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実績作りのアイデアその5

放置ゲームというジャンルがある。いくつか下位ジャンルが存在するが、概ねタイマーでポイント加算(放置)、タップ等の追加操作でポイント加算(タップ系)、貯まったポイントでアイテム交換とコレクション、イベントスチルやストーリーの開放、キャラクターのレベルアップ等々が発生するタイプのゲームだ。

面白かったり人気のあるゲームはやはり企業制作であることが多く、個人制作ではごく一部が話題になるだけなので、正直メシのタネにするには心もとないが、だからこそ実績作りのためのサンプルとしてチャレンジする余地があると思う。

アイデアその1でも書いたタイマーコントロールと、ポイントコントロールが放置ゲーの要にあり、それ以外の部分はどちらかといえば取り替え可能な機能に過ぎない、と考えれば放置ゲーのアイデアは無限にあるように思える。以下、参考程度に放置ゲームのアイデアを書いてみる。

放置ゲームx小説

キノの旅という人気ライトノベルがある。主人公キノが相棒のモトラド(しゃべる自動二輪車)のエルメスと旅をしながら様々な国を訪れるというストーリーだ。丸パクはきっと怒られるだろうが、エルメスに乗ったキノがポイント加算で前に進み、どこかの国に到着するとストーリーが開放される、を繰り返していくというのはどうだろう。どうだろうというか作りたいんだがいかがだろうか、電撃文庫様w

連載は終了してしまったが、少女終末旅行という漫画(アニメ化もされた)も類似のゲームに出来るIPだったなと思う。

放置ゲームx錬金術

ハガレン(鋼の錬金術師)が最終回を迎えてずいぶん経つが、まぁそれとは関係なく錬金術、すなわち何かと何かを掛け合わせて別の何かを作る、という行為は組み合わせの妙や系統図の仕組み等で、様々な工夫をすることができる。放置ゲーにおいては一定量のポイントを原資に次々とアイテムを生成するメタファーが使える。材料工場のイメージと言えば伝わりやすいか。レベルに応じてストックできる原資の数に制限をつけることで利用回数をコントロールすることができる。生成された原資を元に錬金術を使いコレクション性のあるアイテムを生産、販売することで他のポイントを稼動させることが考えられる。放置しっぱなしだけではないゲーム性が期待できるはずだ。

放置ゲームxVR

アビスリウムという放置ゲームがある。一時期ハマってタップし続けた時期もある。放置ゲームとしての品質がずば抜けてよく、レベルデザイン、課金システム、広告挿入等全体的によくできていた。中でも海の底というモチーフにマッチしたVR(3D?)モードがあり、3Dで世界観の中に没入できる機能が好きだった。世界観にマッチしたVRは実績作りに大きな影響を与えると思う。先に挙げたキノの旅のような世界観でなら、搭乗者(キノ)目線のVRはファンならずとも見たくならないだろうか。

放置ゲームx基礎

めんどくさいことを一切考えない基礎ゲームを作ってもいいだろう。これまでの案は基礎部分以外で他者の協力が必要になりそうな部分が多く、個人の実績として一人だけで作るには少々荷が重い(重すぎる)ので、そういった部分を一切排除して、放置&タップで延々進む”だけ”にするのは悪くないかもしれない。メタファーとしては、例えばミスタードリラー(という掘り物ゲームがある)のように延々と下に向かって穴を掘る(一定の距離まで行ったらステージを変える必要があるかもしれない)とか、下に掘るのがアレならトンネルを掘るメタファー(横に掘る)もいいだろう。もっと簡単に、宇宙飛行はいいかもしれない。公開されている星間距離があるので、タップの数値目標も立てやすい。

放置ゲームx癒し

基礎だけだとつまらないと思うなら、癒し要素を追加してみるのはどうだろう。癒しといえば海はどうだろう。海岸線を歩く、というメタファーだ。砂浜や岩礁海岸、干潟など地面の種類、波の強さ、時間帯や天候による雰囲気など飽きにくい仕掛けを作ることもできるだろう。歩くメタファーがありなら、走るメタファーもありかもしれない。そうマラソンだ。世界各地を走るランナーを三人称視点で表現するなどだ。一昔前なら世界の情報を手に入れるのも困難だったが、現代にはgoogle mapがあり、ストリートビューがある。現実に即した街並みを走るVRの登場だってそう遠い話ではないだろう。他の癒しといえば森林浴やガーデニングだろうか。いっそ音楽療法的なメタファーなら、手巻きオルゴールなんかどうだろう。オルゴールが止まらないようにタップでぜんまいを巻くのだ。その間だけヒーリングミュージックを流すことができる、という感じはいかがか。


書いても差し支えないような内容だけで書いてしまったが、実際にはどれももっとゲーム戦略込みの設計書を提供することも可能だ(もちろんそれは有料だw)。もし開発したいというエンジニア、デザイナー、開発チームや企業さんがいれば連絡して欲しい。

言うまでもないが黙ってアイデアだけ借用していったとしてもまったく構わない。もしこれらのアイデアを元に何か実現したらコメント等でそっと教えてもらえれば十分だ。


いつもどおり画像はぱくたそさんから。放置をイメージする写真って難しいので提案にも書いた工場をイメージした。


フリーランスのエンジニア。主にサーバサイドからインフラ。フロントとアプリも出来るけどそんなに好きじゃない。noteはアウトプットの練習用。普段はTwitterにしかいない。