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期限切れフィルムのススメ-velvia50

私は詰め替えフィルムや期限切れフィルムには手を出さずにいつもは純正の期限内のフィルムのみを使用している。私にとってのフィルムは”エモい”写真を撮るための道具と言うわけではなく、デジタルカメラにおけるイメージセンサと同じようなもので感材にフィルムを選んでいるだけである。なのでいつもは正規品のフィルムのみを使っているのだが、今回は人にいただいたので使ってみることにした。

フィルムは富士フイルムのvelvia50。期限は2013年で常温で保管されたものだ。写るかどうかもよく分からないので散歩のついでに試してきた。

結論としてはマゼンタに被るものの、それなりに使うことができた。カメラはNikonF2を使い、カメラの設定は一段明るくなるように感度25に設定して、撮影時の露出も少し明るめにしてみた。

一枚目。猫が居たので撮ってみたのだが、概ね露出は合っているようだ。この後山道の散策路を歩いてきたので、写真をどうぞ。


ヌコ



抜けは悪いがしっかりと光が当たっているようなところではそれなりに写るようだ。

広葉樹林の林床は暗く湿気を多分に含んでいるのでシダをたくさん見かける。

光量が少なかったり背景が影だと茶色く濁るようだ。


以上が作例であるが、アンダー時の茶色く濁るのは気になると言えば気になるし、それほどと言えばそれほどと言う微妙なところ。10年も期限が切れてから常温で放置していたにも関わらず、これだけ写るんだからさすが富士フイルムと思った。

わざわざ買ったりするものではないが、貰ったり投げ売りになっているのなら使っても良いかなと私は思った。そのフィルムによって条件は違うものの、参考になれば幸いである。

今週はここまで。皆様にとって良き週末となりますように。


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