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「有事の金」は本当か?戦後に見る「金相場の動き」。

この文章は、2023年10月15日に書いてます。

有事(ゆうじ)とは、国家や企業の危機管理において戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの非常事態を指す概念。対義語は平時あるいは日常時である。➡ウィキペディア

金相場は、史上最高値の10,000円を更新した直後、その反動なのか?9500円まで急落したのですが

つい先日、イスラエルとハマスの問題が起こりまして

あっさりと10,000円代に戻り、更に上を目指すくらいの勢いとなっております。

金は、有事の金と言われ

戦争状態や戦争に突入しそうな緊張状態になると上ると言われています。

ここで、戦後の主な有事の出来事と金相場を比べてみました。

➡金相場は田中貴金属様の小売販売価格(税抜き)になります。

1962年 キューバ危機 約620円 ※資料が少ない・・
一応金本位制だったこともあり、前年と翌年の動きもほぼ無し

1980年 ソ連、アフガニスタン侵攻 イラン・イラク戦争 最高値 6495円
前年最高値 3985円 翌年最高値 3895円 その後1984年まで3000円以上

1990年 イラク、クウェート侵攻 湾岸戦争勃発 最高値 2008円
前年最高値 1979円 翌年最高値 1826円

2001年 アメリカが主のアフガニスタン侵攻 最高値 1229円
前年最高値 1140円 翌年最高値 1402円

2003年 アメリカが主のイラク戦争 最高値 1510円
前年最高値 1402円 翌年最高値 1548円

2022年 ロシアウクライナ戦争 最高値 2022年 8154円
前年最高値 6897円 現在 10247円(これだけ税込みです)

2023年 イスラエル、ハマス戦争状態 最高値 10247円(これだけ税込です)

有事の金の歴史を振り返るってみると
相場的には、1990年代が少し落ち着いていて

そこから
21世紀に向かうにつれ
規模が大きくなるにつれ

争いも激しくなってるような気もします。

そして、今

人によっては、すでに第三次世界大戦だととも言う声もあるくらい

緊張感が高まりつつある状況です。

金は、人々の争いに敏感です。

残念ながら、有事になればなるほど
金相場は高騰します。

もし、さらなる大きな戦争が起これば、金相場は急騰ではなく一時的に、下落するかも知れません

信じられる資産が、限られるからです。
売り手と買い手の需要と供給の問題です。

➡ちなみに、第二次世界大戦中は、金本位制もあり価格は動いておりません。

いずれにしても
有事によるこれ以上の高騰は

なんとなく対岸の火事と思っている
わたしたちの生活にも、影響を及ぼすのかも知れません。



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