らくだ鍼灸院 須原幸一

三重県四日市市の鍼と灸するところの人。 鍼灸のこと、日常のこと 感じたままに綴ります。

らくだ鍼灸院 須原幸一

三重県四日市市の鍼と灸するところの人。 鍼灸のこと、日常のこと 感じたままに綴ります。

最近の記事

鍼灸師。

28歳、会社員生活に別れを告げ 鍼灸の専門学校に行くことを決めた。 1年、2年とたち 最後の1年。(鍼灸の専門学校は3年間で、3年時に国家試験を受け、合格すれば晴れて鍼灸師として仕事ができる) 国家試験を受けるには、まず学校の卒業判定試験に合格する必要がある。 卒業判定試験3日前。 追い込みに追い込みをかける時期。 学校帰りに買い物に寄っていると母からの電話。 「お父さんが倒れて、痙攣して、今から救急車で運ばれる。身体が半分麻痺しているようだ」 きっと母も焦っていただ

    • 最近思うこと

      「病院に行っても特に何もしてくれない…」 この言葉よく聞きます。 しかし、本当にそうでしょうか? 整形外科に行くような痛みがあるような状態で、画像所見で異常がなければ 「異常がないことがわかった」 これ、とっても大切なことです。 内科的な疾患を疑っても同じ。 血液検査などで異常がなければ、その情報も僕らにとってはとても有益なものです。 自分たちの「手」を使った検査しかできない僕たちのような仕事は、例えば骨などに異常がないことがわかっていれば、じゃあこの可能性は?と次を考

      • 鍼灸師の役割

        鍼灸師の役割ってなんでしょう。 痛みをとる 疲れをとる 美容として あげればいっぱい出てくるはずです。 だけど、わからないときはわからないと伝えるのも、無理に悪いところを作り出さないのも、病院の受診を促すのも きっと鍼を刺して、灸を据えるだけが鍼灸師の仕事じゃないと最近ではつくづく思います。 あなたと決めたゴールに向かって一緒に向かう。 それもまた仕事ですよね。 病院でしかできないことは病院に任せて 鍼灸師にしかできないこともきっとあります。 明日もいい日でありま

        • 気の話。

          やっぱり鍼灸師なんで、こんな話もちょくちょくと。 ざっくりmemo-東洋医学編 【「気」の種類と働き】 元気(げんき) 生命活動を営むための最も基本的な原動力。 飲食を通じて気を生み出し、一部は元気となって補充される。 原気(げんき)や真気(しんき)とも呼ぶ 宗気(そうき) 主に呼吸を行ったり血を身体中に巡らすための気。その他、身体活動、視覚や聴覚といった機能も支える。 営気(えいき) 栄養作用を発揮する気。 血の働きとも重なる部分があるため営血と呼ぶことも。 衛気(

          鍼灸の問題点について考える③

          鍼灸のここが問題じゃない?というところに鍼灸師が目を向けるシリーズ。 その①,②は前回,前々回の投稿をご覧ください。今回が最後です。 ③効果の出方に個人差が大きい 実際に患者さんをみていても、一度の施術での改善は難しいだろうとの見立てをしたものが劇的によくなったりすることもしばしば。 身体への施術も美容鍼も効果の出方には個人差が大きいのかな〜と感じています。 鍼灸だけにとどまらず、マッサージやリラクゼーションもそうなのではないでしょうか? 僕自身も受ける側としてそんな経験が

          鍼灸の問題点について考える③

          鍼灸の問題点について考える②

          鍼灸のここが問題じゃない?というところに目を向けてみてます。 その①は前回の投稿をご覧ください。 ②施術料金 日本の医療は国民皆保険制度のおかげで、病気をしても病院で実際に支払うのは何割かの負担で済んでいます。 鍼灸院は自費での施術を行うところが多く、金額に関しては治療院によってまちまちですが、¥4000〜¥10000くらいの幅の中で行われていることが多いのかなと。 近年美容鍼が盛んに行われるようになってからはなんだかとっても高くなったな〜と感じます。 保険による施術も場合

          鍼灸の問題点について考える②

          鍼灸の問題点について考える

          鍼灸は素晴らしいものだと思っている鍼灸師が情報を発信すれば、やっぱり鍼灸の良い所に目を向けてしまいます。 が、鍼灸を受けたことのある人の数は数年前の調査で全国民の約5%にしか満たないのが現実です。 だからこそ、 伸び代のある業界だ! なんて言われていますが、それは僕が鍼灸の専門学校にいっていた8年ほど前から変わっていません。 とゆうことで、らくだが考える鍼灸の問題点に目を向けてみようと思います。 ①鍼を刺す,灸を据えるというイメージがネガティブ まず最初に聞こえる声はや

          鍼灸の問題点について考える

          徒然なるままに

          中学生の頃のクラス通信のタイトルがこれだったことを思い出した朝、なのでタイトルにつけてみただけです。 治療院も来月で4年目に突入。 治療院を始めてから、改めて感じることは 「鍼灸を受けるのがはじめてです」 という患者さんの多さ。 ・日本で1年間に鍼灸を受ける人は国民の5%〜7% ・生涯で一度でも鍼灸を受けたことのある国民の数は20〜30% 鍼灸を世の中の日常の当たり前にしたいと思ってますが、こんなに少ないのが現状で、その道のりは激しく遠いです。 なので皆さんドシドシ受

          ただの鍼灸師。ノートはじてみました。

          三重は四日市。眠らない街四日市とは誰が言ったことか。 ということで、ノートはじめてみます。 皆様に有益な情報を提供するというよりは、そこらへんにいる鍼灸師の戯言と思って読んで頂けたら幸いです。 どうぞよろしく。

          ただの鍼灸師。ノートはじてみました。