【ブックレビュー】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2

5月に2年間の育休から職場復帰して1か月ちょっと。

仕事をしていて思うのが、頭が働かないこと、新しいことは1度で覚えらえれないこと、そして言語化スキルが必要ということ!!

親しい同僚に相談すると、物事を咀嚼する、わかりやすく翻訳する、それってつまりどういうこと?に対する答えを何をどうするっていう短文で表現できるように考えている。シンプルだと伝わりづらいので例え話もセットして、相手の反応を見ているといっていた。

大丈夫、育休明け、かつ新しい仕事内容なだけ。能力はあるから半年もすればなれるよ、と励ましてくれた。

何事も訓練なのでだいぶ放置していたnoteを使って言語化する訓練から始めることにした。

今日はフレキシブル休暇なる、有給とは別に上半期中に7日取らないといけないお休みの日。子供たちを学校、保育園に預けて一人の時間を満喫する日。

育児中、体力もないし気力もなくて読めていなかった本を読む。本だけは出費を惜しまない親のおかげで気になったらどんどん買う。けど今はほぼ積読。

何冊か選んだ中で「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」を読了した。

この本はイギリスに住む日本人の著者が、アイルランド出身の旦那さんと、中学生(高校生?)の子供との日常を描いている。

読もうと思ったきっかけは、イギリスのどちらかというとポッシュではないエリアに住む家族の話だったから。私はいわゆるロンドンのEAST ENDに短い期間住んでいたことがあり、共感できる話だと感じたから。

日常生活の様子、特に子供を通じて学校の様子にも興味あったし、日本人でイギリス人と結婚してイギリスに住む女性のことも知りたかった。

読了して、イギリスに住むことがうらやましいとか、おしゃれだなとは全然思わなくて、日常で起きていることは、それはイギリスだろうと日本だろうと変わらないと思った。

選挙、貧困、環境問題、LGBTQなどのテーマを日常の中の出来事を通して書いていてとても身近だと感じた。

また、著者の子供へのまなざしも参考になった。彼女の子供がうちの子よりも大きいこともあるが、1人の自立した人としてリスペクトしている。

私と長女への関係性を顧みるいい時間だった。もっと観察して、思い込みを捨てて話を聞く姿勢が大事だと感じた。

文筆業を目指すとかではなく、人に伝える、思考を整理するためにも物事を感じるだけではなくて、客観的に日常の出来事を観察して言語化するスキルはあったほうがもっと豊かな時間を過ごせると思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?