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レンタルスペースの名前、「mansikka マンシッカ」は、フィンランド語で「苺」

noteのお題「名前の由来」で、自分の複業を振り返ってみようと思います。

私が今取り組んでいる複業の一つが、レンタルスペースの運営。
レンタルスペースを始めたきっかけも是非聞いてほしいけれど、今日は名前の由来についてお話しします。

フィンランド語でもっともポピュラーな言葉と言えば marimekko(マリメッコ)。mari がマリちゃん、mekko がドレス、マリちゃんのドレス。
フィンランド語は、とにかく音が可愛い。そして発音がローマ字読みに近いので日本人でも読みやすい。文法はかなり複雑だけど。

フィンランドという国を意識するまでは、「北欧の暮らしとか北欧の家具、なんかいいよねぇ、好きだわぁ」、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、各国にさほど差は感じず、みんなまとめて北欧いいなぁって感じだった。

保育所を運営している友人が企画したフィンランド保育所視察旅行に同伴させてもらい、初めてフィンランドの地を踏んだ。それは10月の終わり頃で、フィンランド通に言わせると、雨が多くて曇りばかり、寒いけど雪景色は楽しめない一番魅力に乏しい季節らしい。

母国を離れて海外で暮らす方が、「初めてこの国を訪れた時、外国という感じがしなかったんです。私ここで暮らすんだろうな、ここが私の場所なんだって感じたんです。」ってコメントをしてる事聞いたことありません?私がフィンランドを訪れた時、そこまでの感覚はなかったけれど、「ここなら住めるかも」と思うような居心地の良さを感じた。

ヘルシンキでお店に行くと、「Joo(ヨー)」「Joo(ヨー)」って、店員さんとお客さんのやり取りの中、この音が聞こえる。なんじゃこの面白い音?これ「はい」という意味。なんだか ほっこりして思わず笑顔になる音。

建築の勉強をしている時に好きになった建築家、アルヴァ・アアルト。保育所視察の合間をぬって、アアルトの自邸見学へ。ガイドブックに載っていた開館時間は夏時間の案内だったらしく、「ごめんなさい、この時間はもう見学時間終わりなの。でも日本から遠路はるばる来られたのよね、10分だけ入って見ていいわよ。」優しい心遣いに胸キュンで内部を見せてもらった。
好きだなぁ、この雰囲気!の一言に尽きる内部。素朴なのにおしゃれ、で、居心地いい、落ち着く。色使いも絶妙、自然色の中に所々ビビッドな色の配色。素敵!たまらん!

「どうしてフィンランドの人はこんなにセンスがいいの?皆何か勉強してるの?」って保育所を訪ねた時に先生に尋ねてみた。「これが私達にとっての普通なのよ。日本人には日本人のセンスがあるでしょ?それを普通だと思ってるかもしれないけど、私達からすると、どうしてこんなにセンスがいいの?って思うわよ。」なるほどねー、それぞれのDNAを褒めあってた訳だ。

そんな訳で、帰国する頃にはすっかりフィンランドの魅力に取りつかれた。

レンタルスペースを開始することになって、部屋の名前を考えた時、フィンランドで過ごした、素朴だけどお洒落で居心地の良さを感じることのできるスペースにしたいなと真っ先に頭に浮かんだ。私の屋号が「苺設計」なので、フィンランド語の苺 mansikka マンシッカに命名!

「苺」の花言葉がまた素敵なんです。あなたは私を幸せにする。「あなた」はこの場所、「私」がご利用してくださる方、この場所がご利用してくださる方を幸せにする、親株から多数の小ヅルが沢山生れる苺のように、ここから沢山の素敵な方々と繋がっていく場となりますように、これが私のレンタルスペースの名前の由来なんです。

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