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ハナヤマのポケットゲーム PIECEってピアス:耳飾りのことですか?(2)

ハナヤマのPIECE (ピアス)の続きです。

5:チェッカー 2 players
勝利条件:
相手のキングを取るか、あるいはキング以外のコマ8個をすべて取るかどちらかで勝ち。
初期配置:

遊び方:
黄色と青色とが両者のキング。キングはタテヨコナナメ8方向に進むことができる。ジャンプも同様に8方向。
赤や緑のコマは、前方と横とを合わせた5方向にしか進めない。
(後方に進めない)
コマの動かし方は2通りある。任意のどちらか一方を実行する。
A 1歩ずつタテヨコナナメの任意の8方向に動かす。
    *赤や緑のコマは後ろにさがれない。 
B コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。このゲームでは「1つ飛び」が連続してできる時は続けることができる(連続ジャンプOK)。
*跳び越すのは1個。2個~3個並んでいるコマを跳び越してはいけない。
*赤や緑のコマは後ろにさがれない。 

6:シーカ 2 to 4 players
勝利条件:
自分のコマが1個以下になったら負け。最後まで自分のコマの個数が2個以上を保ち続けたら勝ち。

準備:
ゲーム盤に何も置かない状態からスタート。

順番に1個ずつ任意の位置に、自分の色のコマを置いていく。
*必ず真ん中のマスは空けておくこと。
コマがすべて置かれたらゲーム開始。
遊び方:
コマはタテヨコナナメの任意の8方向に1マス動かす。
*このゲームではジャンプなし。

自分の色のコマ2つで相手のコマ1個を「タテヨコナナメ」ではさんだら取れる。
また、相手のコマ2個が、1マス空けて「タテヨコ」に並んでいる時、その中心に割り込んだら、両側にある2つのコマを取れる。
ゲーム盤のスミに対戦相手のコマを追い詰めたら取ることができる。

左:赤を取れる。右:緑を2個取れる。下:追い詰められた緑2個・青1個取れる

*「ナナメ」に1マス空けて並んでいる相手のコマは取れない。
*相手のコマ1個をさはんだら取れるが、相手のコマ2個をはさんでも取れない。

左:異なる色なので取れない。上:ナナメの場合は、間に割り込んでも取れない。右:2個では取れない。

7:ナインプレイ    Solo Play
勝利条件:
コマが残った位置に応じて得点を得る。得点が0点が望ましい。
初期配置:
数字が描かれている範囲内に、以下のコマを任意の配置で置く。
赤1、黄2、緑3、青3、合計9個。

コマはこの範囲内で任意の位置に置く

  
コマはタテヨコナナメの8方向に、隣のコマを1つ飛び越えて進む。このゲームでは「1つ飛び」が連続してできる時は続けることができる(連続ジャンプOK)。
*跳び越すのは1個。2個~3個並んでいるコマを跳び越してはいけない。
ゲーム終了時の得点計算
コマが残った位置による得点
最初の図に示した場所にコマが残った場合は、書かれている数字の得点を得る。
コマの色による得点
残ったコマの色に応じて得点を得る。
赤0点、黄5点、緑10点、青15点。

8:ラストワン 2 to 4 players
勝利条件:
最後の1つを取ることになった人が負け。
準備:
32個のコマを適当な位置に置いてからゲーム開始。
遊び方:
タテヨコの4方向に隣り合って並んでいるコマ、1個~3個まで任意の個数のコマを取り除く。
*隣り合っていないコマをまとめて取ることはできない。
*ナナメはこのゲームでは隣とは認めない。

***

シーカは今でも時々「ゲームスタジアムSD」的な商品を販売する時に、ルールブックの中に入っています。
ハナヤマさんはこのゲーム、実は密かに好きなんだなというところが垣間見えて面白いです。

最後のゲーム「ラストワン」は、私が以前論じた「ニム」ですよね。これ。ニムは・・・ゲームとして面白くないです。
ニムには「逆転できるかも!」というドキドキ感がないのです。負け始めたら、もうそれっきり変化なしです。
その点がもう、ゲームとして「失格」だと思います。

ところで、この商品は、小さなポケットタイプのゲーム盤で、しかもコマは「ペグ」形状です。ペグですから、ゲーム盤本体には「穴が開いています」。
まさか、そんな程度の理由で「ピアス」って名前をつけたのでしょうか?



ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。