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HSP補完計画

日本政府はメンタルヘルスに無関心に近い。
これは以前にも何回か話したと思う。

そして皆さんは本熊より痛感していると思う。

国としての、
社会としてのメンタルヘルスのあるべき姿を語る意味はあるが、今回は少し別の視点から一つ大事なことをお伝えしたいと思う。

行くぞ。HSP補完計画。


人間はどんな生き物なのか

この問題を考える前に、
まず「生き物そのもの」はどういう存在かを
先に考えないといけない。

これは様々な視点から話すことが出来るが、
今回は
・利己
・利他
・害己
・害他
の視点から話したい。

「利己/利他」はよく聞く事だけど、
「害己/害他」は聞いたことがないと思う。

まあ、本熊が作った言葉だから、熊語です🐻


何故作ったかというと、「利己/利他」だけだと、
メンタルヘルスを語るにしては不十分だからである。

「利己/利他」は分かり易い。
発動場面も大体皆は同じことが想像できる。

では、「害己/害他」はどうなの?

熊が思う
・ナルシスト
・定型発達
・HSP
という三つのタイプがストレスを感じる場合の傾向を
「↑」で表現してみた。

サイコパス、ナルシスト

このグループはオムツ時代からデフォルトとして
・利己↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
利他
害己
・害他↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ 

ストレスもあまり関係ない。
彼らの心はずっと安定して一貫性を保っている。

だから、
現代の精神医療の現状からすると、
むしろこのグループが一番健康とも言える。

何故かと言うと、
通院も薬も治療も要らないから。

そして、
本人が犯罪を犯さない限り、
自ら病院に行かない限り、
「レッテルを貼られる機会」がないため、
ずっと「健康」です。


定型発達

定型発達はストレスを感じて心の余裕がなくなると
・利己↑↑↑↑↑
・利他
・害己↑
・害他↑↑↑
のような傾向がある。

そして、心に余裕ができると
・利己↑↑↑
・利他↑↑↑
・害己
・害他
のようになる。

心に余裕がある場合の「↑」のバランスを見てみると、
バランスの取れている生き方であることが分かる。

つまり、
定型発達が大多数のこの社会にとって、
定型発達の人々の心の余裕を守るのが、
この社会の安定を守る前提でもある。

当然、必要な援助以外に
むやみに金を使っちゃいけない。
金をあげればあげるほど、人間は欲深くなる。
そして欲求不満スパイラルに陥る。


HSP

HSPはストレスを感じて心の余裕がなくなると
・利己
・利他
・害己↑↑↑↑↑
・害他
のような傾向がある。

そして、心に余裕ができると
・利己↑↑↑
・利他↑↑↑↑↑
・害己
・害他
のようになる。

ここで注目してほしいところは二つある。


①食らえーーー自責ビームーーー!!

人間の情報感知能力は一つの知能である。

そして定型発達の人間は、
外部に向けて情報を収集するのに長けている。

しかしHSPは違う。

HSPは本来、
外部に対しても、内部に対しても
バランスの良い情報収集能力を持っている。

しかし、
ストレスを感じると、
人間の視野は狭くなり、心が萎縮してしまう。

この「萎縮」という心理状態のせいで、
本来外部と内部の両方に対する情報収集能力が、
両方ともパワーアップしたうえ、
内部のほうにより集中してしまう。

※本来「外部1:内部1」の割合が
    「外部3:内部5」になるイメージ

つまり、
通常より数倍の情報収集力を
自分自身に照射することになる。

この場合は第三者からすると、
本人が自省しているというより、
必要以上に自責していると見える場合が多い。

そして、
HSPの情報収集力は自分自身に集約するため、
外部に対しても敏感にならなければならない。

何故かと言うと、
外部情報も自分自身の自省材料であるから。

そのため、
いくら外部の情報を収集したとしても、
「真の利他行動」には繋がらない。

ただただ自責(害己)に用いるだけとなる。


②HSPの利己・利他行動の前提

HSPはナルシストや定型発達と違い、
心に余裕があるときにやっと利己・利他行動を取る。


何故かと言うと、
普段は自分以外の情報に支配され、
無意識的に利他行動を取ってしまうため、
これは本当の意味の利他行動ではない。

そして、
ストレスから逃げたい上記の利他行動は
「実は自分のための利己行動」と本人が気づいてしまうと、
その利己行動は結局自責の材料となってしまうため、
これも本当の意味の利己行動ではない。

そしてこの自責材料をゲットしたら、
そのまま①で述べたような害己行動に繋いでしまう。

無間地獄だ。

HSPは余裕が出来たら、やっと
「自分を楽にしたい」のではなく、
「他人を幸せにする」のを目的に情報収集能力を発揮できる。

そして、
他人を幸せにする方向に歩んでいることは、
HSPの生存戦略に合う生き方のため、
自分の特性・自分の存在価値が分かり、
初めて満たされる気分になる。

これが真の利己行動である。


人を助けるために自分を助ける

これが今回本熊がHSPの方々に伝えたいことです。

HSPはまず心に余裕を持たせることを
意識して生きるのが大事だと思う。

自分のためにも、
他人のためにも、
HSPは心に余裕がないと何もできません。

苦しかったら、助けを求めよう。
「将来自分が他人を助けるために今助けを求めている」
と堂々と言いましょう。


今回の記事はここまで。

何か良いこと言った気がする。

お気持ちだけで十分です。 お金は自分より立場の弱い人に使ってくださいね🐻