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Eric Clapton & Luciano Pavarotti の 「Holy Mother」#45

rakuda
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クラプトンの中でもかなり好きな曲を叩いてみました。

クラプトンの映画「12小節の人生」を観に行ったことがあります。
母親との悲しい別離から始まり、ドラッグやアルコールに溺れ、女性関係もめちゃくちゃです。波乱万丈とひとことでは言えない苦悩の日々を経験をされていました。
この曲を作った頃、クラプトンはドラッグやアルコール漬けの日々から抜け出そうとしています。

そんな中、クラプトンはプリンスの映画を観て、「彼が希望を与えてくれた。彼は闇のなかの光のようだった」そして、「ホテルに帰ってHoly Motherを書いた」と、追悼文の中に書いています。

歌詞は切実に「救い」を求めています。
励まそうとか、エールを送るのではなく、ただ悩んでいます。
救いを求めた神に怒りさえ感じています。

多くの才能あるミュージシャンが、自らの命をたっています。
この曲も同年3月に自殺したザ・バンドのリチャード・マニュエルに捧げられています。

クラプトンは日記に
「自分のすべての苦しみを音楽の中に表現したい。抑えるつもりはない。苦しんでいる他の人たちに音楽を届けて、彼らがひとりぼっちではないことを教えたい」と綴っています。

クラプトンにとっても音楽が救いだったのですね。
更生施設クロスロードセンターの話は有名です。
運営の為に、ギターをオークションに出したり…

アルコールやドラッグに溺れた時代は、周りの人も傷つけたり、それこそ自死寸前だったかもしれません。
でも、それらを乗り越えてクラプトンは今なお歌い続けています。
ただギターを弾いてる姿がかっこいいと思って聞き始めたクラプトンにいつのまにか夢中になって、40年以上が過ぎていました…