見出し画像

【日記】嬉しかったこと

5月8日(月)

図書館に人が多すぎるので気分が悪くなり、コース室に逃げ込んだ。コース室が僕の避難所になりそうである。

部屋に入ると、同じゼミの1つ上の先輩がいた。電気を消して、寝ていたようだった。アメリカへの留学経験をもち、英語もペラペラな人。「お邪魔します。」と言って中に入った。

「ゼミ一緒だよね?」と話しかけられた。話しかけられると思っていなかったので、ドキッとした。はい、と返事をすると、まだ全員覚えてないんだよね〜と名前を聞かれた。人数の多いゼミだから、そりゃそうだ。

○○です、となぜか下の名前で答えた。後から変だったかなと思った。

「○○「ちゃん」で合ってる?」と聞かれ、咄嗟に「はい。」と答えた。「ちゃんでいいの?なんていうか、pronoun?初めにみんなに聞いてるからさ。」おおおおはじめてこんなナチュラルに聞いてもらえた。僕は嬉しいのと驚きで、「あ、はい。あ、うーん、、、」と少し考えたあと、呼び捨てでお願いしますと頼んだ。

いや、めっちゃええ人やん。「いや〜、良いことですね。」となんかめっちゃ上から目線のように言ってしまった。本当は、ありがとう、!!!と抱きつきたかった。

何がすごいって、敬称を当たり前のようにサラッと聞いてくれるのも嬉しいし、2回、いや、3回くらい、本当にそれでいいのか確認してくれた。そんなこと聞いてもらったことがほとんどなかったので、咄嗟に流してしまいそうだった。

しかも、「みんなに聞いてる。」って。僕がゼミでカミングアウトしたからとかじゃなくて、僕だけに特別なわけじゃないよ、と言ってくれた。今までの初対面対応で一番神がかってる。この人になら、いろいろ話せるかも、話したいかも、!!と思った。

いやー、自分もこんな人でありたい。こんな少しの会話で人を安心させることができるなんて、本当に言葉の力はすごいな。僕も見習わなければ。

あと、どうでもいいがコース室、殺風景で寂しいよね。観葉植物とか買えないのかな。ちっちゃいプライドフラッグ持っていってコップにでもさしとこうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?