Wariワリのバリエーションについて(ちょっと小話)1
タイトル画像引用
http://www.cyningstan.com/game/56/wari
「日本マンカラ協会」のおかげで、すっかりマンカラというゲームは日本に定着しましたね。
この協会さんは、本当にいい仕事をしてくれました。
こんな具合に、ボードゲームが1つ1つ、次第に日本の遊びとして定着してくれるのはマジで嬉しいです。感謝しかありません。
さて、日本で流行したのはマンカラでしたが、ヨーロッパ方面に目をむけると、マンカラとはちょっとルールが異なるバリエーション「ワリ(Wari)」のほうが主流です。
一時期「ワリ」はヨーロッパ地域でちょっとしたブームになっていたことがあります。
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「ゲームの歴史大全」によると、Wariは呪術や祭事用具ではなくて、実は遊戯だったんだとヨーロッパ人たちが気付いたのは、ようやく1800年代(19世紀)だったとのこと。
ヨーロッパ人たちは、これがゲームだとは、なかなか気づかなかったというのですから、びっくりしますね。
*ゲームとしての発見が遅れた理由は、人種差別問題に関連しているとしか考えられないため、この件は深く論じたくないです。
このワリ(Wari)というゲーム、読者の皆さんはご存じの通り、本当に意外と面白いです。
1800年代にヨーロッパ地方に伝わるとほぼ同時に、またたくまにヨーロッパ全域でも遊ばれるようになっていきました。
ワリ(含マンカラ)は、アフリカ大陸全土と、イラン・イラク・シリア、さらに、海岸伝いで東南アジアまで、驚くほどの広範囲を支配しています。
いろんな地域で遊ばれていた、ということは、おびただしい量のルールバリエーションがあるということ。
それぞれの地方で、皆が勝手に「地方ルール(ローカルルール)」を作ってしまうわけです。
ゲーム研究家たちが情報収集して、英語&ラテン語系言語で記録したルールだけを見ても、まあほんとに、たくさんのバリエーションがあるわあるわ・・・・。収拾がつかないほどあります。
ということで、文献的な記録の意味合いで、バリエーションルールをご紹介します。
・・というのは明日の記事にします。今日はここまでです。
ご注意:
明日の記事は、記録文献的な価値しかありません。
「過去の文献を読むのは退屈だな」
と、お考えの方は、ルール文中において「太字にした部分(特徴的なバリエーション化された部分)」だけをお読みいただき、それ以外を読み飛ばしていただければ良いと思います。
そのような読み方をお勧めします。
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。