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わんだふるぷりきゅあ! 20話 感想


二人ならこわくない

アバン

「まゆちゃん、ユキちゃん、ニコガーデンに行こう!」
 いきなりいろはからニコガーデン行きを提案されて驚くまゆですが、まゆがキュアリリアンになったこと、キュアニャミーことユキが加入したことをメェメェたちに報告に行かないといけません。わかってはいるけど、緊張するまゆですが、こむぎはイケイケGOGO気分。
「私は行かないから」
 そんなみんなに水を差すように冷たくユキは言い放ちます。用があるなら向こうが来い、とまで言い放ちます。が、まゆの泣き落としに渋々、従うことに。
「もう仕方ないなぁ」
 自由人、ならぬ猫、ユキ。OPです。ニャミーとリリアンは最初からいたので大きな構成の変化はありませんが、まゆとユキも追加されています。

Aパート

 タイトルコールは変化なし。
「まゆさん、あ、いえまゆ様もプリキュアに!」
 メェメェ、まゆがプリキュアに変身したとわかるなり、名称が様付けに変えやがった。なんていうか、彼の中のヒエラルキーが見えたような、そうじゃないような。まぁ、伝説の戦士だしな、敬意は払おうってことか。
「協力はしない、て言ってるでしょう?」

 しかし、ユキは相変わらず、ニコガーデンならびにいろは達に協力する気は毛頭ないようです。いうこと言って、さっさと姿を消します。まゆが追いかけようとしますが、メェメェに縋り付かれて断念。必死過ぎる。
 ニコガーデンを散策するユキですが、住んでいる動物たちは皆、他種族と仲良しで楽しそう。不機嫌になります。それだけ見てるとカップルに嫉妬してるおひとり様みたいだぞ。
「ユキがみんなと一緒にやっていくのは難しいと思う」

 ユキをさがすまゆたち。まゆが言うには、ユキは大勢と行動するのが苦手らしく、家でもまゆと一緒に居るか、独りでいることが多いそうです。店でも人が多くなると姿を見せなくなるようです。基本的にネコは警戒心が強い動物なので、心を許した相手以外には懐くことがありません。種類によって差異はあるようですが。
 一方、ユキは一人でいるキラリンコジカに遭遇します。かなりフレンドリーに接してきますが、この手の大声で騒いで近づいてくる存在はネコは好きではありません。助けられた経験を語るコジカ。
「僕も、ガルガルだった時はすごく怖かったキラ」

 自分の意に反して体が動き、望まぬ行動を取らざるえない恐怖。誰かに助けてほしいと思う気持ち。孤独を知っているユキは少しだけ感じってしまいます。それは、かつて自分が抱いていた感情。
 同じように、ユキの気持ちに共感するまゆ。大勢の輪に入ることの恐怖。彼女も決して人づきあいが得意なタイプではないので、ユキの想いもわかります。
「まゆはこむぎたちと一緒にいること、嫌ってこと?」

 その言葉を聞いて、慌てて否定するまゆ。人の輪に入ることは怖いけれども、それは決して嫌だというわけではない。なら、ユキもそう思っているのでは? こむぎの素直でまっすぐな思いが、まゆに気づきを与えます。
 ユキはコジカに今も一人でさみしいのか、と聞こうとしたところで他のキラリンアニマルたちがやってきます。どうやら、ただのかくれんぼだったようです。貴様、陽キャがぼっちにしちゃならんことを平気な顔で!
 見つかったので改めて歓迎パーティーです。普段よりも打ち解けた様子のまゆの姿を、ユキは不思議がりますが、
「それに今日はユキが一緒だから」
 ユキ特攻セリフしかしゃべらんのかこの子。
そんな二人にキラリンコジカからお礼のせんべいを振舞われます。鹿せんべい、てこと? 美味しいというまゆ、期待に満ちた目で見られてしぶしぶ食べるユキ。悪くない、と伝えます。素直じゃない奴め。その姿を見て、かつてニャミーに痛みつけられたキラリンクマも心を許し始めます。
 アニマルタウンにもどって、それぞれの家に帰るいろはたち。いろはを見送るまゆですが、相変わらずそこにユキはいません。一緒にやらない?と投げかけるも、返答はなし。なかなか上手くいきません。
 そこへガルガル誕生。気づいた犬組はすぐに駆け付けます。ユキも気づきながらも誤魔化しますが、まゆにはバレてしまいます。止めようとしますが、まゆは止まりません。ガルガルと相対することは怖いし、独りでは触れてしまいます。けれども、ニコガーデンのみんなと、犠牲になっている動物を見捨てることができない。その優しさこそが、彼女の本質でありプリキュアとしての根源。
「私、プリキュアだから!」

 飛び出していくまゆ、追いかけるユキ。

Bパート

 アイキャッチはまだ変更なし。犬組が先に駆け付けます。額に宝石があるので、キラリンアニマルです。変身して急いで確保しようとしますが、ガルガルはすぐに逃げ出します。そこにまゆも駆け付けて変身。三人でガルガルを追いかけます。その後ろ姿をみて、思い悩むユキ。
 ガルガルを追いかけますが見つかりません、臭いをたどってきますが、そこにあったのは消防車。火事かと思ったらガルガルが化けていたようです。今回は狐のガルガルです
「狐に化ける能力があるってのはお伽噺だと思われてたけど、実はキラリンアニマルだったのかも!?」
 なんかスイッチ入っちゃった悟君、みんなを無視して思考の穴に落ちます。犬組は水で吹き飛ばされて混乱中。リリアンが止めようとするも、逃げられてしまいます。
「やっぱり、まゆ一人じゃ無理!」
 セコム発動、ユキも変身します。
今回は全員分みれるし、猫組はノーカットなので豪華ですね。駆け付けたニャミーに思わず顔がほころぶリリアン。やっぱり一緒に居てくると頼もしい。
 しかし、ガルガルも大木に変身すると暴れまわりますが、目が回ってダウン、隙だらけだとニャミーは襲い掛かりますが、弱弱しく泣くガルガルにコジカの言葉を思い出します。
『あの時は、本当に独りで苦しかったキラ』
 誰よりもその苦しみを知っている。
思わず手を止めてしまうニャミー。しかし、ガルガルを邪悪なエネルギーを待とうと額からビームを放ちます。とっさに距離を取るも避けれない。とっさにリリアンが間に入りバリアを張ります。こういったときの迷いのない行動は彼女の強みです。
 気合で防ぎきります。思いがけない力にびっくりするニャミーですが、それはリリアンも一緒。でも、理由はわかります
「今日は、ニャミーと一緒だからだね」
 リリアンにとって、それはかけがえのない気持ち。
気持ちの強さがプリキュアの強さです。ニャミーも顔を緩ませてリリアンの手を取ります。すると、パクトが光ってアミティーリボンタンバリンに。新しいアイテムです。
「プリキュア、アミティールミエール!」
 気合の入ったバング、今回はバンクがとても豪華。ニャミーの手に乗ってばねにして飛びあがるリリアンが凄い。どっちが凄いのかわかんないけど、ちょっと特撮っぽい。キラリンキツネを保護します。
 助けに来てくれてうれしいと喜ぶ犬組。気恥ずかしいのか、リリアンの背中にそっと隠れるニャミー。
「悪くないわ」

 リリアン大喜び。ニャミー大好きを大声で叫びます。そういう時は周囲の目が気にならないのね。
 ニャミーが改めてプリキュア入りしたことをメェメェに報告。彼も大喜びですが、そこでユキが交換条件を求めます。プリキュアやるのに交換条件を出してきたやつ、初めて見た。
「私をまゆの学校に通わせて」
 さてはお前、実はこむぎのこと相当羨ましがってたな!
結構なデレ発言にまゆも嬉しくてしょうがないのかデレデレになってます。人前でしていい顔ではない。仲良しのまゆとユキの笑顔で締め。
 EDは特に変化なし。後期EDまで猫組はお預けかな?

次回予告

 猫屋敷ユキ、学校で大暴れ、な回。なんかまゆの似顔絵しか書いてないシーンなかったか??

感想

 改めてニャミー加入回。ガルガルをどうして救うのか?という問いかけに、ガルガルはかつての自分自身であり、救いを求めている、という理由づけにしたのは上手い。また、一見するとまゆ以外には冷たい印象を与えていたユキも、自分と同じような存在には力をふるえない=優しい心を持っている、と見せてくれたのも良かった。まゆに対する気持ちが強すぎるだけで、決して他者に対して冷たいというわけではない、というのがわかって良かった。
 さて、加入したものトラブルメーカーなことは変わりなし、次回は学校で猫屋敷ユキ大暴れだ! ギャグに見せかけてまゆに対する深すぎる愛が見え隠れしてちょっぴり戦慄しつつ次回も期待!!

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