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他人事のままにするのか自分事にさせるのか[Footwork & Network vol.18 no.4]


はじめに

半年間の活動で新たに出会った”人”にフォーカスをあててインタビューをするF&N。
今回のF&N制作で私がインタビューした人は、今年度から長岡研究室に所属しているケインである。彼とのインタビューを通して感じたことを述べていきたい。


感じる変化

インタビューが始まり対話していく中、私は彼に
「長岡研究室に入る前と入った後で変わったことは何かあるか」と尋ねた。
すると彼は長岡研究室に入ったことで社会課題に対して”見る”だけではなく”行動する”側の意識を持つようになり、「自分にも関われる課題があるかもしれない」と考えるようになったと言っていた。これはとても大きな変化だと思うし、私自身も非常に共感する部分であった。

ある社会課題への興味

彼が将来関わりたいと思っている課題はハンディキャップを持つ人にとって、より生きやすい社会を実現することである。
彼がこの課題に興味を持ったのは、外出時に視覚障害者の方と遭遇した日の出来事がきっかけである。

一歩自分から踏み出す

彼はある日、駅の改札で切符を入れるのに苦労している視覚障害者の方を見かけたのだ。周りの人は見て見ぬ振りをして通り抜けていく中、彼は声をかけた。そして改札を一緒に通り出口まで案内し終わった後、

「ここまででいいですか?」

と尋ねたそうだ。すると相手は映画館に向かいたい旨を彼に伝え、結局映画館のチケット売り場まで案内したそうだ。

【もし、別のセリフ「出口に到着しました」と言っていたら、ここで会話が終わっていた可能性もあるのではないか。私は彼のこの疑問形のセリフは非常に重要なキーポイントであるように感じた。】


彼はこの日、駅の改札を通るだけでなくたった500メートル先の映画館にたどり着くまでの大変さも実感したそうだ。
これは、彼が一緒に行動したからこそわかったことである。
この行動がある社会問題を自分事にするきっかけになったのだ。


自分事にさせる

私は改めて社会問題に関わる上で重要なワードは「ジブンゴト」であると思った。
自分事にするためには、 インプットだけでなくアウトプット、実際の“行動“も必要だとも改めて感じたのだ。
また、自分事にできる機会はイベントだけでなく、日々の生活に溢れているのではないかと強く感じた。
だからこそ様々なものにアンテナをはり、他人事から自分事に変わる機会を逃さないようにしたいと思った。
結果この行動が自分の視野を広げることに繋がるのではないか。

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