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【ポケモンSV】ランクマ1桁順位獲得『怒りの天然狩りクエスパトラ』


はじめに

あ、どーも。Raitoです。

普段はスマブラの選手として活動をしています。ここ数年はスマブラのトーナメント出場や、Youtuberとして活動をメインに行っていました。

巷ではポケモン新作が流行っていますが、僕もその波に吞まれすっかりハマってしまいました。

あまりのハマりようにひたすら育成と対戦を繰り返していましたが、その甲斐あって先日ランクマで瞬間4位を獲得することができました。元々ポケモン自体は第3世代の頃からオフトーナメントに参加したり、大会の主催とかもしていたのですが、久々にプレイするポケモンである程度高い順位を獲得できて非常に嬉しいです。やったで・・・・・・・・!


夢かと思った

4位に至るまで色んなポケモンを使いましたが、1000位から4位に到達するまでは一貫してこちらの構築を使用しました。


構築の並びがあまりにも奇抜で気になる人もいると思うので、備忘録として残しておきます。変なポケモンが多いですが、勝てるポケモンを探した結果こうなっただけでマイナーポケモン愛好家という訳ではありません。どちらかと言えば高種族値のポケモンが好きです。

運用方法については動画で説明しているのでそちらをご覧ください。こちらの記事では説明しきれなかった詳細についての補足がメインです。

構築を組む上で必要な『殺意』

構築を組むに至ったキッカケについて。

構築の作り方という動画が人気なように、今作から始める人は1から構築つくるのに非常に苦しんでるように思います。

構築を組む際には使いたいポケモンを決めるのが最も手っ取り早いのですが、その前段階として倒したいポケモンを想定し、そいつに明確な殺意を持つことも重要です。

ランクマが始まる前までは地面テラスタル+とつげきチョッキセグレイブ&ものまねハーブ炎ケンタロスや、テラスタル炎+ちょうはつコノヨザルを好んで使用していました。しかしその平穏はヘイラッシャというナマズにより完全に崩壊してしまったのです。

この『とくせい:てんねん』の魚類は優れた耐久から唐突に繰り出され、有利対面という状況を利用しひたすらにじわれを連打してきます。技の駆け引きが楽しいポケモンバトルにおいて、それを嘲笑うかのように一撃技を連打されるのは非常にストレスです。堅いてんねん持ちに一撃技与えちゃダメなんてことは小学生でも分かります。こんな非常識なポケモンは到底許されません。

とはいえヘイラッシャ対策だけ組むなら簡単です。浮いてるポケモンを採用するだけでいい。じわれが不毛なら無効化すれば良いのです。しかし世の中にはヘイラッシャより強いてんねん持ちが大量発生しています。腹太鼓が得意のマリルリもお腹を隠しながら生活する程です。

てんねん持ちを安定して突破する。この難問に明確な回答を出すのは難しいですが、そこが今シーズンを勝ち抜くカギだと確信し、該当するポケモンをひたすらに探し続けました。

そこで行き着いたのがアシストパワー/つけあがる持ちのポケモンです。てんねんは相手の能力上昇を無視しますが、技の威力上昇までは無視することができません。そこから『とくせい:かそく』のオート能力上昇で全抜きを狙いやすいクエスパトラに注目し構築がスタートしました。


ポケモンの詳細

ここからはパーティの詳細説明です。

クエスパトラ


【ステータス】202-xx118-120-80-130
【努力値】H252 B220 S36
【性格】ずぶとい
【特性】かそく
【テラスタル】かくとう
【持ち物】たべのこし
【技】アシストパワー テラバースト めいそう みがわり 

かそく+バトンタッチもしくはタスキを持たせてルミナコリジョン連打のイメージが強いポケモンですが、今回はどちらも採用せずアシストパワーで全抜きを狙うエースとして運用しています。

壁サポートありとはいえ元の耐久力が心許ないので、努力値はほぼHPと防御に振り切り。最低限かそく1回で最速マスカーニャ抜き(193)※になるように素早さにも振りました。ここまで耐久を上げると壁込みでドドゲザン(攻撃205)のアイアンヘッドでみがわりが壊れなくなります

※追記
素早さ間違って1多く上げてたのでマスカーニャ抜きどころか最速タイカイデンまで抜けるっぽいです。自分のタイカイデンが上取れてなかったことで気付きました


アシストパワーは『特性:てんねん』で無効化されない貴重な火力上昇技です。てんねんの乱立により積みアタッカーの価値が下がっている環境化において、てんねんを呼びつつ起点にできるポケモンがいれば読み合いの必要がない安定した勝利を狙うことができると考えました。

特にクエスパトラはめいそうが積めないターンでも、『特性:かそく』で自動的に火力が上がり続けるので1~2回めいそう積み終わったらアシパ連打するだけでどんどん負担をかけられます。

一度起点を作れば相手のスカーフ持ちに崩されることも無くなるので、非常に安定したパワーを発揮します。めいそうを2回以上積めば鋼タイプやとつげきチョッキ持ちでも対処不可能なので、不毛なテラスタル引っかけでターンを損することもありません。やってることはちょうのまいウルガモスの上位互換です。

テラスタルはアシストパワーのダメージが通らない悪タイプに対抗するために格闘タイプにしています。壁構築はドドゲザンとサザンドラを死ぬほど呼び寄せるので、テラスタル格闘で逆に積みの起点にする動きは相当強力です。上手く行けばドドゲ&サザン対面で身代わりを残したまま後続に備えることができます。

苦手なポケモンが特におらず、盤面整えて出せれば勝ちの状況を作りやすいので選出率はほぼ100%です。


ワルビアル


【ステータス】201-137-133-xx-103-112
【努力値】H244 B164 D100
【性格】わんぱく
【特性】いかく
【テラスタル】適当
【持ち物】でんきだま
【技】なげつける がんせきふうじ ちょうはつ ステルスロック

バトン受けからのつけあがる+じしんかじょうエース…と見せかけて完全サポート要員です。初手に出すと相手の頭がバグり思考時間が若干伸びます。

クエスパトラで全抜きを目指す際に、厄介になってくるのがカイリューの存在です。

こだわりハチマキ+ノーマルテラスタルしんそくは壁込みでも結構なダメージになり、相手の『特性:マルチスケイル』でアシストパワーや格闘テラバーストも1回は耐えられてしまうので、削りでゴリ押しされると意外と体力が厳しくなります。同じ理由で後続に置かれるきあいのタスキポケモンも苦しくなってくるでしょう。

そこで必要になるのがステルスロック要因。とはいえ適当にステロ持ちを採用すると初手にはらだいこマリルリを出されて即ゲームセット、ということになりかねません。また後続がちょうはつマスカーニャすりぬけドラパルトに弱く、そいつらのためのお膳立ても必要です。

そういった事情を考えた時に、唯一条件に当てはまったのがワルビアルでした。ワルビアルは初手いかくでマリルリ、マスカーニャ、ドラパルトの3体を弱らせつつ、自身は対面からでんきだま+投げつけるで相手の全抜きを抑えることができます。

でんきだま+投げつけるは一見ネタ技ですが、挑発で止められない素早さ操作技と考えると非常に優秀です。相手にこだわりアイテム+トリックをされてもブン投げることで同時に対策できます。

努力値をほぼHPと防御に振り分けることでマリルリのじゃれつく+アクアジェットまで耐えられるように。これによりマリルリ対面でちょうはつ→ステルスロックから即退場の流れを作ることができるので、はらだいこを使わせる隙を与えません。最低限の特殊耐久もあるのでゲンガーのきあいだまこだわりメガネ+『特性:アナライズ』ジバコイルのラスターカノン程度なら素で耐えます。

サーフゴーやドドゲザンにも対面有利な見た目をしているので、初手から居座って積み技を使われる心配もなく、サザンドラ対面もスカーフあくのはどうを打たれる心配が無いので後続のドラパルトが生きやすい。ロトム対面もボルトチェンジを打たれないので対面有利を作らせない…など、全ての状況において噛み合っています。

攻撃技はじしんやかみくだくでもいいのですが、マスカーニャとんぼがえり→ラムの実カイリュー繰り出しのムーブをされるとでんきだま投げつけるを無効化され試合終了する恐れがあるため、それに対抗するがんせきふうじを採用しています。サーフゴー対面で技構成がバレると大変なことになるので技は最後まで隠しましょう。

はじめは耐久に振ったすなかけガブリアスというこの世で最もふざけたポケモンを採用していたのですが、はらだいこマリルリや球ドラパルトの根本的な解決に至っていないのと、天下の600族がやること終わった瞬間にすなかけ連打するという見た目が最悪すぎたため、1日で解雇通知を出しました。


ドラパルト

【ステータス】174-xx-103-152-96-193
【努力値】H84 B60 C252 D4 S108
【性格】おくびょう
【特性】のろわれボディ
【テラスタル】ゴースト
【持ち物】ひかりのねんど
【技】シャドーボール リフレクター ひかりのかべ のろい

オーロンゲで壁を貼ると見せかけてまさかのドラパルトが壁貼り要員です。いたずらごころ持ちの壁貼りポケモンは悪タイプとサーフゴーに隙を見せやすく、環境的にも向かい風気味。そんな理由からいたずらごころに頼らず安定した壁貼りと対面処理ができるドラパルトを採用しました。

ドラパルトはゴーストタイプなので瓦割りを無効にでき、レイジングブルを使うケンタロスはドラパルトを突破する技を覚えないため、かなり安定した仕事遂行ができます。

努力値は壁込みでミミッキュの命の球じゃれつく+かげうちを耐えるようにHPと防御に振り、素早さは最速マスカーニャ抜きに留めました。ドラパルトの次に早いポケモンで環境にいるのがマスカーニャ程度しかいないので、ミラーを避けることを前提にすれば素早さの努力値をかなり節約できます。

余った努力値は、サーフゴーをシャドーボール1.5発で倒せるように特攻に全振りしています。
「壁貼りだからこっちに打点ないでしょw」と舐めた態度で居座り、堂々と悪だくみを積んでくるサーフゴーを逆に詰ませる算段です。特攻が高いのでテラスタル誤魔化し耐えも間に合いません。特攻を上げたことで地味にケンタロス対面も戦いやすくなってます。

壁貼り要因は耐久の高さが大事だと思われがちですが、壁を貼ったらさっさと退場した方が強いので耐久は必要最低限でOKです。HPはのろい2回で退場できるように偶数にしています。

先に説明してしまいましたが、自主退場技としてのろいを採用しています。自主退場でクエスパトラに自然と繋がるだけでなく、相手の交換を促して1ターン分得をする動きもできるのでクエスパトラの全抜きを達成しやすくなります。壁を見てから対面で積んでくるドドゲザンやラウドボーンにも効くため非常に心強いです。

特性はのろわれボディにしています。一生呪ってんなコイツ。こだわりアイテム持ちが殴った時に発動すると相手が技を使えない状態となり、起点作りがよりスムーズになるのでとても相性が良いです。

壁貼り要因ですが相手のスカーフ持ちに無抵抗なままやられるので、天候パや受けループ相手以外に初手で出すことはほぼありません。後続から出すと相手の壁警戒が薄れるので壁貼りが非常にしやすいです。

ドラパルトは環境的にも対処が難しいポケモンなので、ドドゲザンやヘイラッシャ後出しを無限に誘えるのが強みです。堂々と出てきた大将は女王で起点にしてやりましょう。

ここまで書いといてアレですが、テラスタルは鋼かフェアリーにした方がいいです。クエスパトラで格闘を切れなくなりますが、その代わりミラー対面や先出しミミッキュに対抗しやすくなります


キラフロル


【ステータス】159-xx-110-182-101-151
【努力値】H4 C252 S252 
【性格】おくびょう
【特性】どくげしょう
【テラスタル】じめん
【持ち物】きあいのタスキ
【技】ヘドロウェーブ だいちのちから ステルスロック おきみやげ

ワルビアルは有利対面を誤魔化すポケモンですが、こちらは有利対面で攻撃するタイプのステロ持ちです。

ワルビアルは性質上相手のラウドボーンを初手に呼びやすく、こちらに殴る技が無いままフレアソングを連打されて厳しい状況に立たされることもあります。

一方でキラフロルは毒+地面打点を持つことでラウドボーンに居座られるリスクを抑えつつ、物理ポケモンに殴られたら『特性:どくげしょう』でどくびし展開を作れるので控えのラウドボーンを始めとした天然持ちに強く出ることができます。仮に積まれてもおきみやげ退場もできます。

おくびょうにしてもHP振りマリルリ程度なら高乱数1発で倒せるので、サーフゴー相手にも強く出れる特攻&素早さに全振りにしました。

キラフロルは対面操作だけでなく、豊富な技範囲と優秀な耐性でどんな盤面でも活かせる良ポケモン。使用者が少ないだけで単体性能だけ見ても相当強いです。

何をしてくるか分からない&物理で殴ったら後続の耐久ポケモンを活かせないという動きがあまりにも強力なので、今後も世話になることがあると思います。こんな先発向きなポケモンを初手に出さないオモダカは何考えてんだマジで。

ワルビアルとの使い分けに関しては、ドラパルト入りにはワルビアルラウドボーン入りにはキラフロルを優先して選出するようにします。両方いた場合はワルビアル優先です。

どちらも初手にサザンドラを呼びやすく、サザンドラが来た場合マジカルシャイン警戒で鋼or毒テラスタルを切ってくれるので、その後の状況有利を作りやすいのも中々にイケてるポイントです。


ボーマンダ


【ステータス】170-171-100-162-90-152
【努力値】A4 C252 S252
【性格】やんちゃ
【特性】いかく
【テラスタル】はがね
【持ち物】いのちのたま
【技】ダブルウィング りゅうせいぐん かえんほうしゃ みがわり

受けまわし構築相手にも基本的に上4体で選出はOKなのですが、唯一厳しいと感じる相手に悪テラスタルのドオーがいます。

ドオーは飛行テラスタル持ちサーフゴー相手にPP戦で有利になるため悪テラスタルを採用することがままあるらしく、その状態ではクエスパトラでも突破が厳しくなります。

悪ドオーチョッキ持ちラウドボーン+アーマーガアという組み合わせで来られるとキラフロルのどくげしょうでの対策も間に合わないため、ドオー入りの受け主体構築に出せるポケモンが別枠で必要です。

そんな時に思いついたのが両刃のボーマンダです。『特性:てんねん』はりゅうせいぐんのデメリットでもある特攻2段階下降を無視してくれるので、てんねん持ちには連打するだけで突破することができます。

特攻に振り切ることで相手のドオーが防御、特防どちらに特化しても突破できるようにしています。耐久ポケモンを対面突破することが仕事ですが、準速までSを上げてるので控えめサザンドラ相手は素早さで上回れます。

対面からだと突破に2発かかってしまうため、りゅうのまいではなくみがわりを持たせました。マンダは初手龍舞しません。これでドオーのどくどくorあくびを無効化するだけでなく、ドオーと一緒に選出されやすいヘイラッシャ対面も安定するようになります。チョッキ+ゆきなだれには鋼テラスタルで対応します。

残りの技にはかえんほうしゃを採用しています。これでサーフゴーやハッサム、アーマーガア対面も安定するようになります。みがわりが必要ない構成ならその枠をテラバースト(鋼)にしてフェアリーテラスタルのラウドボーンの処理を確実に行えるようにしても良さそうです。

特性はどちらもメリットがありますが、ヘイラッシャ対面がより安定するだけでなく、クエスパトラの積みサポートも無駄なく行えるいかくにしました。(以前はじしんかじょうで使ってました)

ステロを撒かなくて良い、かつ初手でアドバンテージが取れそうな相手(イルカマン、ハッサム入り等)には初手から出すことも多々あります。

パーティのコンセプト上選出率自体は低くなりがちですが、対てんねんポケモンへの刺さりがかなり良いので他の構築にそのまま流用しても強いかもしれません。低くなりがちとは言ったものの100~4位到達までに受け軸のパーティが多かったので最上位帯ではボーマンダが大活躍しました


オーロンゲ


【ステータス】195-189-86-xx-96-87
【努力値】H196 A252 B4 D4 S52
【性格】いじっぱり
【特性】いたずらごころ
【テラスタル】あく
【持ち物】こうこうのしっぽ
【技】ソウルクラッシュ ふいうち すてゼリフ トリック

最後の枠はトリックルームブリムオン、晴れ+眼鏡スコヴィラン、雨+鉢巻きフローゼルを見れてかつ初手にドラパルトを呼ばないオーロンゲを採用です。コイツが最後なのかよ。

上5体では天候パーティの耐性が一切ないため、こだわりハチマキフローゼルの雨+水テラスタルウェーブタックルを連打されると約1分で試合が終了することになります(2敗)。天候パーティが少ないからと言って対策は切れません。

S操作技としてこうこうのしっぽ+トリックを採用。天候化で暴走し続けるスコヴィランとフローゼルはコイツで対処します。でんじは型は命中が0なため、こだわりハチマキトリック型は対天候ポケモンの解決にならないためそれぞれ不採用です。

ブリムオン対面はすてゼリフを打つと『とくせい:マジックミラー』で相手が一方的に交代するという仕様を使って対処が可能らしいです。考えたヤツ天才すぎる。

ふいうちで耐久無振りドラパルトを1発で落としたいので、攻撃に全振り。素早さはハッサム抜き程度に抑えてます。壁警戒でドラパルトがテラスタルを切らずに突っ込んでくるのでふいうちがめちゃめちゃ通ります

ワルビアル、キラフロル同様に、対面でやりたいことをさせないためのポケモンですが、構築の性質上悪とフェアリーをアホほど呼びやすく荷物になることが多いため、流行りのマリルリドドゲザン入りには基本選出しません。

地味にコイツを採用しているおかげで相手はオーロンゲに強いポケモン(サザンドラ、サーフゴーなど)を初手に出してくれるので、ワルビアルやキラフロルを通しやすくなるというメリットもあります。

選出方法

  1. ワルビアルorキラフロル

  2. ドラパルト

  3. クエスパトラ

で固定です。
ワルビアルかキラフロルかを相手のポケモン一覧を見て決めるだけなので、選出ミスは滅多に起こりません(1敗)

また、ステルスロックが必要ない相手の場合ワルビアルやキラフロルではなくオーロンゲ、ボーマンダを選出することも視野に入れておきましょう。
相手のパーティがドオー入りの受けサイクルの場合ボーマンダを、天候パーティの場合オーロンゲを出すことになりますが、どちらの場合もドラパルトを初手にする隙が生まれるので初手から壁を展開できます。

動かし方

ボーマンダを除く全てのポケモンがクエスパトラのお膳立てなので、クエスパトラで積むまでにステロ、両壁、のろいまで完走するのがベストです。

クエスパトラはめいそう2回積めば大体の並耐久ポケモンを一撃で倒せます。この段階での特攻は240相当、アシストパワーの威力は140相当です。堅いチョッキ持ちですら3回積むか、みがわりでかそくの上昇分を稼げば突破可能となるでしょう。そのゴールを目指す過程で様々な条件を考慮して、みがわりorめいそうを選択できるようにするのがベストです。

具体的な例で言うと・・・

  • 相手が特殊アタッカー:めいそうして身代わりが耐えるようにする

  • 相手が物理アタッカー:みがわり残して壊れないようにする

  • 相手が悪タイプ:格闘テラスタル切りつつみがわりをする

  • 相手の後ろにスカーフトリックっぽいのがいる:みがわりから入る

・・・といったような判断が大事になってきます。
クエスパトラを出した時点でみがわりが残せる相手なら大体の場合イージーウィンが狙えますが、みがわりが壊される相手の場合は先にめいそう2回積み切って即殴れる状況を作れるようにしましょう。

一見不利そうなポケモンの対処について

実際に使った方から「このポケモンがキツい!」と言われたポケモンの対処法をまとめます。

ミミッキュ

初手に来た場合はワルビアルででんきだま投げつけるorキラフロルで殴りつつドラパのシャドボで削るのが有効です。

クエスパトラを出す前に剣の舞を使われると面倒ですが、そうさせないようにしっかり皮を剥いでクエスパトラが攻撃しやすいように盤面を整えてあげます。ちなみに初手で出てくる場合100億%のろい持ちなので1匹目で皮剥いだあとはドラパルトで処理できると安心です(そのための特攻振り)

壁も貼れてない段階でミミッキュとドラパルトが対面する状況が良くないので、そうさせないように初手で隙を見せないよう立ち回るのが大事です。

クエスパトラで積み始める時は、相手のミミッキュが見えるまで格闘テラスタルは切らないようにするか、やむを得ず切る場合(ドドゲザン対面など)みがわりを残しつつ対面突破するように立ち回ることを徹底しましょう。

みがわりさえ残せればミミッキュがこちらを突破することは不可能なため、安定して勝利することができます。仮にみがわりが残っていなくても、壁が残っていれば格闘テラス消費でシャドークロー+かげうちはしっかり耐えきれます。

キノガッサ

キラフロル初手にしてタスキを削ります。キラフロルが眠らされたとしても、後ろの特攻に振ったドラパルトがマッハパンチを無効化しつつ、そのままガッサを対面突破できるので問題はありません。

今作のガッサは眠らされたら即詰みという状況が殆ど無い(どくどくだま持ちが絶滅している)ので、眠らされる状況があったとしても裏から叩ける準備をすれば大体対処が間に合います。かそくしてないクエスパトラと対面するのが一番良くないのでその点は注意しましょう。

パルシェン

初手に出てきたところをワルビアルの投げつけるorオーロンゲのトリックで止めます。
からをやぶるを連続で使われた場合、パルシェンが意地っ張りならがんせきふうじを1回入れることでドラパルトが確実に上を取れるようになります。

こおりのつぶて持ちの場合2回破られたらゲームセットです。(麻痺を)祈りましょう。

マスカーニャ

ワルビアルででんきだま投げつける、キラフロルでヘドロウェーブする、オーロンゲでソウルクラッシュ+ふいうちで処理する…など、比較的対処が楽なポケモンでもあります。

一番楽なのはワルビアルです。素早さをでんきだまで下げておけば、ドラパで壁貼り退場→相手のはたきorとんぼのタイミングでクエスパトラで格闘テラスタル切ってみがわりを残すという強力な始動を行えます。

マスカーニャの素早さを下げておかないと起点にはできないので、キラフロル選出する場合は確実にマスカーニャのタスキ発動まで削ってからドラパルトのシャドーボールで倒す必要があります(一応不意打ち警戒でリフから入るようにしましょう)

その場合ステロを撒く余裕がないので、相手の構築がカイリュー、マスカーニャ、ラウドボーンという組み合わせの場合キラフロルよりワルビアルを優先した方が良いです。

ステロを撒く必要のない構築や、パルシェン入りにはオーロンゲからスタートするとより安定して対処することが可能です。

マリルリ

ワルビアル初手の場合、必ずちょうはつから入ります。はらだいこだけは使わせてはいけません。じゃれつく+アクアジェットは威嚇込みで確定で耐えるので、ちょうはつを入れてからゆっくりステロを撒きましょう。

キラフロル初手の場合ヘドロウェーブから入ります。チョッキでなければ1発、チョッキの場合耐えられますがはらだいこは使われない上に、相手の攻撃でどくびしを散布できます。攻撃技しか持たないマリルリは壁を貼れればそのまま積みの起点にできます。

相手のマリルリが居座ってくる=ほぼチョッキ確定なので、居座らない読みでステロから入るのもアリかもしれません。カイリュー入りにはステロを優先したいので試す価値がありそうです。

サーフゴー

ワルビアルででんきだまを投げても良し、キラフロルで削っても良し。初手に出てきたら大体の場合ゴールドラッシュで弱体化してくれるのでそこまで対処には困りません。

初手ワルビアルにわるだくみから入ってくることはそうないとは思いますが、でんきだまで麻痺させればドラパルト対面で突破も狙えます。飛行テラスタル切ってくれたらがんせきふうじ連打で負担を与えまくりましょう。

ドラパルトの壁を見てから後出ししてくるサーフゴーは大体の場合トリックorわるだくみをしてくるので、シャドボできっちり落とし切るのが大事です。

クエスパトラに後出ししてくるタイプはそもそもこっちがちゃんと積めていれば相手視点何もできないので考えなくてOKです。一応サーフゴーが見えてない場合加速1回では上を取れずスカーフトリックされることもあるので、みがわりから入るようにしましょう。

ドドゲザン

格闘テラスタルを切ると巨大なおやつに早変わりします。

一応ドドゲ対面の1ターン目は相手のかわらわり警戒でクエスパトラはテラスタルを切らずにみがわりをしたほうがいいです。下手に切ると等倍ダメージになってみがわりを残せません。

また瞑想2回積んだからといって相手のHP満タンの状態で殴らないようにしましょう。悪テラスタルとつげきチョッキメタルバーストで返り討ちに遭います(1敗)

ドラパルト

ワルビアル初手でなげつけるか、オーロンゲのふいうちで対面対処します。とんぼがえりで逃げられた場合、ワルビアルを犠牲にドラパを出せばOKです。ドラパとこちらのドラパが対面すると大変なので、キラフロルはドラパ入りには基本出しません。

相手のドラパはこちらのドラパに受け出ししたくないので、初手で有利状況を作ればドラパは最後までクエスパトラが積む前に対面しません。

クレスパトラはかそく1回ではドラパを抜けませんが、格闘テラスタルを切れば鉢巻きドラゴンアロー程度なら耐えるので下からめいそうを詰むことで立場を逆転させられます。

壁貼りがバレてドラパルトにドラパルトを後出しされたら厳しいですが、相手のドラゴンアローにのろわれボディが発動するとクエスパトラで起点にできるという超絶有利状況になったりもします。

ラウドボーン

どくびしを撒かずとも、特防無振りのラウドボーンならめいそう2回+かそく2回のアシストパワーできっちり倒しきれます。

もちろんどくびしを撒いて置いた方が良いのですが、キラフロルで対処が難しそうなカイリュー、セグレイブ入りにはちゃんとワルビアルを出して倒せるようにした方がいいです。いずれにせよラウドボーンと殴り合うまでにめいそうを2回積んでおくことが大事です。

ドラパルトの前にラウドボーンを出された場合、フレアソングの事前の積みを許さないようのろいでけん制します。相手のラウドボーンが引っ込んだらこちらの勝利で、居座ってものろいの削りのおかげでめいそう1回程度でも突破が可能です。

ヘイラッシャ

チョッキでも残飯でも眠るでもクエスパトラの起点です。みがわりにじわれ外してる光景を眺めながらじわれを選択した人生を後悔させてあげましょう。

キョジオーン、ドオー、アーマーガア

のろい退場から対面を作るのが理想ですが、HPが残った時に迂闊に交代するとどくどくしおづけとんぼがえりを入れられてしまいます。

HPが半分を下回らない状態ではシャドーボールを連打しつつ、ドラパルトを倒してもらうように仕向けるのが大事です。相手にドラパルトより速そうなポケモンがいなければ、壁ターン節約のためギリギリまで壁を貼らないようにするのも考慮しましょう。

なんで公開したの?

この構築はハマった時の爆発力が凄まじく、初見相手にはほぼ確実に勝ち切れる程のパワーがあります。ギミック構築はプレイングのミスによるロスが少なく、相性の悪い相手は無視してとことん勝ちを狙えるという意味でレート戦においては非常に強力でした。

しかし行動の順番が一元化されていて恐らくバレたら弱いです。ポケモンなので構築バレしたら大体弱いんですが、ギミック構築は特に顕著です。なのでこの記事を公開した時点で1位は目指せないと思います。

本来なら最終日まで隠すべきなのでしょうが、自分の本業はスマブラを含めたゲームを楽しむことであって、ランクマの最終1位を維持し続けることではありません。ある程度勝てて楽しい構築をユーザーやファンの人に伝えられればそれで割と満足なんです。シーズン終わる前に動画や記事を出せばレンタルパーティで遊んでもらえるのも大きいです。

今回の構築で1桁順位に行けて、開拓はある程度成功だったと知れたので良かったです。環境が続いてるウチに新しい構築の開拓に入るとします。テラスタル環境楽しすぎて使いたいポケモンが無限に湧き出てくる。オラワクワクすっぞ!

レンタルパーティも用意してあるので、興味があれば是非使ってみてください。IDはGE0K8Eになります。

ここまで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう~~~。


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