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えっ どんなゲームでもレイトレを!? (SSRTGI, RTGI)

できるんだな、それが。しかも半分Nvidia公式で。
ほとんど話題になっていなかったもんで、これを知ったときびっくりしましたよ。

RTGIってなによ

RT(Ray Tracing)の中に、RTGI(Ray Tracing Global Illumination)という技術があります。これは光源からの光を周辺のオブジェクトに映し出すもので、緑色の光なら周辺のオブジェクトが緑っぽくなる、という具合です。また、色の付いたオブジェクトに光が反射すると、その光がオブジェクトの色の影響を受けたりもします。


Before
After

上下のスクリーンショットはそれぞれRTGIの適用前と後のものです。を見比べてみると、青い線に光が反射して、壁に写り込んだ光が青色になっているのがわかります(画面中央の上に光源があります)。他にもオブジェクトの存在感が若干リアルになっています。これがRTGIでできることです。
ただし、これから紹介するものはどちらも単なるシェーダー(ポストエフェクト。画面内の情報のみを使って画面に加工を施す機能)なので、反射元が画面外に出ると反射効果が失われます。ちょうどゲームで陸地を画面外に出すと陸地の景色が水面に反射しなくなるのと同じような具合です。

どうやって使うのさ

実装方法は2つあります。1つめはNVIDIA製GPU限定かつ対応タイトルに限りがあり、2つめは有料(5$)で基本的にどんなタイトルにも入れられて、Rayを細かく設定できます。

SSRTGI

NVIDIA半公式のものはSSRTGIというようです(これはプロダクト名ではなく技術の名前と考えたほうがいいです)。

この一覧の更に一部のゲームで対応しています。

GEFORCE EXPERIENCEから最新のドライバをインストールして(GEFORCE EXPERIENCEを入れていない方は入れましょう。色々便利な機能があって面白いです)、右上の⚙アイコン>全般から「試験的機能を有効にします。」にチェックを入れます。ここでいつまで経ってもロードが終わらない場合は再インストールすると直ります(n=1)。


これ

次に対応ゲームを起動して、Alt+F3>フィルタの追加からSSRTGIを選択すると適用できます。
これだけです。


霧の向こうはうまく描写できないようです。この特徴はこのSSRTGIも、後述のも同じです。

Fallout4を引き合いに出すのは適切ではなかったかもしれません。2015年リリースの割にもともとライティングが緻密なので、劇的な変化を確認できませんね。

有料非公式RTGI

こちらはReshadeというポストプロセスをいろんなゲームに適用するソフトの追加機能的な感じです。
なので、ReshadeとRTGIを別々のところからDLする必要があります。
それぞれのインストール方法は先人がまとめてくださっているのでそちらに譲ります。

Reshade
RTGI

ほいじゃ。

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