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通訳案内士試験について思うこと

通訳ガイドのぶんちょうです。今日で10月もおしまい。いつもなら通訳案内士の仕事がすごく忙しい時期です。春の一番の繁忙期ほどでなくても、秋の紅葉を見に日本に来る人も多いし、なにより気候が暑くもなく寒くもなく最高の来日旅行シーズンです。

私としては、加えて一年に一度の国家試験の2次試験が例年12月上旬にあるので講師の仕事も重なります。ツアー終了後に講座にかけつけることもありました。去年からはツアーは完全になくなり、講座はオンラインなので以前のように多忙を極めることはなくなりました。

最近、講座で感じているのは男性、特に現役の会社員の方の受験が増えていることです。最近は定年前に副業の土台を作っておく方が増えていると聞きましたが、その影響もあるのでしょうか。

資格さえ取っておけば、いつでも始められるし、うまく行けば土日だけガイドの仕事ができる可能性もゼロではありません。多くの場合は、フリーランスとしてエイジェントから確定したツアーをもらってガイドだけをします。しかし、エイジェントを通さずに、お客様との事前のやり取り(コース、日数、価格決定、決済、その他)も含めて全てガイドが行う形の仕事もあります。そう言う意味でガイドは、基本的には自分のペースで仕事ができるのです。

ガイドは資格保持者数に対して就業率が少ない(約25%)という統計が出ています。これは、資格試験の受験理由が就業だけではなく、語学力の証明として(語学として唯一の国家資格)と回答している人が半数以上であることからもわかるような気がします。

最終合格率は近年ずっと10パーセントを切っています。受験目的にかかわらず、懸命に勉強をされている方が合格しますように!






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