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先生でも先輩でも上司でもない、私のメンターたち

先日、プレゼンテーションの大会に登壇させていただいた。

トビタテ!留学JAPANという奨学金のOBOGコミュニティで行われた企画だ。


トビタテのOBOGコミュニティには、大変お世話になっている。

高2の時のトビタテ留学後、コミュニティ内の先輩に進路相談に乗ってもらい、大学進学後はコミュニティを運営する側になり、運営メンバーのトビタテ生、事務局のみなさん、あるいは支援企業のみなさん。

コミュニティ内の、多くの人にお世話になってきた。


先日のプレゼンテーションは、運営の友人に誘っていただき、登壇が決まった。

コンセプトは以下。

各分野で活躍している大学生や社会人が登壇者となり、自身の経験を同世代、後輩トビタテ生に伝える場。
トビタテ生に刺激を与えるため「成長の視覚化」というコンセプトで……

https://tobitate-net.com/event/22048/

正直、内容を考えるのに、かなり困った。

何か成し遂げていたら、わかりやすく「成長」を語れるだろう。でも、私はそれがない。

本当に困った。


考えた末に、私の「悩んでばかりの大学生活」を仔細に語り、「悩んでばかりの自分とどんな姿勢で対峙してきたか」をある種の教訓としてお伝えすることにした。


結果、かなり多くの人に聞いていただいた。

終了後、たくさんの人に話しかけていただいた。

「共感」と「学び」という両方の言葉を参加者から聞くことができた。


また、私の話を聞いていただいた人の中には、4年ほどずっとお世話になっているトビタテ生の仲間や、事務局の方、支援企業の方々がいた。

そして、いろんな言葉をいただいた。

「ラフな話ばかりしてきたけど、葛藤してきた面を知れてよかった。」

「いい経験をしてきているね。」

「次のステージは、そういうこと考えているんだね。だったら、この人紹介しようか?多分勉強になると思うから。」

どれも嬉しかった。


ずっとお世話になっている方々だが、話す機会がたくさんあるわけではない。大抵の方とは、数ヶ月に1回か、年に1回くらいしか会わない。

でも、互いに覚えていて、こうして話す。

今回のプレゼンで、私は、わかりやすくて、輝かしい成長は話していない。


でも、いただいた10分間、できるだけ自分の言葉で話した。

そして、私の目立たない成長を、しっかり聞いていただいた。


たまにしか会わない方々だからこそ、「目立たない」と私が思っている成長が、大きな成長に見えるのかもしれない。

でも、それが心地よい。

繕わないで、ありのままに振る舞って、自分が気づいていなかった成長を褒めていただけるのは本当にありがたいなと思う。


先生でも先輩でも上司でもない、このメンターたちの存在が、ネクストアクションへの動機であり、ペイフォワードへの動機になるのだろうと思う。

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