12月2週目レポート~自分のままで突き抜ける無意識の法則~

タイトル:自分のままで突き抜ける無意識の法則
作者:梯谷 幸司
出版社:大和書房

先週の振り返り

ゴール設定について
今月のゴール設定としては、来年にも関わることになります。
1カ月で終わるものではなく、中長期的に取り組んでいきたいと思います。
今月のゴール設定としては、
まずは、社内調整力をアウトプットして、感覚をつかむことです。
社内調整力は、役職者(事業推進者)にとっては必須スキル
社内調整力をさらに因数分解すると
1.関係者の利害の把握
2.利害分析
3.利害調整

この本を選んだ理由

社内影響力をより発揮していくために社内政治のスキルを因数分解し行動に落とす流れををゴール設定として定めました。
ただ、社内調整を上手くやったから全て上手くいくかというと
そういうわけではない。すこし改善されたね程度で大きく変わることではない。どちらかというと凡事徹底の領域でもあると感じました。
そして、私は社内調整をうまくやっていくことも大事ですが、
普段の考え方、発言、物事の捉え方が結局のところ仕事に現れるのはないかと思いました。
その中で一つ一つの仕事や事象に対してどういう捉え方をすれば、より自分のまま社内でも発言力や影響力を発信できるか考えて本を選びました。

目の前の現実がガラリと変わる無意識の話

生存欲求で生き延びようとするのが、なぜだめか
・はっきりとした目的を持ち、主体的に生きている人は生命力が強化されますが、そうではなく、ただ義務感や生存欲求でのみ生きていると、人の免疫や生命力は弱まってきます。
なぜならば、
『生き残りたい』とか、『安心・安全がほしい』と思うと脳は苦痛な記憶ばかりを保存したがるのです。
つまり、【脳は逆に動く】という事です。
例えば、 お金がほしい→お金がない→お金に不安がある。
     生き残りたい、安心、安全が欲しい→苦痛

コントロールする力を高める

新型コロナウィルスの中で『あなたが見出した最高の喜び』は何ですか?

新型コロナウィルスは、お祝い事でもなければ、行事でもない。どうせなら
無ければよいとみなさん思うはずです。
ですが、本来、物事にはネガティブもポジティブもありません。
ただ、その現象がおきただけです。

陰陽太極図は、森羅万象のバランスを表しています。
円の中に陽(白)と陰(黒)が絡まり合って存在しています。
ただ、よく見ると陽の中に陰があり、陰の中に陽があります。
陰と陽は必ずワンセットで存在し、『完全な陽』、『完全な陰』は存在しないという事です。
コロナの話に戻りますが、
今回のコロナ禍についてもただの陰つまり、絶対的に悪いもの、ネガティブな出来事として捉えて思考を停止してしまっては、バランスが取れなくなります。

苦難が苦しみでなくなる驚くべき質問
『今回の新型コロナウィルス騒動の中で見出した最高の喜びはなんですか?』
⇒火事場の馬鹿力じゃないけど人は、追い込まれないと、決定的なアイデアは出ない。新しい時代を生き抜くため、古い自分から脱皮し、変化を遂げる必要があります。新型コロナウィルスという事象もただ、ネガティブに捉えるのではなく、新しく生まれ変わる【試練】と捉えられれば、大きく自分を変えることもできる。

「過去の知識」からではなく、「起きた現実」から学ぶ

・一般的に人は何か学ぼうするとき、決断しようとするときに過去の知識に頼る。
・だが、これからは目の前で起こっている現実から学んでいくことが重要になる。
・自分の「未来の目的」から考える。これは、独自の視点を獲得するために非常に有効な方法

2011年に東日本大震災のときにある中華料理やさんであった出来事ですが、
そこのお店のスタッフはほとんど中国人だったので、ほぼ全員が本国に帰ってしまいました。ところが、これまで下っ端扱いされていた一番若いスタッフ一人だけが残ったそうです。そのスタッフから驚きの発言があったそうです。
『こんな時だからこそ、暖かい食事で地元の人たちを元気づけましょう。残った僕たちだけでなんとか店は回していきましょう!』
そして停電の中ろうそくを立てて何事もなかったかのように営業を再開したそうです。
店のスタッフがいつもの調子で営業をしていますから、この店に来たお客さんたちは大きな安心感を得たとのことでした。
そしてこの店の売上は、震災前の前年の売上を大きく超えていたそうです。

そして、今まで、偉そうにしていた幹部たちがいなくなったことで、
いままでは、幹部の陰に隠れていた若いスタッフがメキメキと頭角を現すようになったと。

つまり震災のおかげで、お店は本当にやる気のあるスタッフだけが残ってもらうことができたと。
この経験は、自分にとって悪いことだけではなかった。本当はなんらかの気づきを与えるため、もたらすために起きたと解釈を付けなおしたとのことでした。

他社基準ではなく、徹底した自分基準であれ

メタ無意識とは?
人生の器であり、前提です。方向性やパターンによって、生まれる結果が違ってきます。メタ無意識には、複数のパターンがあります。
ここでは、自分のメタ無意識に、徹底した『自分基準』、そして、『未来基準』が重要です。
マークザッカーバーグは、幼い時
何か欲しいものがあった時に父にお願をすると必ず理由を聞かれたそうです。そして、その理由が、『周りはみんな持ってるから』という理由だと買ってもらなかったとのこと。
逆に『強くなりたいから』、『○○できるようになりたいから』という内容であれば、何でもやらせてあげたそうです。
マークザッカーバーグは徹底した自分基準が培われるように育てられたとのことでした。
そして、マークザッカーバーグはいつも同じ色の洋服を着ています。
それは、朝に洋服選びのエネルギーと時間を使いたくないから。
周りの目等どうでもいいし、気にもかけていません。

現在が同じ状況でも判断軸が無ければ、未来は大きく変わる。
『他社基準型』では、
やるかやらないかを自分以外の他社の基準で判断するパターンです。人に褒められたら上手くいったと言える、という判断基準

『自分基準型』は全く逆です。自分の内側の信念や価値観に照らし合わせて、やるかやらないか、上手くいっているか、上手くいっていないか判断する基準を持っています。

自信を育むのは、自己有能感+自己決定感
自己有能感
┗自ら行動を起こして目的を達成する経験を積み重ねること。
自己決定感
┗物事を自分で決めたという感覚

今回の学び

今回この書籍を読んで、起きた事象についてどうしても周りに流されがちですが、捉え方を変えれば、天災さえもビジネスチャンスにできますし、自分を大きく変えるきっかけにもできます。
また、自分自身を振り返りながら本を読み進めておりましたが、どうしても『他社基準』で物事を進めていました。褒めてもらう、認めてもらうことにやりがいを感じていました。だから、目の前の業務についてはすぐに数字がでて成果がでて、褒めてもらえる。
でも、もっとやるべき自己研鑽や周りへのGIVEはすぐに成果も出なければ、批判から食らってしまいます。だから、自分の中でこうした方がいいという意見があっても、他社にゆだねてしまっているので、上手く判断できずにいました。自分で決めた感覚や自分で行動を起こして達成した経験がまだまだ少ないからです。今後は、自分で決めて動く。ここに徹底していきます。

今後のスケジュール

■3週目のアウトプット内容
★委員会についてあらためて今後の方針を決める。
 ┗お互いに自分基準で話あい決める。
  今後も参加するのかしないのか、この場をどう活かしたいか。
ここでは、自己決定感を培っていきたいです。

■4週目アウトプット内容
★セールスチームの今後について決める。
 ┗現在のやり方はあくまでも拓也さんを中心に決めたやり方なので
  自分が判断したやり方を提案し進めていきます。
セールスチームについては、業務にダイレクトに影響する部分なので、
相談は必要ですが、自己有能感を培っていきたいです。


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