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実績作りのアイデアその3

今日は小さい日記サービスについて書こうと思う。というか一旦書いたのだが、本来書きたいサービスに対するアイデアより、なぜこのアイデアか、の説明が長くなりすぎてしまったのでごっそり削り落とした。情報商材でもあるまいし、AIDMAや2W3Sに慮った記事にする必要などないのだから。今後もできるだけ簡潔にしたいと思っている。

1行日記、4行日記、ほめ日記、願い事手帖等々のポジティブ系ダイアリーをご存じだろうか。個々の内容はぐぐっていただくとして、これらは簡素な日記だ。それぞれに書式やルールがあるが、要はポジティブで短い日記を習慣づけて人生をよい方向に導こうというものだ。

秋になって来年用の手帳を買ったり、年始には今年こそと日記をつけ始めて、あっけなく挫折する諸兄は多いと思うが(実際自分もそっち側だw)それをシステム的にサポートする仕掛けのアイデアを提案したいと思う。

母体のシステムは上手に棲み分けるFacebookをイメージすればいいと思う。公開情報範囲を、一般公開、フォロワーまで公開、ホワイトリスト(友達)まで公開、自分だけ、のように広げたり狭めたりできることが最低条件だ。

書き込みできる主情報は、先に挙げたような短い定型のテキストデータ”のみ”に限定する。その代わり再利用可能なデータに変換可能になっていることが望ましい。応用過ぎるので詳細は省くが、日付や記述内容に応じて後で分類、集計できるようにしておきたいからだ。そういった分類集計機能を有料で提供できるようにするためとも言える。おまけだが、1行日記をベースとしておいて、4行日記的な(あくまで的な)追加機能部分を安い月額課金に持っていくとサービスが安定しやすいと考えている。

フォロー可能な人数にも上限をつける。例えば5人とか。不特定多数を節操なくフォローして、更新疲れやコミュニケーション疲れを起こすくらいなら、初めからシステムで制限しておけば言い訳が立ちやすいからだ。もちろん制限解除は課金で解決可能だ。その際には少人数を単発の課金にするか、月額費用にプラスオンするなどするとお得感を生むことができるのでお勧めだ。

 

SNSの問題点の1つに、無秩序かつ節操のない自由投稿が挙げられる。誰でも自由に投稿できて、誰でも自由に閲覧できて、承認欲求が満たされて、表の部分はとても華やかだろう。だが一歩間違えれば炎上や誹謗中傷ネットいじめなど裏の世界に落ちるのは決して他人事ではないはず。この日記システムはそういう世界から一歩距離を置きやすいようになっているはずだ。まず書く内容が日記なので自由ではない。閲覧も公開を前提としない限り制限される。ポジティブを前提とした短いテキストなので炎上も誹謗中傷も起きにくい(はず)。フォローに制限を設けているので個々の輪が小さめに落ち着くのも炎上しにくい理由になりえるだろうか。総じて利用者数は推して知るべしになるだろうが。

利用者数や課金額をKPIに載せなければならない企業ではこういった売れなさそうな開発はあまり進捗しない。利益がでないのだからそれは仕方がない。今日のこの案は、あくまで個人レベルの実績作りのアイデアとして、派手に労力やコストを消費しないで、対外的に関心を寄せてもらえるものにするか、だけにフォーカスしている。WordPressや類似OSSで作るのは若干面倒だが、昨今のフレームワーク事情なら1から作っても(細かい問題を除けば)そんなに困難ではないはずだ。つまり実績として見せるのにちょうどいいはず、ということだ。

今回もイメージ写真はぱくたそさんから。


フリーランスのエンジニア。主にサーバサイドからインフラ。フロントとアプリも出来るけどそんなに好きじゃない。noteはアウトプットの練習用。普段はTwitterにしかいない。