子宮筋腫と私 ①発覚

2019年5月、子宮筋腫核出手術を受けました。
巷に子宮筋腫の情報や個人的な体験記はたくさんありますが、「こんな人もいるんだな」ということと、女性が婦人科を受診するハードルが下がるといいなと思い、綴っていきます。
※昔の記憶をたどりながらになるので、一部曖昧なところもあります。また、医療も日々進化しているので、現在とは違う治療なども出てくる場合もあると思います。
あくまで私、にじいろ。個人の体験記として読んでいただけると嬉しいです。
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2013年5月のある土曜日、美容室を出たところで異変が起きました。
「パシャッ」という音と共に、下着が濡れる感覚を覚えました。
「!?」何が起きたかわからず、近くの駅ビルのトイレの個室に駆け込みました。
確認すると、おりものとは違う、微かに血の混じった透明な液体がパンツを濡らしていました。
取り急ぎ下着の水分をトイレットペーパーで取り除き、(たまたまその日はスカートで服が濡れることはなかった)帰宅しながら最近の体調を思い返してみたが、いつも通りで変わったことはありませんでした。
自分の身体に何が起きているのかわからず不安で、帰宅してからネット検索をかけたものの、私自身の症状に合致するものはなく、「これって何かの病気?」と余計に不安になりました。

休み明け、体調を崩してしまったので仕事を半休して近所の内科を受診した後、すぐ近くの産婦人科を受診しました。

担当してくれたのは院長先生で、症状と最近の生理周期を話すと、「まずは内視鏡で診てみましょう」ということに。
その病院は産科に力をいれていたこともあり、内視鏡の映像が検査を受けながら見られるようになっていて、様子をうかがっていると、黒い丸いものがいくつか見えた。
先生が何やらその黒い丸いものの大きさを測り、「痛くない?」と何ヵ所もお腹を押され、ところどころで「痛いです」と言いつつ内視鏡検査を終えました。
検査後に先生から
「子宮筋腫がこことこことここに複数見つかりました。病名としては多発性子宮筋腫です」
「透明な液体は数日経ってるから、直後に来てくれないと原因はわかりません」
「子宮筋腫は良性の腫瘍なので今すぐどうこうしないといけない病気ではないが、薬で治るものではありません」
「ただ、妊娠を希望する場合は、妊娠しにくかったり、妊娠できても胎児の成長に影響が出ると思います。」
「治療は、手術して筋腫を取るか、注射をするホルモン治療、あと、漢方治療です。終始は物理的に筋腫をなくしますが、薬と漢方薬は体質にもよるので効くかどうかは何とも云えません。どれにしますか」
と言われました。

いきなりの病名告知にビックリし、子宮筋腫自体も知らなかった私は、「治療どうします?決めてください」の圧にビックリし、
漢方薬治療を選択し、様子を見ることに。

ここから、私と子宮筋腫との長い付き合いが始まりました。

(つづく)

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