銀杏BOYZ「世界平和祈願ツアー2016」6.22@DiverCity Zeep TOKYO

*無駄に長くなった上に敬称略をお許しください。

サブカル漫画的なブログやろうと思ってたのに1年以上放置してたnote。
脱似非サブカル女しようと思ったんだけど、全然卒業できなかった。

銀杏BOYZも然り。

個人的な銀杏BOYZの思い出といえば。

2008年の元旦。

友達の家で年を越した帰り道、早朝。

電車を待っている間に耳につっこんだイヤフォンから当時使っていたiPodクラシックの全曲シャッフルで流れてきた曲は銀杏BOYZの「十七歳」だった。そういえば私は今年17才になる。そんな2008年の一発目に聴いた音楽が「十七歳」なんて運命を感じざるをえない。やたら眩しいあの日の朝のホームの景色をなぜだか今でも鮮明に覚えている。

しかし、気がつけば、高校を卒業して音楽もやめ、20歳を超えて、処女も捨て、良いことも嫌なことを経験してしまったりしていくうちに、年をとっていくうちに、自ら「選んで」銀杏BOYZを聴くことが少なくなってきた。どストレートでど直球な歌声が、青臭く、暑苦しく感じ始めて、もうどうしても戻れない10代を思い出したくなくなってきた、のかもしれない、というのは嘘だ。そうやって、思い出の音楽にしてしまいたかったのだ。

でも、2014年。

久々に自ら「選んで」銀杏BOYZを聴くことになる。

そう『BEACH』と『光のなかに立っていてね』の発売である。

みんな抜けるとか言うし聴かないわけにはいかないでしょ。と思いつつも、聴くまでに3か月かかった。「昔の方が良かった」なんて絶対に言いたくなかったし、この2つのアルバムの発売をきっかけに久々に聴いた『君と僕の第三次世界大戦』と『ドアー』はやっぱりアホみたいに銀杏最高!!!と叫んでいた高校時代にタイムスリップできる処女だった私に戻ることのできる思い出の音楽だったのだ。しかし、長いからと思って見ていなかった『東京終曲』を全く飽きずに魅入れたことでやっと聴く決意をする。(ここら辺は後術する勝手に書いた『BEACH』のWordレビューに書いてあった)

この2枚が本当にもう。特に『BEACH』が本当に良すぎた。一気に全曲聴いてから、思わず誰に見せるわけでもないレビューをWordで書いた。衝撃的だった。ノイズって気持ちいねだった。『東京終曲』もひどく惹かれて聴く決心をしたのに、他の楽曲が良すぎて薄れた。本当にあのアルバムはこれから1人になりゆく峯田和伸を、1人にさせてしまう村井守を安孫子真哉をチン中村を語っているように感じた。詳しい内部事情なんてしらないしめっちゃ追っかけファンとかでもなし、語ってるって何をだよって聞かれたところで知らねーよだけど、確かに物語を感じる内容だったのをひどく覚えてる。

そして、漠然と思う。

一人になった銀杏BOYZはこれから。どうなるの?峯田和伸は。

「母に欲す」とても良かったし、峯田和伸はこれからもやっていけるし、どうにでもなると思うけれど、一人になった銀杏BOYZはどうなるの?ずっと漠然と、でもきっと、いい音楽たちはもういるし、


あ、待って長い。

やめる。こんなこと書きたかったんじゃない。


マジで最高だったんすよ、ライブ。昨日のライブ。

2016年の6月22日のライブ。

もう思い出して泣いちゃいそうだし、もうあれは生じゃなきゃ、生がいい。峯田和伸の、いや銀杏BOYZの虜でした。もう全然思い出の音楽じゃないし、見に行く時はなんかワクワクしつつもやっぱ高校時代にハマってた音楽だし、もう卒業しましたからともいう素振りでふざけてガンダムの前で中国人観光客さんに写真撮ってもらっちゃったりして「青春みにきました。」とかインスタにつぶやいたり

ひねくれてるから、もうあえて銀杏最高!!みたいなこと言わないようにしちゃったりしちゃったんだけど、


銀杏最高!!!!!!!!!

全然、青春は現役!!もう!

スタンディングで最初は上手側のスピーカ前あたり4列目くらいにいたけど、始まった瞬間に波にもまれ、どんどん前のモッシュの渦におきざられ、一緒に来ていた友達とは一瞬ではぐれたけど大合唱で君が泣いてる夢を見た。まあまあな年齢層(30〜40代の雰囲気)だったけど、間違いなくあそこにいるのは若者たちで、あ、私こんな声出せるんだって声で「少年よナイフを握れ」と叫びながら、もう何度、私もダイブしてやろうと思ったことか。しなかったことを少し後悔しているよ、本当に男に生まれたかったよ。いやもうパンツ丸見せで大暴れしたかったんだ本当は。思い出の十七歳は17才になってしまっていたけれど、それでもやっぱり好きなんだもの。まさかやると思わなかった夢にまで見た夢を見せてくれた。あの坂道を登れば会えるのは佳代ちゃんなのか。愛は肌色。もう『夢で逢えたら』とか『I Don't Wanna Die Forever』とか『Baby Baby』完全に峯田にラブラブシール貼られちゃった私はちょっとあまり前へは行けないし、下手に行こうとして怪我するのも良くないから、体は休ませつつでも、もうこのまま永遠にBABY BABY言ってたいよ、とか思ってたんですけど、本当に私が昔から一番好きな曲のリフが流れた瞬間、無言で人の波をかき分けて、ドセンターの2列目くらいに突っ立っていた。このまま僕らは大人になれないまましがみついて忘れないんです。『漂流教室』本当に大好きなんです。「今まで出会えた全ての人々にもう一度また会えたらどんなに素敵なことだろう」と本当に心から思うのです。でもなんだか印象に強く残っている峯田の姿は、君と別れて僕は石ころになって蹴っ飛ばされて転がって”疲れた”と叫んだ峯田。でもなんだかね『東京』と『べろちゅー』に関してはひどくメンバーがいないことが寂しくなったよ。機材トラブルとか関係なしに、やっぱり『べろちゅー』のあのギターはちんさんじゃないと弾けないし、『BEACH』に入っている”ちんくん”という声を聞いてしまうともう物足りないんだよ。ちんさんじゃなきゃ。とはいえ昨日のメンバーも最高でしたよ。幾度となく形を変える『銀河鉄道の夜』も最高。もうどうしようもない気持ちになってなんだかもう、いろんなことをおも出してしまったり、今の状況とかもう思い出しちゃって、一番泣きそうになってしまったのは、この曲だった。『光』はもう儀式みたいだったな、雄叫びをあげる峯田の目がもう儀式だった。とはいえ、僕はもう空の向こうに飛び立ってしまいたくなっていたからもうちょっと意識がないんだけど、『ボーイズオンザラン』聴いてやっぱりみんな戻ってきてくれよとまた思ってしまった、もう遅いか。ああ、やっぱり男に生まれたかったよ。最後に、「きっと世界は僕のもの」と歌う峯田和伸さんは、確実に世界を僕のものにしていた。きっとじゃなかった。少なくとも、あの空間は完全にものににしていた。

MCやアンコールの最後の曲「愛してるって言ってよね」でやたらと連発する”銀杏BOYZ”一人でもZを強調していた銀杏BOYZ。

あーあ、全然現役で大好きでしたってことを書きたかっただけなの。未だでフリーターで生ぬるくたまに死にたくなったりしながら生きている。柔らかい地獄ってもう天国にも似てるからわたしはもう、この生活を苦しみながらも続けてしまうけれど。

一度ギターを持ってしまった人は何があっても続けなきゃいけないらしい、どんなに周りに才能ないって言われも好きだったら続けてしまうらしい。

筋肉痛で重い腕を動かして、久々に文章を書いてしまった。

好きなんだもの。


アーーーーーーーー。

本当に最高でした。銀杏。銀杏最高!!!


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