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クラシックバレエとタップダンス




今回は、元々古典的な「型」のあるクラシックバレエとタップダンスについて、教え方のお話しをしていきます。

触れることがないと、なかなか知る機会も少ないと思いますので、ご興味のある方は是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


まずは、それぞれの主なレッスンの流れを書いてみます。

クラシックバレエのレッスン

【バーレッスン】
ウォーミングアップ
プリエ
タンデュ
デガジェ
ロン・ド・ジャンプ
フラッペ
フォンデュ
グランバットマン
アダジオ

【センターレッスン】
アダジオ
タンデュ&バットマン
アッサンブレ
ピルエット
ピケターン
グランワルツ
レヴェランス

タップダンスのレッスン

【ウォーミングアップ】
ボールヒール
スラップ
フラップ
3連
パドルアンドロール
フラップ
タイムステップ
その他色々

【コンビネーションやエクササイ】



ざっと書いてみました。
各項目の呼び方はインストラクターによって違う場合もあると思いますが、だいたい王道のレッスンの流れはこんな感じかと思います。


まず共通しているのが、
レッスンの時間内に「ストレッチ」が含まれていないこと。

バレエの幼児クラスではストレッチから教えるこもありますし、タップもストレッチからやる先生もいっしゃいます。

でもほとんどの場合、レッスン前に各自でやってくださいね、というスタンスです。



では1つずつ細かく書いてみます。

まず、クラシックバレエのレッスンは、全体の流れやレッスンの内容が、全国どこのレッスンを受けてもだいたい同じです。

これ、よく考えたら凄いことですよね。

毎週、いや毎日、プリエから始まります。
基本をとても大事にしないと上手くならないジャンルだからです。

クラシックバレエは、踊る演目も昔からある決まったものなので、基礎も毎回同じことを繰り返す、というわけです。

これぞ伝統だと、私は思います。

ただ、基礎を学ぶ中で先生それぞれの教え方やアドバイスの仕方があります。
大切にしていることも先生によって違います。


私がレッスンを受けた中で印象に残っているのは、
「イメージして表現する」ことを教わったことです。

手をひらひらさせる動きを、「宝石が指先についていてそれをキラキラさせるイメージでやってみて」
と先生がおっしゃっていたのがとても印象的で、分かりやすくイメージすることができました。

その他も、ターンをする時やバランスをとる時に、こんなイメージをしてみて!と具体的に伝えてあげると、生徒さんも練習しやすくなると思います。

クラシックバレエは動き自体が古典的な分、このような独自のイメージを伝えてあげると、生徒さんの心に響くかもしれません。



次に、タップダンス。

タップは、バレエに比べると内容の自由度が高く、先生によってレッスンの内容もかなり変わってきます。

でも、とにかく地道に基礎を練習するという点は、バレエと似ていると思います。

先生としてはいかに「地道な練習を促せられるか」がカギだと思います。

レッスン以外の時間でも練習したい!と思ってもらえるようにするには、少し難しい課題を与えると、悔しい!もっと練習して上手くなるぞ!という意思に繋がります。

また、次までにこれを練習してみてね、と具体的に教えてあげるのも良いと思います。


タップは細かいステップの繋がりなので、なんとなく雰囲気で踊るのは難しいです。

なので、レッスン内でも練習時間を与えてあげて、生徒さんがしっかり理解できるようにサポートしてあげることも大切です。

それから、耳で振付を覚える方法を、おすすめしてあげるのも良いと思います。

先にリズムを覚えてから、後から動きを加えていくと覚えやすかったりします。


さて、それぞれを少し細かくお話ししてみましたが、今回お伝えしたかったことは何なのかというと...

古典的なジャンルこそ、自分独自の色をつけてレッスンをしよう。

ということです。

ストリートダンスやジャズダンスは、レッスンの内容も振付も、動き自体で先生の色を出しやすいです。
「あの先生の振付ってこんな感じだよね!」
というイメージを与えやすいです。

ですが、クラシックバレエやタップダンスはそれを出しづらく、動きに決まり事の多いジャンルです。

だからこそ!
その先生だけの伝え方や表現の仕方を取り入れていかないと、生徒さんの心を掴むことが難しいのです。

これから教える先生や教え始めたばかりの先生は、是非、独自の伝え方を研究してみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

Raivs代表
山崎涼子

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