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火災と避難その4(第396話)※関東大震災の描写があります

「明智小五郎がやってきた」という4コママンガを描いています。令和の小林という名の少年のところに明智小五郎がやってくるお話です。今は明智小五郎の大正時代の回想です。
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参考書籍
関東大震災絵図

関東大震災(吉村昭著)



人物相関図



最近吉村昭著「関東大震災」を購入しました。
フィクション性はほぼ無く(記録文学)当時の様子がデータや人々の証言などと伴って書かれています。
実は「記録文学」というものを恥ずかしながら初めて知りました。フィクションで誇張したり、架空の人が架空のことを言ったりドラマティックにしたりしていないのに、読み進めると凄まじい生々しさがあります。そこはただ記録の羅列をするのではない、「文学」というものなのか、と知りました。
もっと早く読むべきでした。もう一冊最近購入した震災に関する本があるのですが、できればブックレビュー記事にしたいと思っています。できるかな。

私のマンガを見たらお分かりになると思いますが、傷ついた人々の姿は少しリアルから遠ざけています。それでも描くのはとても苦しいのですが、4コママンガは基本絵が4つしかないので、リアリティにあまり近づけた絵では読む方の感情の行き場が無いと思って、こういう表現にしています。


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