トップガンにみる仕事観
トップガンマーベリック観てきました。仕事でムシャクシャした週の終わりの金曜日にスカッとするには最高の映画でした。水戸黄門観ているのと基本は一緒ね。期待通りの話の筋と、期待通りの爽快感。
でも、脳みそが仕事モードだったので。。。
やっぱり高度な技術や知識が必要な仕事には、圧倒的な訓練と経験が必要だなと思いました。戦闘機の操縦もマニュアル本読めば理解はできるだろうけど、知識だけで実際に飛行機を操縦できるかってそういうわけじゃない。地道な訓練の積み重ね、不測の事態への対応など、ありとあらゆる状況に対応し的確に操縦するには長い経験が必要で、そうなると自ずから限られたプロ(トップガン)だけがその任務に就ける事になる。世の中にはそういう仕事がいっぱいあると思うけど、最近「あー、この人はこの道のプロだな」と思える人に仕事で出会う事が少なくなった。
もう一つ感じたのが、やっぱり男の子が仲間ワイワイやりながらやる「仕事(冒険)」ってあるなということ。バカバカしいけど、「男のロマン」とか「男同士の連帯感」みたいなのって、完全に否定して全くこの世から消え去ることはできないだろうということ。そういう男ならではのウェットな関係や感情が司る仕事の妙みたいなのはあるのではないかなということ。このご時世、そんな事発言しただけで一発退場だし、そういう古臭い慣習のような人間関係の弊害もいっぱいあると思うけど、アイスマンとマーベリックの友情が仕事の現場に何らかの形で影響していても、それはそれでいいのではと思う。(男同士じゃなくても友情はあるとか、色々な意見もあると思うけど、細やかなニュアンスでやっぱり違うんだろうなと思う)。
粋も甘いも分かったうえで、色々な人がそれぞれをリスペクトしながらでも価値観を押し付けない環境が一番健全なんだろうなと思う。
これで50代のおじさん達がアメ横でMA-1を買う姿が増えるといいね。それとも高校生では手が出なかった革ジャンを大人買いするか?