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達成不可能な売り上げ目標が上乗せされたら、中間管理職のあなたはどうするべきか?

サラリーマン歴26年、脱サラ起業5年、再度サラリーマン歴10年、現在63歳の私が過去の経験から回想したことを話します。

中間管理職の皆さんに当てはまる話です。

部門会議や本社経営会議に参加され、トップや上司から『達成不可能な売り上げ目標を上乗せされたら、中間管理職のあなたはどうすべきか?』

結論としては、

①具体的方策をおもいきって提案する。

②どうしても無理ならその根拠を明確にしつつ、拒否する。

この二つしかありません。

その理由としては、

①上記2点の根拠も示さず、『とりあえず頑張ってみます』と返事するのは、『その場しのぎの逃げ』でしかありません。

設定期限が近づくにつれ、未達理由をどう説明すべきかと眠れない日々がやってきます。そしてまた会議で叱責され、あいまいな返事で逃げるしかなくなります。いつまでその悪夢のようなルーチンを繰り返すのですか?

②経営陣としては、『空箱を積む』のが一番楽だからです。

現場からの数字と目標とに乖離がある場合は、思い切った戦略の変更とか部門の縮小、リストラなどという施策を考えるべきなのですが、それ自体はリスクや痛みを伴うため、おまえらで何とかしろというのが経営陣の本音なのです。

とは言え、具体的打開策を提案するというのは数日間で思いつくものではありません。

中間管理職の立場で一番大切なことは、

①常に長期的視点で自部門の成長シナリオを描いておく。

②自分が仕事で一番何を大切にしてかという自分の軸を定めておく。

以上の2点です。

私の場合も最初の26年間のサラリーマン人生で、ある部門の製造部長、品質管理部長、生産子会社の社長を兼務させられ、本社の経営会議に参加していた時期がありました。

その会議の場でのやり取りは、前述したように、自部門で積み上げた目標数値に対し、本社トップからは、それでは足りない、目標数値はここまでやれ!

いや、それは出来ません。

何故だ?

それは。。。。(モゴモゴ)

達成するという数値を明後日まで経営企画まで提出せよ。

なんとか数値を積みなおします。。。。

自部門へ戻り、関係者を集め、トップからの積み上げ数値(空箱)はこれだけだ、なんとか数字を作って欲しい。そのための方策を考えて欲しい。

なんと自分も部下へも、空箱を積ませていたのです(情けない)

こんなことを繰り返していくうちに自分でもこの悪夢のルーチンが本当にイヤになったので、前述したように、常に自部門の事業の成長シナリオを考えるようになりました。

具体的には、

①同業他社とのアライアンスを模索し、実現させた。

②不採算部門のリストラを敢行した。(肩たたき実施や他部門への異動)

③自部門内で生産性改善チームを発足させ、コストダウン活動で、あらゆるムダを削減し、削減した原資で生産性向上のための設備投資を行った。

現場は三交代の連続操業だったので、家にも帰らず、率先垂範を心掛け、集中して取り組みました。

その結果、本社トップが積み上げてきた空箱を満たす数値を叩きだすことは出来ました。

しかし、副作用として、心身ともに疲れ、うつ病にもなりかけ、妻や家族にも心労をかけてしまいました。この点は、やるにもホドホドをわきまえるべきだと回顧しています。

しかし、一旦定めた自分の軸をブレさせないという信念は今も持ち続けています。

皆さんも上司やその上の人から、できそうもないノルマを課せられることはあると思います。

理不尽だ、納得できないとボヤいてばかりでは何の解決にも至りません。

常に自分の仕事に対するビジョンを描き、上司から指摘される前に自分から改善案を提案するというスタンスで毎日を過ごすのはどうでしょうか?

しかし、自身の健康、家族の存在をないがしろにしてはいけません。

危険信号が点滅しだしたら、そこから退避するというのも選択肢です。

勇気を持って進む、勇気を持って退避です。

自分の信念を持って取り組めば、どんな結果になろうとも首まで取られることはありませんからね。

『24時間働けますか』のリゲインのコマーシャルがガンガン流れていた頃を思い出し、回想してみました。

中間管理職の皆さんに何かの参考になれば幸いです。

そんじゃまたね!

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