見出し画像

実績作りのアイデアその9

パーティゲームの花形といえば豪華景品が当たるビンゴゲームだろうか。

結婚式の二次会や忘年会新年会等々で人が集まれば行われるビンゴ大会。個人的には騒がしいのは好きじゃないし、くじ運に恵まれていないのでどうでもいい感じで斜に構えたこじらせ中年なのだが、だからといってビンゴのアプリを設計してはいけないということはあるまい。

さて、どんなビンゴを設計しようか。

基本的なビンゴ

縦横5マスずつ、中央はフリー、最小4個・最大21個でビンゴ。開始時にランダムでカードに数字配置。定期的に当選数字の払い出し。当選したらマーキングアニメーション。ビンゴになったらライン消去のアニメーション。

ビッグナンバービンゴ

参加人数が多い場合や、中長期開催向けに最大値を大きくする。最小は24(中央フリーで1から24)、一般的には50ないし100程度からランダムだが、これを1000程度にする。当選(ビンゴ)確率は極端に下がることになるが、参加人数が多い場合や1ゲームの期間を長めにする場合に有効だ。1時間に1個当選数字を払い出しても42日かかる計算なので、1ヶ月開催のソーシャルゲームイベントに使えるかもしれない。

定期開催ビンゴ

1日、1週間、1ヶ月など開催期間を決めて、その中で定期的に当選数字の払い出し。アクセス時に前回の当選数字を取得していなければ無効(1日に1回払い出されるとして3日アクセスしなかったらその3日分の数字は当人にとって有効にならない。)前述のとおり最大値を大きくして払い出し回数を増やすことでアクセス回数を増やすことができるはずだ。ちなみに当選数字の払い出しをスタックさせることでこの制限を緩和することができるし、スタック数を調整する課金アイテムを販売することもできるだろう。

マルチビンゴ

通常は1人1枚のゲームカードを同時に複数枚持てる。当選確率の向上やモチベーション維持、課金アイテムとしても使えるはずだ。カードのグレード毎には1枚しか機能しない等の制限(グレード毎にカードをスタック)すれば、継続率を上げることができそうだ。

オールラインビンゴ

一般的にはビンゴは1ライン揃えれば当選だが、全ライン揃えるまでやるスタイルにする。LINEツムツムのビンゴと同じだ。1ラインごとに報酬があって、全ライン揃えたら最終報酬があるという形。当選数字の払い出し周期を早めることでスピード感を上げることができる。

課金アイテム

ビンゴカード自体(カードにグレードがある場合に有効)、ランダムな当選数字を払い出すアイテム、見逃した当選数字を取得するアイテム、などなど。前述した当選数字のスタックもそうだ。動画広告を見ることで特定のアイテムを払い出すとか、ランダムに当選数字を取得できる等は、アビスリウムの宝箱と同じで当選番号発表中継といったテレビを見るメタファーがちょうどいい感じに収まるはずだ。



おまけ

聡明な諸兄には言わずともご理解いただいていると思うが、当選アイテムについて現金や物理的な現物を用意する場合は、各種法律について確認することをお忘れなく。商法まわりから景表法まできちんと確認しないと、罪に問われるケースもあるのでくれぐれも注意してほしい。

また、この記事は実績作りのアイデアを提供しているだけであり、実務レベルではよりよいアプリが多数存在していることも付け加えておく。アプリストアで検索すれば多数の同様のアプリが見つかるはずだ。それらとの差別要員を検討する訓練も実績作りには重要だということも改めて提言しておきたい。



フリーランスのエンジニア。主にサーバサイドからインフラ。フロントとアプリも出来るけどそんなに好きじゃない。noteはアウトプットの練習用。普段はTwitterにしかいない。