おいそれと差し出せよ本懐
大学の授業をバックレて3日目。どうして大学に行きたくないのか、そもそも行きたくないのか、だとしたらどうしてこうも動けないのか、もう何も分からない。
一日に多くて一食しか食べない生活が馴染みすぎて、自分の本質は結局ここなんだと、馬鹿みたいに卑屈になっている。馬鹿だろ、まじで。
多分一昨日食べたカレーの器がそのまま机にある。昨日飲んだオランジーナが洗剤の味しかしなくて、2口しか飲んでないけどもういらない。ノンアルの檸檬堂が一番美味しい。
今は夜だけど、もう昼間の明るさが思い出せない。
5日風呂に入ってないので頭が痒い。セーラームーンの位置でツインテールをしている、馬鹿なので。
60件溜まってたグループラインも、次のシフトも本当に何一つ見たくない。
誰かの腕に抱かれて泣きたい。心はピクリとも動かないのに、何故か泣きそうになった。
辛い。こんな生活しかできないことが。馬鹿なの?
死にたい。
働いて帰ってきた母親の声を聞いて、自分が馬鹿すぎて死にたい。何してんの?何もしてないけど。
早く昼間になってほしい。もう日差しが思い出せない。自分の部屋のカーテンが開かれた記憶なんて、ここ数年ないけれど。頼むから木漏れ日が。
食べるのも何するのも恐れ多い。何言ってんの?
死にたい。死にたい。
同じ24時間で、朝起きて学校行ってバイト行ってたの信じられない。もう二度と私はここを動けないんじゃなかろうか。いやそんなことないの分かってるけど。早く死にたい。
課題もやりたくない。朝の満員電車も乗りたくない。
今が病めてるなら一体いつからなんだよ。
新しいバイト先に同級生がいた。当時定期テストの点数を競っていた仲で、私は委員長で、彼はクラス代表だった。私がドロップアウトした後も、彼は順調にキャリアを重ねていったのだろう、と思っていたが、再会した彼は記憶にあるより卑屈になっていた。絶妙に長めの前髪で目は隠れて、猫背になっていた。当時の自分を「イキってた」と嘲笑しながら評する彼に、彼みたいな人でも色々あったんだなと思った。「彼みたい」とはキャリアだけみたら順風満帆な、てきとーに言えば普通の人ということだ。その順風満帆の範疇でも紆余曲折あったんだなと思った。また別の人から、また別の高学歴の同級生が普通のカフェバイトをクビになって、ママ活をしてるという噂を聞いた。全てが馬鹿げてて失笑しかないけど、人生をドロップアウトしてない人でも、ちゃんと色々マイナスなことはあるんだなと思った。
ピアスを開けて明日で1ヵ月だ。また一つ増やそうかな。ニードルがあと1本しかないや。
買うだけ買って読んでない古本が積み上がってる。それなのに古本屋巡りがやめられない。最近散財が酷い。
4週連続ミスドを買って、漸く先週完食できた。買って満足して捨てる行為。罪悪感すら芽生えないの終わりだよ。
手が付けられなくなるくらいまで狂うか、真人間になりたい。死にたいよーう。
換気扇から香ってくる野菜炒めの匂い。もう何度も聞いたゲーム実況。丸々一袋分のカントリーマアムのゴミ。時間が存在しない部屋の一角。
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