画像1

Bad Companyの「Moving On」#8

rakuda
00:00 | 00:00
K竹に。追悼の意を込めて…
***
僕が入部した音楽部はロック部とフォーク部とに分かれていました。
結構大会系で腹筋とか、腕立てとかやらされて、上下関係も厳しかったです。

ある日「適性楽器検査をする」と先輩たちの前で演奏することになりました。
1年生は5人。人数的にはちょうどいい感じです。
が、そのうち3人がギター、ドラム希望者はふたりでした。
むむむ…が、もうひとりも初心者という。
と、先輩が、「じゃ、お前(僕の事です)がベースやれ。体系的にベースだ」と言った。「ドラム叩いてないんですけど」などと言えるわけもない。
4回生は神様なのです。

で、ドラムが叩けないならと僕はすっかりやる気をなくし、部活をさぼってディスコに行ったり、麻雀したり…

後年わかったのですが、このさぼっていた時期、メンバーは「連帯責任だ」と正坐をさせられていたそうです。
僕に文句言ってくるやつは一人もいなかったです。
それだけでも僕より随分大人です。
知った時は自分が恥ずかしくなりました。

そうしてるうちに、メンバーのひとり、K竹が僕のアパートに来て、「あいつ(ドラムです)やめたんよ。俺がベース弾くからrakudaドラム叩いてくれんか?」と言ってくれました。
そうして、バンドは結成されたんですが、この曲がたぶん、初めて演奏したロックな曲です。

この時、アパートに話をしにきてくれたK竹は、さらに4回生になって、バンドにやる気をなくした僕をまたしても説得しにきてくれました。

そんなに迷惑をかけたのに、彼とは卒業後も連絡を取り合い、僕がやってるバンドのLiveに来てくれたり、呑んだりしました。

僕が地元に帰ってからも、たまにメールや電話で話をしました。
彼もバンドを続けていて、しかも田舎の一軒家をメンバーで借りてそこをスタジオにしていました。
いいやつだったからなぁ。そういう友人が集まってきて、音楽を楽しんでいたのですね。
いつか、そのスタジオで一緒に音を出そうという約束は果たせませんでしたが。
むこうできっとベース弾いて歌ってると思います。

***
録音についての反省点。
昔やったことがあるから楽勝と思いきや、結構テンポが早くきつい。
よく、初心者で耳コピで叩けたなという…たぶん叩けてなかったのでは?
フィルが結構ムズイ。
そして、ほんとに単純なタタタタタタタタのシングルストロークがこのテンポではバラバラになります。
そもそも、そういうフィルは2拍くらいしか叩かないし、これは2小節もあります。
で、ほんものとあまりにずれているのでツインドラムにして、猛省。
この時のような純粋な気持ちを?忘れない為に!