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平凡なアーティスト

平凡とアーティストって異素材感ない?

アーティストってさ、幼い頃とか思春期に感じた強い反発心だったり、社会的な不遇だったりをバネに作品を作るみたいな、そういうのが「すごいアーティストだ!」みたいな風潮があるように私は感じているんだけど。

私ってとっても普通なんだよね。
友達とか周りの人から変な人って言われることはあっても。
親も普通に私のこと愛してくれてるし、両親の関係も良好だし、先生に目をつけられたりとか反抗期でグレたりもしてないし。
本当に悪いことなんかしたこともないし。

だから音楽やってる人の、アーティストとしての素質が私にはあまりにもないんじゃないかって。尖った人が音楽家になるんだろうって自分の中で決めつけてる部分があって。


音楽だって、親や先生にやりなさいって言われたとか、誰かに見つけてもらって音楽の道を志したとかそんな話は私の自分史には1mmも出てこないし。
そういう意味で一般人が音楽しようとしてるって状態だなって思うんだけど。


蜜蜂と遠雷で、私が誰に1番共感するかって、明石に共感するわけ。
たしか作中に出てくるのは、生活者の音楽って言葉なんだけど。
特別な才能とか、明らかに持ってるみたいな人じゃない私は音楽しちゃいけないのかって、そんなわけないって明石も思ってるんだろうなって。

私も暮らしがあって、お金を稼ぐ営みがあって、音楽があって、っていうのがしっくり来てて。
だから、ある意味音楽を特別視しないというか。
ちゃんと自分の人生の延長線上で演奏会、演奏したいなと思う。

今回はそんな演奏会にしたい。

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