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少し早く起きてみたら

最寄りの駅とは異なり、歩いて30分かけて別の駅に足を踏み入れた。夏の蒸し暑さも、朝のひんやりとした時間帯には少し和らぎ、駅に近づくにつれ、都会の中でも名高い観覧車が朝焼けの中に美しく浮かび上がるのを目にした瞬間、笑顔がでてきた。

週末や休日、家族連れやカップル、若者たちで賑わう駅前が、今はまるで幽霊のような静寂に包まれている。この場所から観覧車を独り占め!

普段とは異なる早い起床、そしてここまでの散歩。それはまるで新しい世界への秘密の扉を開けるような感覚で、心に深い満足感と同時に素敵な1日の始まりを感じるような朝だった。

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