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【ポケモンSV】晴れパ偽装スコヴィラン構築

あ、どーも。Raitoです。

前回のクエスパトラの動画がかなり伸びていて驚きを隠せませんが、今回も新しい構築を作成しました。

クエスパトラ構築が終わった後、サイクル構築を使ってみようと意気揚々に取り掛かったのですが、初シーズンから暴れ回るびっくりテラスタルの不毛な読み合いに屈指早くも心が折れかけていました。

対面性能が高いセグレイブや耐久特化サーフゴー等、色々手を尽くしましたが順位は2000~5000位帯で迷走。強力なドラゴン相手にサイクル構築での明確な回答を出せず、明確に停滞していたと思います。シングルバトルむっずい。

この辺りから段々、今作のポケモンが初見のテラスタル合戦でリターンを稼いだ方が勝つゲームというゲーム性であることを理解し、サイクル構築の開拓を断念。今シーズンはクエスパトラ同様のギミック構築を使用することにしました。

環境を蔓延るガブリアス、ドラパルトを強く意識したきあいのタスキオーロンゲ&フェアリーテラスタルのコノヨザルである程度勝率は上がったものの、相手の見えないスカーフトリックに怯えて選出を渋るようになってしまい断念。スカーフトリックを物ともしない強いギミックが必要だと考え、みがわりを採用するためにムラっけスコヴィランに辿り着きました。

https://youtu.be/oKoKCdDg01U

構築の動かし方は例によって動画で公開しています。記事では動画で触れられなかった詳細について解説していきます。

パーティ詳細


スコヴィラン

【ステータス】161-115-119-128-85-115
【努力値】H164 B188 S156
【性格】ずぶとい
【特性】ムラっけ
【テラスタル】フェアリー
【持ち物】たべのこし
【技】テラバースト やどりぎのたね みがわり まもる

ムラっけ界の革命児。テラスタル環境において読み合い拒否のための最重要技であるまもるとみがわりを無駄なく採用でき、ムラっけによりターンのロスも無駄にしない、擬似クエスパトラのような動きができます。

ムラっけのポケモンはみがわり→まもる→みがわり…と繰り返す過程で、まもるを読まれて有利対面を作られると即負けるというリスクがありますが、そのリスクすらもやどりぎのタネでカバーすることが可能です。

有利対面でやどりぎのタネを入れればあとは身代わり連打してるだけで相手の交換を促すことができ、相手が交換を重ねれば重ねるほどムラっけの上昇で手がつけられなくなります。まもるとみがわりの2択で不毛な読み合いになり辛いというのはオニゴーリには出来ない芸当です。

当然相手は身代わりループを崩すためにすりぬけドラパルトで対策をしてくるワケですが、フェアリーテラスタル+テラバーストがそれを許しません。ドラゴンアローやりゅうせいぐんを無効化し、まもると合わせた2ターンのうちに『攻撃』『特攻』『素早さ』のどれかが上昇(3/5)すれば対面から突破が可能となります。

有利対面でみがわりを残した後、相手がドラパルトを後投げしたターン+まもるのターンのいずれかで引ければ身代わりを残したまま突破可能で、仮に引けなかったとしてもターンが長引くだけなのでムラっけのバフ上昇を重ねがけ出来ます。

ドラパルトを迅速に処理するために攻撃技はテラバースト1本です。テラバーストは数値の高いステータスを参照するので、ランダムに攻撃と特攻が上がるムラっけとの相性は非常に良いです。

ドラパルトの処理速度を上げることと、スカーフトリック対策のために素早さを2段階上昇で最速ロトム抜きになるように振り、余りは全て耐久に振りました。HPはやどりぎのタネの回復効率を上げるためあえて下げています。

コータス

【ステータス】覚えてない
【努力値】振ってない
【性格】知らない
【特性】どうでもいい
【テラスタル】はがね
【持ち物】キズぐすり
【技】ふんえん クリアスモッグ あくび のしかかり 

晴れ偽装のためのキーパーソンです。はがねテラピース集めをする際に偶然捕獲しておいた個体をそのまま採用しました。

コータスの特性はひでり、すなわち太陽そのものです。太陽は圧倒的エネルギーを含有する恒星のひとつ。日本の国旗にも採用され、非常に縁起が良いものとされています。また日光にはビタミンDを活性化する効果もあり、陽の光を浴びることは人体に良い影響をもたらすこともあります。そんな太陽にも似たポケモンを構築に入れることで、実戦において良い効力を発揮することが期待できます。

持ち物はバッグを開いて一番最初に表示されたものを持たせました。戦いの場に出すのは可哀そうなので選出率は0%です。

キラフロル

【ステータス】189-75-120-xx-101-143
【努力値】H244 B76 S188
【性格】ようき
【特性】どくげしょう
【テラスタル】ノーマル
【持ち物】ふうせん
【技】キラースピン がんせきふうじ ステルスロック おきみやげ

どくびしで起点作り&相手のどくびし&ステルスロックを止めるキラースピン採用型のキラフロルです。

スコヴィランのサポートにリフレクター&ひかりのかべは相性が悪い(ムラっけスコヴィランがいることが事前にバレる)のと、相手のダメージを抑えるのはみがわりを展開する前の1ターンで充分であることから、対面操作&てんねん高耐久ポケモンの対策となるキラフロルを採用しました。

前回はきあいのタスキ&フルアタ構成でしたが、今回は流行りのガブリアス(HP&防御特化の起点作り型)を意識して完全サポート特化にしてあります。ふうせんを持たせることでガブリアスのじならしを透かすことができます。

ふうせんを持つことで初手のガブリアスにも対面からがんせきふうじ→おきみやげの動きができ、仮にどくげしょうを警戒したガブリアス側にステルスロックから入られてもキラースピンで解除&毒付与ができます。

素早さダウンとおきみやげの火力ダウンが入ればスコヴィランのやどりぎ&みがわり無限ループの始動になり、流行りのガブリアスすら起点にできます。

スコヴィランは性質上ラウドボーンが鬼門となるので、どくびしを撒くことでラウドボーンの展開を防ぎ切ります。これによりステロガブ+あくびラウドボーンorヘイラッシャの並びに強く出れるようになりました。

ステルスロックは後続に配置するスイーパーのことを考慮して採用していますが、対ラウドボーンをより強く意識する場合どくびしとの選択になります。

ウォッシュロトム

【ステータス】157-xx-127-148-127-129
【努力値】H252 C148 S108
【性格】ひかえめ
【特性】ふゆう
【テラスタル】みず
【持ち物】こだわりスカーフ
【技】ボルトチェンジ ハイドロポンプ おにび トリック

カバルドン、パルシェン、ゲンガー、ハッサムにプレッシャーをかけつつ、こだわりスカーフ&トリックでスコヴィランの起点作りサポートも行えるポケモンです。

特にパーティ全体でパルシェンへの対抗手段が襷オーロンゲしかなく、オーロンゲが出せないカバルドンorガブリアス+パルシェンの並びを作られるとそれだけで苦戦必至です。

そんなパルシェンの展開を防ぎつつ、展開つくりが出来るロトムはまさに適任でした。晴れコータス警戒で誘い出されたドラゴン相手には果敢にトリックを決め、ドラゴン技を誘い出してからスコヴィランで起点にします。仮に逃げられてもおにびや後攻ボルトチェンジからスコヴィランを繰り出す…という動きで無駄なく起点作りが可能です。

素早さは最低限必要なマスカーニャ抜きに留め、残りは特攻に振りました。マスカーニャを抜ければスカーフを押し付けつつトリックフラワーで固定させることによりスコヴィランで起点にすることが可能です。

最低限の火力が保証されてるのである程度殴り合いには強めですが、あくまで起点作りのサポートと高速アタッカーの処理が主な仕事なので、有利対面はトリックから入るようにします。

ガブリアス入りに対してキラフロルとの選択になりますが、どくびしの効果があまり期待できない相手に対しては基本こちらを選出することが多いです。

オーロンゲ

【ステータス】175-189-98-xx-96-95
【努力値】H36 A252 B100 D4 S116
【性格】いじっぱり
【特性】いたずらごころ
【テラスタル】あく
【持ち物】きあいのタスキ
【技】どげざつき ふいうち アームハンマー でんじは

初手に出てくるサザンドラ、ドラパルト、マスカーニャ、パルシェン等を対面処理or交代させるためのポケモンです。

晴れ偽装+キラフロル採用のでサザンドラやドラパルト等のドラゴンを誘う関係で、ドラゴンを迅速に処理できるポケモンが必要になってきます。そこで役立つのが格闘ワザ持ちのオーロンゲです。

オーロンゲはサポート特化にするとあくタイプのポケモンやサーフゴーに弱くなるのですが、その弱点をカバーするためきあいのタスキを持たせることで攻撃の打ち分けとサポートを両立できるようにしました。

対面性能が高く上記のポケモンに一方的に勝つ能力を持ちつつも、でんじはでスコヴィランのサポートも行えるので無駄がありません。すてゼリフは技スペースの関係で採用しませんでした。

耐久は最低限からをやぶるパルシェンの攻撃2段階上昇こおりのつぶてを2発耐えられるようにし、余りをすばやさに振ってます。タスキ持ちが耐久に振るのは一見ロスが凄いですが、役割を重視した結果このようになってます。きあいのタスキパルシェンにアームハンマーを当てた後は『こおりのつぶて』or『ふいうち』の2択になりますが、仮に負けても2発目はでんじはが間に合います。

技はドラパルト、サザンドラの処理が迅速に行えるふいうち+アームハンマーは確定。残りはサーフゴー対面やみがわりドラパルトに強くなるためのどげざつきを採用しています。ソウルクラッシュやじゃれつくは打ちたい相手が環境に存在しない(ドラゴンは対面テラスタルする)ため不要です。

けたぐりではなくアームハンマーを採用しているのは対マスカーニャ意識です。けたぐりは軽いマスカーニャ相手には威力が60しか出せず、次のターンふいうちで落とせません。

どくびしを打つ必要がない、対面処理したいポケモンが多い場合などはオーロンゲを先発に出して荒らしたところでキラフロルorスコヴィランに繋ぐのが理想です。


ガブリアス

【ステータス】183-200-116-xx-105-154
【努力値】A252 B4 S252
【性格】いじっぱり
【特性】さめはだ
【テラスタル】でんき
【持ち物】いのちのたま
【技】げきりん じしん テラバースト みがわり

スコヴィランが突破された時のスイーパー兼、サーフゴーや特定のラウドボーンの組み合わせに対抗するためのポケモンです。

サーフゴーは晴れ偽装のおかげで選出されること自体稀ですが、万が一出されるとやどりぎ無効+テラバーストで削れないので苦しい戦いを強いられます。対面で負けなくともじこさいせい連打でTOD(時間切れ負け)を仕掛けられると面倒です。

またラウドボーンはキラフロルのどくびしで対策が可能ですが、初手サザンドラに眼鏡+ラスターカノンで突破された時や、ドオーと組んでいる時にどくびしを撒けないor回収されるとスコヴィランでの突破が不可能となります。

そういった時の対応策として入るのがガブリアスです。ガブリアスならサーフゴーに対面有利、かつドオー+ラウドボーンの並びに地震で一貫を取り、でんきテラスタル+テラバーストでヘイラッシャも突破することができます。

ドラパルト+ラウドボーン+ヘイラッシャの並びはスコヴィラン&ガブリアスのテラスタル切りで対応できない並びですが、その代わりキラフロルの毒を通せるのでスコヴィランでラウドボーンを突破できる確率が各段にアップします。

初めはこだわりハチマキで使っていましたが、スコヴィランが突破された時に相手のポケモンが2体残っているとこだわり固定で詰むシーンが多かったので代用としていのちのたまを持たせています。これにより自然とみがわりを採用できるのであくびやおにび持ちにも強く出れます。

努力値はHP&ぼうぎょ特化のヘイラッシャを削りきるためにいじっぱりで火力に特化しています。ミミッキュとサザンドラに対面で勝てなくなりますが、それらのポケモンはそもそもスコヴィランで対面勝利できるため考慮しません。

選出パターン

基本形① ウォッシュロトム+スコヴィラン+ガブリアス

最もオーソドックスな編成です。ロトムで拘りトリックして相手のハチマキ&メガネ持ちの火力をダウンしつつ絡め手持ちの動きを封じます。

晴れ偽装のおかげで大体の確率でドラゴンを初手に繰り出されるので、ロトムでドラゴン技を誘い出せればそれだけでゲームが決まることが大半でした。

基本形② キラフロル+スコヴィラン+ガブリアスorウォッシュロトム

相手のパーティにどくびしが刺さるポケモンが多かったり、ミミッキュやカバルドンがいる場合はキラフロルを初手に置きます。

カバルドンはふきとばしを持っているので1体目から即スコヴィランに繋ぐ展開ができません。カバルドン入りにはロトムでトリックをして適当に死んでもらい、キラフロスで置き土産を入れて必ずラスト1匹になってから展開します。

カバルドン+ラウドボーンの組み合わせは滅多にありませんが、キラフロルでどくを展開しガブリアスで適当に攻撃をすれば勝手に崩壊します。

構築の弱点

展開が決まればほぼ勝てるコンセプトなので大体の組み合わせには対応できますが、戦術上TODを狙われやすいため時間のかかる高耐久ポケモンにはやはり苦戦することになります。

のろいミミッキュも少々厳しめですが、以外にもやどりぎのタネの回復と合わせれば時間を稼いで突破が可能なことも多々あります。アンコール+わるだくみサーフゴーの組み合わせが厳しいのでその辺りは構築でカバーするか、別のエースを立てた方が良さそうです。

一度展開が決まれば圧倒できるパワーはあるのですが、ムラっけの上昇運が悪いとそれだけでゲームを落とすことも多々あります。散々時間をかけたのに必要な能力上昇を一切引けず、必要な能力が下降し続けて負けるなんてこともザラ。試行回数がものを言うレーティングシステムにおいてシステム面でそもそも不利なことが多いです。

こればかりは仕方ないのですが、本当にTODを狙われやすいので試合のタイマーは必ず事前に用意しましょう(というか持ち時間表示して全体時間が表示されないのはゲームとして本当にダメな点だと思うのでアプデで改善してほしい)

スマブラでも一時期話題になりましたが、試合時間を短く設定するとそれだけTODを狙う戦術が増えるというのはなんとも皮肉なようにも思えます。かといって試合時間を長く設定するとグダる試合が生まれた時が悲惨でもある。この辺りの塩梅は対戦ゲームにおける永遠の課題な気がしますね。

最後に

構築は4000位台から使い始め、改良を加えて大体500位くらいまで上昇。勝率は7割程度で安定していたと思います。

ムラっけポケモンは第8世代(剣盾)以降、回避率上昇が消された関係で弱いと思われがちですが、やはりみがわり&まもるで展開できるポケモンはテラスタル環境との相性が良すぎるので非常に強力であると感じざるを得ませんでした。

テラスタルじゃんけんは決まれば強力ですが負けた時のロスが酷く、試合を安定させるために有利対面で意味不明な技を選択しなければならないというのが多くのプレイヤーにとってストレスとなっていると思います。初手ドラゴン同士でお互い交換から入る時ほど虚しいことはありません。

そういった時のために様子見のみがわりやとりあえず倒されないテラスタル切りから入って仕事を遂行する動きが流行っていると思うので、そこに刺さる構築としてスコヴィランに辿り着けたのは良かったと思います。

最後になりますが、自分はスマブラプレイヤーとして1月7日にウメブラに参加します。当然スマブラの練習時間が必要になるので、シーズンへ1への挑戦はこれでラストになります。

瞬間500位近くまで達成しその後放置していますが、構築の改良余地はまだあり、更に上の順位も目指せる構成内容となっているので開拓はお願いします(人任せ)

レンタルパーティはこちらに載せておきます

それでは今回はここまで。またシーズン2以降にお会いしましょう~。


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