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楽園温泉マガジン

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楽園のような温泉、素敵な旅館を。
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国宝のそばで浸る温泉・富貴寺大堂と蕗の薹(大分県豊後高田市田染蕗)

 連れ合いからの「GWに大分の石仏や摩崖仏を見たい」という思いつきにはじまり、いろいろと調べあげて宿泊できる宿を探して、たどりついたのが「蕗の薹」さん。大分に4つある国宝のひとつ=富貴寺大堂のすぐ横で、富貴寺が営む温泉宿。奇跡的に2日の夜だけが空いていたので、午前半休にして夕方に大分空港へとたどり着きました。空港から豊後高田へ向かうバス=ノースライナーの16時40分空港発に乗れれば、田染中村の停留所近くにある元宮摩崖仏を見学しながら、お宿の方にここまで迎えに来ていただける予定

温泉マニアの楽園=白布温泉・西屋~300年の石風呂に浸る。

 昨夏、長年憧れていた山形県米沢の山中にある白布温泉の西屋に宿泊しました。外観からしてこの風格です。本館は100年以上経た建築なのでそうで、大正期の写真と見比べてもほぼそのまんまの雰囲気。大きな茅葺屋根が見事です。温泉自体は鎌倉時代に開湯されたそうで、米沢に来たばかりの直江兼続が、泉州堺から呼び寄せた鉄砲鍛冶をこのあたりに住まわせて、西屋が彼らの世話をしたことが古文書に残されているとのこと。  玄関横に残された白布温泉を描いた日本画でも、今と大きく変わらない西屋の風情が見るこ

アクセス上位!修善寺・新井旅館。百年名家の名に相応しい、天平風呂を再度クローズアップ!

先日上げた新井旅館の記事が、私の上げたものの中ではトップクラスで読まれているようです。なので、本日はおかわりを。 まずは、昭和30年に撮影された写真。と言っても、今もあまり変わらないところが、この温泉空間の素晴らしいところです。下が、2015年の写真。とにかく寺社建築かと思うほど、しっかりした構造体の木組みが素敵ですし、時代を超えられる普遍性をもっていると感じます。多分さらに100年たっても快適な温泉空間であり続けるのでしょう。 さて、これだけでは手抜き~!という声も聞こ

旅館のすばらしさを伝えるため「itoma」をはじめました

はじめまして!会員制旅行サービス『itoma(いとま)』です。 itomaは、2019年12月にプレスリリースを発表し、2020年3月にサービスを開始いたします。そこで、この機会にわたしたちのことをもっと知っていただきたく、noteでの発信を始めようと思います。まずは自己紹介も兼ね、itomaのこと、そして私たち自身のことを少しご紹介させて下さい。よろしくお願いします。 「itoma」ってどんなサービス? 「itoma」は、国内の厳選した高級旅館を、平日限定でとてもお得

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人吉城と公衆温泉=新温泉。水の豊かな町。

大学生。旅館やります 是非来てください

私ごとですが2020年8月から愛知県の渥美半島にある旅館を経営することになりました。 ゼミの先生の紹介で先日急遽決まりました。 ベトナム、インド、タイでの経験が活かせるといいなと思ってターゲットは在日外国人です。 が、全然誰でも遊びに来てください。 色々お話したいです。 夢である ”世界中の誰もが心の底から満足できる宿泊施設” に1歩近づいた気がします。 経営や集客の知識もまだ何もなくミジンコレベルですができることを日々もがきながらやっていこうと思います。 カエル

箱根・塔ノ沢温泉・福住楼

 昨年の5月。新緑に誘われて、小田原と箱根へ、一泊二日の旅。小田原近辺で松永耳庵の老欅荘など明治・大正・昭和期のお屋敷や別荘をいくつか見学し、平塚美術館の荘司福展と箱根・仙石原のラリック美術館を見ることも目的とした。  宿は、箱根湯本から登山鉄道で一駅、塔ノ沢温泉の中ほどにある福住楼。いまどきの個室露天風呂があるわけでもなく、明治・大正・昭和期の数寄屋建築が迷路のように川べりに広がった古風な温泉旅館だ。玄関の風情や鏝絵にも歴史を感じる。福住楼のシンボルである、幸福を呼び込む