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日本文化 箸

なんとなく通訳案内士の試験を受けてガイドになりましたが、自分の生活と切り離せない日本文化は勉強していて本当に面白いものです。日常生活で使う食器や道具、自分の住んでいる家の造り、自分の好みの形、考え方。これらのルーツを知ると、多くのものが何千年、何万年も前の縄文時代にさかのぼり、時とともに変化してきたものだということがよくわかります。

例えば、私たちが毎日使っている箸、これは弥生時代に大陸から伝わったと言われています。そして、日本独自の考え方として、神様へ食べ物のお供えをする時、穢れた手を使うことを避けるために箸が使われるようになったということです。

その頃の箸は2本ワンセットの普通の箸ではなく、折箸という1本につながったピンセットのような形でした。この箸は、今でも天皇の行う新嘗祭や大嘗祭で使用されています。その後、7~8世紀ごろ、日本人全体に食事の時に箸が使用されるようになり今に至っています。

現代まで継承されているもののルーツを知ると、プチ知識がついた感じがしてうれしくなります。

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