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通訳ガイドならではのお得なこと

通訳ガイドのぶんちょうです。ガイドになると通訳案内士登録証を発行してもらえます。その通称「ガイド証」を提示することで有料の施設(寺社や庭園、美術館など)で料金が割引になったり無料になったりすることがあります。

たとえば東京都の場合、こちらの東京都公式サイトにある通り、いくつかの施設が対象になっています。

この制度をどのようにガイドが利用するかと言うと、先ずは当然ながらツアー本番で外国人観光客と一緒に施設を利用する時です。しかし、ガイドは行ったことのない場所を案内するケースは稀で、しっかりと下見をするのが原則です。

その下見にかかる費用、つまり交通費や施設の入場料は、普通ガイド自身の持ちだしとなります。したがって、このような補助はとても助かるのです。地図や庭園見取り図などを見ただけではわからないことが沢山あります。

自分の足で歩いてみないと距離感もつかめないし、お年寄りにも歩けるような道なのかも確認できないのです。トイレや休憩所などの場所がわからないと頭のなかでルートを作らなければならず大変です。実際に歩いてみて初めて、自分も安心して案内に集中できます。

地方のツアーとなると、下見なしのぶっつけ本番を強いられることもあります。そうなったら、もう腹をくくるしかないです!ガイドは先頭を歩きますので、写真などで事前に確認しておいた目印となるものを目だけで確認し、自分が迷子にならないように細心の注意を払って歩きます。首を振らずに目だけを左右に動かすのがコツ。キョロキョロしていたら後ろ姿に「不安」の2文字が透けてみえちゃいますから。



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