チームに所属する際に気を付けたい事

どーも、Raitoです。

先日2019年10月30日から、Twitterでは激の騒動について話題になっています。


最初に言っておくと、僕は彼らの問題について言及することは一切ありません。記事を読むと分かりますがお互いの主張がそもそも食い違っていて、何が正しい情報なのかこれだけでは判別が付けられません。

今回の記事では、これからチーム所属やスポンサードを結ぶ若いプレイヤー達がこのような問題が起こらないようしっかり契約書を結んで行動してほしい。という案内になります。

所属プレイヤーとして活動を目指す人は前知識として抑えておきましょう。

契約書は必ず結ぶべし

所属先を決める段階で、真っ先に取り組むべきものが契約書を結ぶことです。

契約書は、固定給や経費などを初めとした契約の内容がどのようにして行われているかを明確化させる大事な書類です。

お金だけではなく選手がどの日数チームに所属するのか、途中で脱退するとどうなるか、案件や賞金による収益をどのように分配するか、複数スポンサードは許可されるのか…等。細かい決まり事は全て記載されるようになっています。

厳密に言うと、契約書自体には法的効力はありません。そもそもの契約は当事者同士の合意(口約束)だけでも充分に結べるようになっています。

じゃあなんでこれを書くのかというと、例えば契約で何かしらトラブルが起きた際に口頭の約束だけを頼りに主張を行うと、言った言ってないの水掛け論になってしまうんですよね(今回の激の問題がまさにこれ)。

そういったトラブルが起きた際に証拠が無いと法的措置を取れない。だからこそちゃんと証拠が残るようにするために契約書を書いて残しておく必要があるんです。

例えばスポンサードする側が約束事と異なる対応をして、「あれ、最初と言ってることが違うぞ?」ということになっても、契約書に則ればしっかりと間違いを主張することができます。

基本的に、お金が絡む企業やチームに所属する際には必ずと言って良い程契約書を結ぶことになります。お金に関する契約は問題が起きやすいからです。

そんな中で契約書を結ばせない企業に関しては経営そのものに問題がある可能性が高いです。そもそも機密情報を扱う一企業が契約書を結ばないまま第三者を迎えるなんてことは普通に考えれば信じられないことです。(告発や情報漏洩のリスクが大きすぎるので)

信頼関係のみで問題が起きず上手く行くと高を括らずに、契約書を見せてほしいと自分から話ができるようにしておきましょう。結果的にそれが一番の自衛となるのです。

契約書の内容にはしっかりと目を通すこと

契約書とひとえに言っても色々ありますが、今回はあくまで所属する(スポンサードされる)という体で結ぶ内容について話をします

基本的に契約を結ぶ時には契約書を元に話が進むことがほとんどです。企業側がまず書類を作成するので、それに目を通し納得ができればサインと捺印をして無事契約成立ということになります。

しかし、契約書の内容によっては選手側が不利益を被る可能性もあります。例えばこちらの収入(わかりやすく言うとYoutubeの収益や、メディアの出演報酬等)から何割か引かれるといった内容。内容によっては大会で得た賞金から引かれる可能性もあります。

この条件はプロチームに所属する際に多く見られる内容です。特に固定給が支払われない場合、この割合負担が大きく感じてしまうこともあるでしょう。

また交通費や諸経費が自己負担になるか否かという部分もよく確認しておきたい項目です。案件が発生するような契約の場合、頻度や報酬についてもチェックが必要です。

問題が起こらないように契約書を結べばOK!ということではなく、内容によっては自分に負担がかかる可能性があることをしっかりと把握しておきましょう。契約を結んだ後で上手くいかないと感じても、基本的には後から撤回なんてことはできません。

しっかりと自衛の準備をしておこう

今回の激の問題もそうですが、このゲーム業界では度々お金や給料に対する問題が上がってきています。

正直に言うと、僕が愛してやまないゲームコンテンツにおいて活躍する仲間達が別の要因で潰されていくのは見るに堪えません。ただゲームを愛していただけなのになんて下らない話なんだ…とすら思います。

今回の問題がどうであれ、社会経験の少ない学生や卒業したての青年を捕まえて信頼関係のみで活動をさせた大人に関しては少し苛立ちを感じています。

いくらゲームが強くても社会経験が無ければ知らない要素はたくさんあるでしょう。そういった状態でもオーナーやマネージャーが知識を与え、社会でやっていけるように教育をしていく。それがあるべき理想のチームとしての形です。

さて、これからプロを目指して活動をするプレイヤーは、まず自分がどうありたいかを考え所属先や支援元を探すことになるでしょう。

その際に認識しておきたいのが、自衛の手段を整えておくということです。残念ながら世の中は良い人だけとは限りません。大人だろうが年下だろうが、お金が絡もうが絡むまいが、良くない方向へと他人を引っ張ってくる人が一定数います。

トラブルに巻き込まれてしまうと自分が目指したい方向性が一気に崩れてしまい、最悪ゲームが嫌いになってしまうこともあり得ます。僕自身過去にそんな人を何人か見てきました。人生をゲームに捧げている人にとってそんなバカバカしい話はありません。

契約書を結ぶにしろ貯蓄を増やすにしろ、自分が活動をしやすくなるように自己防衛手段はしっかりと持っておきましょう。数々の偉業を成してきた偉大なプレイヤー達が、ゲームとは直接関係のないトラブルでプレイから一線を引くようなことは誰も望んでなんかいません。

あとトラブルに巻き込まれそうになったらすぐ相談できる人はいた方が良いです。個人で全て片付けるのには限界があります。

どれだけ酷いことが起きようが、結局は全て自己責任となる世の中です。ウマい話はまず疑いから入ること。起こることには常に疑問を持ちながら進めていけるようになると、自然と自衛の手段を揃えられるようになります。

今回のような問題が再発しないためにも、一人のプレイヤーとして、所属を目指す全てのプレイヤーが良い条件下で活動ができる世の中になることを切に願います。

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