音楽へのモチベーションの話

端的にいうと、今、音楽へのモチベーションが落ちている。
音楽全般というよりは、自分がメインにおいている音楽についての落ち込みが大きい。
なのでそっちはほぼ触らず、別の楽器ばかり練習している…。

原因はそれなりに見えていて、でもそれが少し意外だったのでここにメモを。

メインジャンルで所属している楽団の先生が亡くなった。団員間でこれからどうするか、解散はしない、指導者をおくか、指揮者をおくか等々話し合った。結論はまだ出ていない。件のウイルス騒ぎの影響でフルメンバーでないこともあり別途話し合う。
ただ、それまでの暫定練習として、過去に指導を受けた曲を、奏者を入れ替えて練習することになった。直接指導を受けた者は他の奏者にそれを伝達する。
その曲(複数)が、たまたまぼくが直接指導を受けた曲になり、伝達する側になりました。
楽譜を見たり実際に演奏してみたらいろいろ思い出すし、過去に練習した曲だけど今ならもっと上手くできるなって思うんですよ。
ああこれが成長か、自覚はなかったけど変化していたんだなと思う反面、指導してくれた先生には聴いてもらえないわけで。
口の悪い方だったのでボロクソ言われて悔しい思いをしたのも、取り返せないわけで。
合奏は楽しいけれど、寂しくもなるし虚しくもなるんだよね。

意外だったのは、自分の音楽へのモチベーションは、合奏することそのもので、聴衆を必要としていないと自覚していたから。
自分の音楽に必要なのは好きな音楽と合奏相手だけで、ステージも聴衆も拍手もいらないしなんならプレッシャーに思っていた(まあこれはまた別の話)。

ぼくにも聴いてもらいたい相手がいるんだな。聴衆ではないが、合奏相手でもない相手で。
二度と叶わない形で自覚してしまったが。

そんなわけでメインジャンルは停滞気味。
来月から曲が切り替わり、完全に伝達される側になったのでまた気持ちも切り替わるとよいが。譜読みすらできていない。
でもそろそろ動かないとな。


件のウイルス騒ぎの影響でセッションも合奏も難しくなって、友人と集まることも難しくなって、生活へのモチベーションが落ちているところにこれはなかなか厳しいものがあるね。

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