マガジンのカバー画像

82
少しでも温かい気持ちになっていただけるような詩を重ねていこうかなと思います。「余白のある日々」「ユメミルヒト」のような作品をこちらでも生み出していこうと思います。
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

Answer

「Answer」 作曲:和賀裕希 作詞:伊礼亮 編曲:SHIRO 小説で見た気がした 見知らぬ見知った 不思議な景色に 誰かが言ったあの言葉も 名言の隅をつついただけなのさ 僕の声届けって この先の世界へ 「また明日」があるって 「また会える」があるって そんなもんは保証されない道の上でさ 今 聞いてくれて 今 ただ笑ってくれて それだけで幸せなんだ さあ行こう 昔観た あの映画の ひとつひとつ 拘りの夢が 空き缶溜め込んだ部屋は 目指したあの日詰め込めてるのか

奇跡の時計

生まれ変わって 恋をしたり いやみに強がって 忘れてみたり 当たり前に 君を想ったり 奇跡の時計を振りかざしては 無限だと信じていた こんな世の中じゃ 辛いと嘆いたり 愛する事で 争いあったり 流れていく風を 目で追ったり 奇跡の時計を連れ回しては 意味を見出そうとしていた 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる 始まりはいつも突然で 終わりはいつも必然で 60億の灯り全てに 朝が来て 夜が来て 孤独に生まれ 誰かと生きて 1人で死んで 奇跡の時計は当たり前を刻ん

綺麗な人

ありがとう と伝えることはとても難しい。 言葉にすることも 文字にすることもできるけど 伝えるのは難しい。 丁寧な所作に 真摯な光を帯びた目 花束と言葉とそして。 僕は感謝をする姿に心を打たれたのは初めてだった。 心よりの感謝をしたことは何度もある。 でもそのどれもが本当の心に向き合った答えではないと 若い歌うたいから学んだ気がする。 どこか垢抜けないその姿は美しかった。 どこかに隠した心を 拾い上げることが許されている。 大事に仕舞い過ぎた心を今 僕たちは解き放

意味があるのか

毎日何かしらを書いています。 でもそれに意味があるのかと言われれば うーん、ないのかもしれません。 正直この世の中にさして不満もございません。 買い物をしようと思えば ネットレビューに頼りながら 時よりみる酷評レビューを冷ややかに最後まで読み切っては 自分の罪をそっと代弁者に 着せているだけ。 自分の心の置き場所がうまいのかもしれません。 上手くやれすぎているのかもしれません。 きっとこんな人間のSOSなんて 届かないのかもしれません。 それはまだきっと僕が大丈夫だから。

泣ける

屠られた言葉達は どこへ向かっていくのだろう。 僕の中には未だに大きく存在を主張する端々に 大丈夫だと言い聞かす。 真空を闊歩しない 僕たる所以は もう真空である必要もなかった。 未だに消えない涙の訳。 言葉は死なない。 何が起きても言葉は死なない。 そう言い聞かす凡庸さにも嫌気がさしている。 ああ死んでいく 養分にすら成らずに意味もなく 僅かな光が消えていく 救い上げた掌の水が止め処なく 行くあてもなく 落ちゆく上で僕は泣く まだ泣ける なぜ泣ける

ふと

暗がりに眼鏡を探す。 油断をすると直ぐ夜が始まる。 下ろし立てのロングコートがしっくりきて 今日も夜と彷徨う。 そうして 何処かの誰かの妄言に囚われることもある。 何十回と読んだあの小説のフレーズよりも しっくりきてしまったりして。 今日の僕はどこかおかしいけれど いつもと同じ様にも感じる。 いやいや、確実に 毎日毎日ちょっとずつ何かが変化している筈。 だって 最近は前髪のセットが難しい。 なんだか髪の毛の本数が減ってきていないか。 歳を感じる歳になってきたということ。

君と僕の色〜LIVE ver〜

購入後に全編(03:33)を視聴することができます。

¥100

1995

95年僕は音楽を初めて聞いた。 ネオンとは程遠い八王子の街から どこか異国の街の話は 僕をワクワクさせたけれど それ程遠くないことをあとで知る。 今僕は95年の慣れ親しんだ街に想いを馳せて ハイボール片手に揺れる。 少しマシになったかなビートの乗り方に 決めを忘れない君の妖艶な四肢。 不安定なピッチは自然に不安定さを表現して 僕の心に深く染み込んでいる。 隅々まで満たされる情景は フラッシュバックして 僕の命の起源まで遡る。 心地よい。 1995年に僕は生きていた。

余白のある日々 おわりに

何事にも、 無駄なことはない。 そう思うようにしている。 きっと何処かの誰かが使った言葉を 自分が拝借して解釈して そう思うことにしているんだと思う。 文字が敷き詰められたノートには 鉛筆の黒と余白の白があって あの余白の美しさを追求する為に 奔走した高校時代。 綺麗なのは文字ではなくて余白だと 不意にそう感じた。 僕とあなたを構成するほとんどは 無駄として捨てられた余白だと感じていて 人生はその余白をどれだけ感じようとするか。 感じられる余白は その黒をさらに美しく

幸せな人

あんまりこう人生で辛いと感じた事って無くて いつも学校に行けば楽しくて幸せで 大好きだったゲームをすればいつも気分が良くなって 歌を歌い始めてからは 歌だけが自分の全てになって 表現する事が楽しくなって それだけで生きていけるような気がして そういう毎日を送ってきたはずなんだけど どこからか歌を歌っていない時間があると辛くなって ゲームをしていると気分が落ち込んで 暇な時間が出来ると不安になって どうして良いか分からなくなって 皆から映っている自分 皆の心にいる自分は 前向

夢とか

教室の隅で描いてた 愛の形とは違うさ 好きだ嫌いだ ああだこうだって ふてぶてしい 時間好きだった その粒だったイロイロを 混ぜ合わせて ばらまけたなら ほら新しい ステージライトは 輝いてるよ 叶えたい夢とか いつからか忘れて ここにいる訳だけど まだまだ早いってさ 教えてもらったんだ だから 夢とか 馬鹿にされ見えなくなる事があったとして 笑い飛ばせるように僕が 歌っているから  本質の見分け方って 皆一度くらいは考えるけど わかりゃしないイデアの神だっけ? 清々し

180度

僕が想像し得る 想像通りの人生を送っていくはずだった。 今のところは 20度ほど方向を変えて突き進んでいて この20度は10歩進んだら視界の隅に 10万歩進んだらほとんど違う地点に到着してしまう。 180度ならいつかまた巡り合えるのに それでも少しばかりの高揚感を残して もう会う事のないあの人を肴に 身も蓋もない心とお酒を浴びるのです。 僕は僕の歌が好きだし もっと届けと思うのだけれど 冷静になって聞いてみたら やっぱりなんかこれじゃない感が僕の歌に付きまとう。 自分の顔

感謝

忘れた頃に 叱ってくれる人が居る それはとっても幸せな事だよ

あの人

あの時は苦手だった あの人が久々に会ったら なんだか ちょっと好きかも ってなったりする。 あの人も僕も変わって 少しずつ寄り合っていく。 そんなとき でも苦手な部分はやっぱり苦手だしな と遠ざけてしまう自分もいることに 気付いたりする。 はじめの印象はなかなか変えることが出来ないけれど あの人もきっと同じ。 今はあの人が一歩歩み寄ってくれたんだと思って 僕も歩み寄らないといけない。 僕に変われるチャンスをくれる 大切な人になるかもしれない。