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楽園温泉マガジン

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楽園のような温泉、素敵な旅館を。
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#温泉

ホテル&美術の楽園・カンデオホテルズ京都烏丸六角

丸福楼の紹介記事を多くの方にお読みいただけたようなので、ラグジュアリーホテルではありませんが、京都で楽しいホテルをもうひとつご紹介します。カンデオホテルズ京都烏丸六角。 ロビー棟に、旧伴家住宅という町家の母屋をそのままリノベーションして活用しています。10年前くらいはここでお住まいになられていた風情で、祇園祭の時には玄関を開放されて、鈴木松年の狼の屏風をお見せになられていた、京都らしい旧家でした。(下記ブログにその模様で残ってます。) 数年前に京都の画廊のカタログに、その

世界遺産の温泉♨️湯ノ峰温泉〜和歌山〜

またまたご無沙汰していました。 今年こそは、こまめに更新していきたいと思っています。 そして、そして、2022年の目標としていた年間50泉を達成いたしました(拍手) さて、今回は、記念すべき50泉目を飾りました和歌山が誇る名湯『湯ノ峰温泉』を紹介したいと思います。 この日は冬至で、 数日前まで南国和歌山にも寒波が到来し、初雪をもたらせていました。 そして、この後、クリスマス寒波も予想されていました。 『よし!行くなら今しかない!!』 『冬至に湯治場!!』と思い立ち いざ向

国宝のそばで浸る温泉・富貴寺大堂と蕗の薹(大分県豊後高田市田染蕗)

 連れ合いからの「GWに大分の石仏や摩崖仏を見たい」という思いつきにはじまり、いろいろと調べあげて宿泊できる宿を探して、たどりついたのが「蕗の薹」さん。大分に4つある国宝のひとつ=富貴寺大堂のすぐ横で、富貴寺が営む温泉宿。奇跡的に2日の夜だけが空いていたので、午前半休にして夕方に大分空港へとたどり着きました。空港から豊後高田へ向かうバス=ノースライナーの16時40分空港発に乗れれば、田染中村の停留所近くにある元宮摩崖仏を見学しながら、お宿の方にここまで迎えに来ていただける予定

ノスタルジーな湯治場〜温泉津温泉〜

う〜ん✨美しい✨✨ たまらないですよね! このパーフェクトな外観。 こちらずっと憧れ続けていた最高級の天然温泉、 島根県太田市にある 【温泉津温泉 湯元薬師湯】さんです。 「ゆのつおんせん」と読みます。 名前に温泉が2回も出てくるなんてそれだけで素晴らしいですよね〜 島根県と言えば、 縁結びの聖地、出雲大社をはじめ 松江城や宍道湖など、行きたい観光地満載。 おまけに、玉造温泉に湯の川温泉など素晴らしい温泉地も多数あり、 大好きな釜元【出西窯】もある、私史上、行きたい所満載

【名湯巡り】万座温泉で絶景雪見温泉

#至福の温泉 #温泉 最近めっきりと寒い日が続いていますね。 冬が本気をだしてます。 先日都内に雪が降りましたが、そんな寒い中、群馬県にある「万座温泉」に行ってきました、pawarkoです。 万座温泉について万座温泉は超濃厚硫黄で湧出量も多く、乳白色の柔らかいお湯です。 さらには標高1800mにあるので、冬はスキーや絶景雪見露天風呂も楽しめます。 硫黄の香りに癒されながら、凝り固まった全身の血流の巡りを良くしていきます。硫黄パワーで血行促進し、老廃物や角質をきれいに排出し

温泉マニアの楽園=白布温泉・西屋~300年の石風呂に浸る。

 昨夏、長年憧れていた山形県米沢の山中にある白布温泉の西屋に宿泊しました。外観からしてこの風格です。本館は100年以上経た建築なのでそうで、大正期の写真と見比べてもほぼそのまんまの雰囲気。大きな茅葺屋根が見事です。温泉自体は鎌倉時代に開湯されたそうで、米沢に来たばかりの直江兼続が、泉州堺から呼び寄せた鉄砲鍛冶をこのあたりに住まわせて、西屋が彼らの世話をしたことが古文書に残されているとのこと。  玄関横に残された白布温泉を描いた日本画でも、今と大きく変わらない西屋の風情が見るこ

アクセス上位!修善寺・新井旅館。百年名家の名に相応しい、天平風呂を再度クローズアップ!

先日上げた新井旅館の記事が、私の上げたものの中ではトップクラスで読まれているようです。なので、本日はおかわりを。 まずは、昭和30年に撮影された写真。と言っても、今もあまり変わらないところが、この温泉空間の素晴らしいところです。下が、2015年の写真。とにかく寺社建築かと思うほど、しっかりした構造体の木組みが素敵ですし、時代を超えられる普遍性をもっていると感じます。多分さらに100年たっても快適な温泉空間であり続けるのでしょう。 さて、これだけでは手抜き~!という声も聞こ

日本最初・重要文化財の温泉宿!百年名家に登場した箱根湯本・萬翠楼福住。

レトロな写真の建物は一体??上記、7月11日の新井旅館に続き、BS朝日の「百年名家」で、私の好きな関東近辺の温泉旅館が紹介されました。番組の回し者ではありませんが、どこかで書きたいと思っていたので、便乗して上げてしまいます。箱根湯本で江戸初期から続く温泉宿=萬翠楼福住。 レトロな写真は明治に建物ができたころのものですが、現在も…。 緑が増えて見えにくくなっただけで、左の金泉楼と萬翠楼の2つの建物はほぼそのまま残されており、重要文化財の指定を受けているそうです。 宿泊させ

旅館のすばらしさを伝えるため「itoma」をはじめました

はじめまして!会員制旅行サービス『itoma(いとま)』です。 itomaは、2019年12月にプレスリリースを発表し、2020年3月にサービスを開始いたします。そこで、この機会にわたしたちのことをもっと知っていただきたく、noteでの発信を始めようと思います。まずは自己紹介も兼ね、itomaのこと、そして私たち自身のことを少しご紹介させて下さい。よろしくお願いします。 「itoma」ってどんなサービス? 「itoma」は、国内の厳選した高級旅館を、平日限定でとてもお得

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人吉城と公衆温泉=新温泉。水の豊かな町。

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日奈久温泉・金波楼=日本旅館の美

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理想の温泉、その進化形=片倉館@上諏訪

おちあいろう(静岡・湯ヶ島温泉)宿泊記*2017年1月

建築と文学の歴史的価値をきちんと後世に伝えている文化財の宿 今回訪れた「落合楼村上(現・おちあいろう)」は、伊豆半島のちょうど真ん中あたりの湯ヶ島温泉郷に明治初期に創業した旅館です。昭和初期に大改築を行った際に建築されたものが、現在国の登録有形文化財に指定されています。 文化財の登録は“宿全体”という括りではなく、階段や門など個別に指定されるとのことで、こちらの宿では計7か所が登録されているそうです。いわゆる「文化財の宿」と銘打っている旅館は全国にいくつもありますが、客室そ