もかからない徒歩圏にあります。私は、ホテル内のテラスレストランで夕食をとったあとに、夜間見学コースを体験し、翌日も朝一のコースで予約して夜と昼アルハンブラ

食の楽園・世界一の麺=ビャンビャン麺@西安・天下第一麺

一年前の中国旅行で経験した、自称世界一の麺をご紹介します。日本でも食べられますが、天下第一麺を店の名前とする、ビャンビャン麺の本場=西安の味はやはり本場ならではのものがありました。 「武則天」の旦那=高宗が、母・文徳皇后のために建立したのが、上写真の大雁塔です。高宗と武則天の墓=乾陵は下記の記事でご紹介しましたが、乾陵観光のあとに向かったのが、大雁塔の近くにある天下第一麺の大雁塔店。大雁塔が見えても。写真のように大変な交通渋滞でなかなか到着しません。なにしろ西安は、今や10

理想宮という名の、究極の私的楽園・シュヴァルの理想宮@オートリーヴ(フランス)

上記、ボキューズ&ラ・ピラミド体験をしたフランス取材撮影旅行の時、無理矢理行程に組み込んだのが、アイコン写真にあるシュヴァルの理想宮でした。パリから南仏へ国道7号線を旅するという企画だったので、ヴィエンヌからアヴィニヨンへ向かう途中に、7号線からかなり逸れに逸れてやって来たのが、フランスの「へそ」くらいの位置にある田舎町=オートリーヴでした。あの時巻き込んだ取材班のみなさん、完全な公私混同であったことを謝罪致します。 シュヴァルさんは、20世はじめにこの村で生きた郵便配達夫

ブリュッセルの5つ星ホテル=メトロポールは、19世紀末創業。

 2018年夏。ダルムシュタットに一泊したのち、そのまま夏季休暇に突入し、ベルギーの首都=ブリュッセルへ。この行程が、実は私史上最悪の地獄の移動となってしまった。この日はドイツ国鉄始まって以来のシステムクラッシュの日にあたったらしく、フランクフルトにたどり着いた後、そこから出発するはずの列車がキャンセルになり、これに乗れって指示されて乗った列車はケルンへ向かう途中で、何とフランクフルト空港駅に引き返す、みたいな大混乱のダイヤに。本来ブリュッセルに到着しているはずの時間にまだフ

パリ・サンマルタン運河そばにあるパンの楽園=Du Pain et Des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)

 5年前、パリでコンサートの仕事があった時に、レピュブリック広場にあるインターコンチネンタル・ホテルに泊まったことがありました。  同じ年の終わりに同時多発テロで被害を受けたライブハウス=バタクランが会場だったので、そこから便利な場所だったからです。あの時は、あんな残酷な事件が起きることなど、全く想像することなく、楽しくサンマルタン運河あたりを朝に散歩したりしました。  パリの中心近くでありながら、運河沿い場所がらか、穏やかで、のんびりした時間が流れていました。  水辺