「ありがとう」とか呪文とか
時々職場近くに来る移動販売のお弁当を買う。
お店が何軒か、それぞれ種類も豊富で値段も手頃。
「○○弁当ください」
「ありがとうございます、××円です。」
(チャリンチャリン)
「ちょうどですね、ありがとうございました」
「ありがとうございまーす」
「いいえこちらこそご丁寧に!」
今日のお弁当屋さんとのやりとり。
最後の返しになるほどなぁと思った。
ぼくは支払いのやりとりの終わりにありがとうというタイプの人間だけれど、なんというか、特に気持ちはこもっていない。
習慣として呪文のように口から出るだけ。
大体うわの空だ。
それに返事をされると、我に返る。
我に返って、なんとなくそのお店の印象がよくなって、お弁当を広げて、いただきます。
うん、おいしい。というかふつうのおいしさ。
でもきっとあのお弁当屋さんをまた使うんだろうな。
なるほど。
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