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ハナヤマのポケットゲーム PIECEってピアス:耳飾りのことですか?(1)

ハナヤマにはPIECE (ピアス)というゲームを1974年頃(推定)に販売していた実績があります。
トミーポケットメイトの「ソリテア」の販売期間と、かぶっています。
だいたい同じ時代に販売されていました。

PIECEとは、どう考えても「ピアス(耳かざり)」という意味の英単語です。
どうしてこの名前だったのでしょう?理由が想像できません。

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この年代は、ハナヤマの家庭盤シリーズ(ダイヤモンドゲーム・コピットゲーム・ルードなどのいわゆる黄金期のボードゲームをセット販売したもの)の売り上げが一段落して一息ついてしまった時期です。
この時期はちょうど、ハナヤマは会社の方向性を模索している時代だったのだろうなぁと思います。(まだ「はずる」シリーズは生まれていません)

ちなみに、今日の記事でお伝えする8種類のゲームのルールを発掘するのは、現時点(2024年)でだいぶ困難になって来ました。
可能なうちにデジタル化しておかないと、いつの間にか再現不可能になっているでしょうから。
今、デジタル化するのが大事なんだと思います。

1:ソリテリア   Solo play
勝利条件:
盤上に残るコマの数ができる限り少なければ勝ち。理想的には1個。
初期配置:
中心部を空けて32個のコマを盤上にすべて置く。

遊び方:
コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。
跳び越されたコマは取り除く。
これを、跳び越せるコマがなくなるまで繰り返す。

2:スキップ Solo Play
勝利条件:
得点ができる限り「0」に近ければ勝ち。
初期配置:

遊び方:
コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。
跳び越されたコマは取り除く。
赤い色のコマは、ゲーム終了時、最初の位置に戻っていなければならない。
赤い色のコマは、もし他のコマに跳び越されても取り除かない。
ゲーム終了の判定と得点計算:
跳び越せるコマがなくなるまで繰り返す。
盤上に残った赤い色以外のコマの個数と、もとの位置に戻っていない赤コマの個数との合計が得点となる。得点は小さいほうが良い。

3:ホップチェス 2 to 4 players
勝利条件:
終了時に、自分の色のコマが多い人の勝ち。
初期配置:

遊び方:
2人で対戦する場合は1人で2色を担当する。
コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。
跳び越されたコマは取り除く。このゲームでは「1つ飛び」が連続してできる時は続けることができる(連続ジャンプOK)。
跳び越したコマが対戦相手のコマだったときは取り除く。
*自分のコマを跳び越したときは、取り除かない。
ゲーム終了の判定と得点計算:
跳び越せるコマがなくなるまで繰り返す。
盤上に残った自分の色のコマが、対戦相手よりも多かったら勝ち。

4:リーブ 2 to 4 players
勝利条件:
誰よりも早く6個の自分のコマをゲーム盤の反対側に移動させたら勝ち。
初期配置:

遊び方:
2人で対戦する場合は1人で2色を担当する。

コマの動かし方は2通りある。任意のどちらか一方を実行する。
A 1歩ずつタテヨコナナメの任意の8方向に動かす。 
B コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。このゲームでは「1つ飛び」が連続してできる時は続けることができる(連続ジャンプOK)。
*跳び越すのは1個。2個~3個並んでいるコマを跳び越してはいけない。
*このゲームでは、跳び越されたコマは取り除かない。

ゲームは全部で8種です。明日は残りの4つを記します。


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