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『指導』とは指さして導くと書く〜水泳指導歴28年のプロスイミングコーチがぶっちゃける〜

スイミングスクール業界において、人手不足と言われはじめ、新人のスイミングコーチは多人数指導や十分な研修を受けずに担当を持ち、お子様のこと・レッスンのことを考え、悩み、そして成長していく…

成長していけばいいのですが、現実は成長の前にカラダもメンタルも潰れてしまったり、無気力なレッスンを行い、結果安全管理が不十分なレッスンでお子様が水泳を嫌いになってしまっています。

水泳業界の危機と言ってもいい状況を変えるために、水泳指導歴28年の経験からスイミングコーチに伝えたいことをブログに書いていきます。


『指導』という言葉は「指さして導く」と書きます。

人を導く指導者の役割が示されています。

しかし、指導者は完璧である必要はないし、このブログを書いている僕も完璧ではありません。

完璧でなくても、スイミングコーチにやりがいを感じているし、コーチ・指導者であり、この仕事が天職だと胸張って言えます。

完璧でなくてもいい

指導者としての完璧さは求められません。

そのかわり、指導者は相手のなりたい姿を理解することが大事。

なりたい姿を共感(共有ではない。共感)し、一緒に悩み、喜び、成長しながら目標へ一歩ずつ進んでいくことが大切です。

指導者は、自分の経験や知識をもとに、そして、足りなければ新しい知識を学び、体験し生徒がスムーズに成長できるようにサポートする存在であることを忘れてはいけません。

生徒は指導者を指導する存在

指導者は生徒を導く存在であるが、生徒もまた指導者を指導する存在であるということを忘れてはいけません。

生徒は、指導者から学ぶことも多いですが、指導者にとっても生徒から学ぶことが多いです。

生徒の上手くなりたい!という姿勢を見て、自分のレッスンは上手にさせることができているのか、分かりやすい言葉で説明できているのか、やる気を持たせてあげているのか。考えてください。

僕のスイミングコーチとしての師匠は言っていました。

『スイミングコーチに100点はない』

その通りだと思います。自分はできたと思った時点で、スイミングコーチを辞めた方がいいかもしれません。

生徒からの表情や態度、言葉のフィードバックを受け取り、指導内容を改善していくことは、指導者としての成長につながることでしょう。

指導者の役割

指導者は、生徒が自己実現のために必要なスキルを身につけるためのサポートをする必要があります。

そのためには、生徒の目標や希望、現状を正確に理解することが必要です。

生徒とのコミュニケーションが重要であり、生徒が自分で考え、自分で行動できるように引き出すことが目標です。

つまり、水泳の知識だけ、補助技術だけではないのです。

違った見方をすると、水泳の知識や補助技術がまだ未熟でも、生徒の目標や希望を聞き出すことができれば、スイミングコーチとしての役割を果たしています。

お互いを導く関係

指導者と生徒は、お互いを導く関係にあります。

指導者は、生徒を導くことで生徒の成長を促し、生徒からのフィードバックを受け取ることで自己成長をすることができます。

生徒は、指導者から学ぶことができるだけでなく、自分自身も成長することで指導者のサポートに貢献することができます。

お互いを導く関係にあることが、より良い指導を生み出すことにつながります。

生徒からの表情や態度、言葉のフィードバックを受け取りやすい雰囲気や環境を作っていますか?

生徒からフィードバックをもらったら、「ありがとう」と言えてますか。

上から目線で「なんでもいいからやれ!」とか言っていませんか。

お互いを尊重して、成長できる関係でありましょう。

まとめ

指導することは、相手の成長を促すことです。

指導者は完璧でなくてもいいし、生徒からのフィードバックを受け取りながら、指導者として成長していくことが大切です。

指導者と生徒は、お互いを導く関係にあり、共に成長していくことが望ましいです。


スイミングコーチとして悩んでいることがある。

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